【ONEPIECE 1102話”くまの人生”】ネタバレ・感想・考察!意味が変わる「完全崩壊」,お前の死は迷惑である!!!

【最新話・ネタバレ】今週のワンピース
スポンサーリンク

1102話で明かされた最新情報・ネタバレ情報などをまとめました!

※ネタバレ注意

2023年12月25日発売 週刊少年ジャンプ2024年4・5合併号掲載

【前の話】1101話 【次の話】1103話

スポンサーリンク

【扉絵】5匹の狼とボニー!

今回の扉絵は扉絵リクエスト!リクエスト内容は,

「オオカミたちが食べるのを楽しみに一生懸命作った山積みのホットドッグを次から次へと勝手に頬張るボニー」

P.N.トシカZOO

でした!

オオカミ4人が作っているホットドッグにケチャップをかけて食べてしまっていますね。

それに1匹のオオカミだけが気づき、指を指して驚いています。

なんか五老星とイム様みたいに見えますね。

ボニー(=イム様)のわがままに振り回される5匹のオオカミ(=五老星)みたいな。

五狼星?

【くまを探して】ボニー海賊団上陸!

引用元:ONE PIECE1102話

1102話は、ボニー海賊団が、くまを見かけたという島に上陸する様子からスタート!

船員「ボニー‼︎ 間違いねェ‼︎ この島にくまちーが‼︎」

ボニー「ボニーじゃねェ‼︎ せ・ん・ちょ・お〜‼︎」

船員「わかったわかった船長‼︎ だが島にゃ海軍も一緒に・・・」

ボニー「ヤロー共ォ〜‼︎ じょ〜りく〜だァ〜!!!」

と、海軍がいることもお構いなしに上陸

ボニー海賊団のメンバーはくまと同年代

しかし初登場のシャボンディ諸島編を見てみると、彼らは一貫してボニーを「船長」と呼んでいます。

これは、ボニーが「船長」と呼ばれることにこだわっていたからなんですね。ちょっとした伏線が回収されました。

この様子を見たくまは、

くま「会うわけにいかないんだボニー・・・わかってくれ・・・」「ーーしかしよりによって海賊になるとは・・・‼︎ 私を追って来るな」

と、きっちり政府との契約を守ります。くまの性格が出ていますね。

↓ボニー海賊団の船の上で

ボニー「なんでいねェんだよー‼︎」

船員「もー海賊になっちまったんだからゆっくり捜そう船長」

ボニー「ねー‼︎ そんじゃあたしニカも探したい」「お父さんに会えた時、ニカあの島にいたよって教えたら喜ぶだろうなー」

と、ボニーはくまと一緒に「ニカ」も探すことを決意

お父さんにニカを見せてあげたいようですね!!

【人間のクズじゃねェか!!!】海軍から見たボニー海賊団

ここでは、「海軍から見たボニー海賊団」が海兵のセリフから判明。

ボニー「ボニー海賊団だァ〜!!!」

海兵「海軍全体に拿捕命令が出てる!!!」

海兵「奴らの通った後にゃ傷ついた老人や子供が転がってるらしい‼︎」

海兵「人間のクズじゃねェか!!!」

と、ボニーのトシトシの実によってまさかの大悪党に見えていたみたいですね!

ボニーはトシトシの実の能力で敵の年齢を操り、弱体化させて戦うので、戦った後には、老人や子供に変化させられた敵たちが転がっているため、はたから見ると大悪党に見えるわけですね。

【懐かしい】〝東の海〟ではルフィがアーロン撃破!

一方その頃東の海イーストブルーでは、ルーキー”麦わらのルフィ”が、魚人海賊団アーロン一味を撃破し、頭角を表します!

10巻あたりで描かれた内容ですね!

あの頃と同時期に,ボニーたちはくまを探し求めて航海していたようです。

【ドラゴン】スモーカーを危険視?ルフィの見送り?

この頃ドラゴンは,サボにローグタウンの管轄は誰なのか尋ねます。

サボ「ローグタウン?何しに行くんです?」

ドラゴン「いやァ・・・あの辺は誰のナワバリだ?」

サボ「スモーカー大佐です」

ドラゴンは、ルフィたちのローグタウンの出航を手助けし、この際スモーカーを足止めしていましたね。

「スモーカー大佐にはまだ勝てないだろ〜」

と思ってドラゴン来てくれたんですかね!

「ルフィお前スモーカーは無理だろ〜助けに行くか〜」みたいな

【ルフィの手配書】ルフィをジンベエに見せるエース

引用元:ONE PIECE1102話

アーロン一味を撃破した麦わらの一味の船長「モンキー・D・ルフィ」は、賞金首となり、手配書が発行されました。

↓ルフィの手配書を見たエース&ジンベエ

エース「ジンベエジンベエ これ誰の弟だと思う?」

ジンベエ「アーロン一味を倒した⁉︎ この小僧が⁉︎」

エース「答え‼︎ おれの弟〜‼︎」

エースは嬉々としてジンベエに、弟を紹介します。

弟が名を挙げたことに注目しているエースと、何かやらかさないか心配していたアーロン一味を撃破したのがこの小僧(ルフィ)なことに注目しているジンベエ

この後に続く会話はこのようになりそうですね↓

ジンベエ「エースくん!この男はあんたの弟かい⁉︎」

エース「そうだぜジンベエ‼︎」

ジンベエ「アーロンのやつが何かやらかせばすぐに行くつもりじゃったがのう・・・」「エースくんの弟さんには頭が上がらぬわい」

みたいな会話が予想できますね!

ちょっとミス?

このシーンは、時系列を厳密に考えると、もしかしたら若干ミスかもしれません。

エースは、部下であるティーチ(黒ひげ)がサッチを殺して逃走した時に、それを追って自身も船を飛び出しました。

黒ひげ海賊団は、ルフィたちがドラム島に上陸した数ヶ月前に、ドラム王国を襲撃しています。

そのため、ティーチがサッチを殺して逃走したのは、ルフィたちがドラム島に上陸する数ヶ月以上前ということになります。

ルフィたちはアーロン一味を撃破してから、

ココヤシ村出航

ローグタウン

グランドラインへ入る

双子岬

ウイスキーピーク

リトルガーデン

ドラム王国

と冒険します。

各島には1〜2日ほどしか滞在していないため、アーロンが撃破された時には、すでにエースは船を飛び出していそう。

そのためミスかなーと思いましたが、エースは船を飛び出す際、仲間たちに止められてるので、ティーチが逃走した直後に降りたわけではないのかもしれませんね。

※粗探しのような文章になってしまったため、不愉快に感じてしまった方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ございません。

【鉄の掟!!】ボニー海賊団のおきて

ボニー海賊団を結成したボニーは、海賊らしくあるための「鉄の掟」を発表!

ボニー「海賊らしくあるための鉄の掟‼︎ 欲しい物はうばいとれ‼︎(悪者から)」

船員たち「奪い取れェ‼︎」

ボニー「人助けはするな‼︎(なるべく)」

船員たち「するな‼︎」

かっこの中にボニーの人柄の良さが出ていて大変かわいいですね!

初登場したシャボンディ諸島では、天竜人に撃たれた男性を病院へ届けるゾロを見たボニーは,「海賊が人助けなんてとセリフを発していました。

これもちょっとした伏線が回収されたような感じですね。

他の海賊が助けた時にはこんなことを言いながら,ボニー自身もシャボンディ諸島でゾロを助けています。とてもいい子!

口紅とリングの意味・活躍する意味

引用元:ONE PIECE1102話

ボニーは、口紅の塗り方と、右目下のリングが特徴的ですね。

ギョギョ「そうそう 口紅はたしかそんな感じで塗るんだ」

ボニー「よし‼︎ 大人‼︎」

と、口紅とはかけ離れたようなギョギョに教わっています。

ボニー「ほっぺは何もないとお父さんがあたしって気づかねーかもしれねェ」

と、くまに気づいてもらうために、かつて青玉鱗せいぎょくりんの石が発現していた場所にリングをつけるようになります。

これに続いて、

ボニー「あとは有名になるんだ‼︎ そしたら必ず気づいてくれる‼︎」

と、くまに気づいてもらうために有名になること決意

確かに思ってみると、ボニーは政府に追われる存在となるため、目立つようなことはしない方がいいはずです。

しかしシャボンディ諸島に上陸した時には,1億超えの大型ルーキーとなっていました。くまに自分のことを気づいてもらうために名を挙げようとしていたんですね。

【宣戦布告したルーキー】ルフィの素性を知るベガパンク

引用元:ONE PIECE1102話

くまはエッグヘッドを訪れ,自身のクローン兵が大量に生産されている様子を目撃します。

↓くまとベガパンクの会話

くま「気味が悪いな」

ベガパンク「じゃろうなー」
「お前の改造と共に順調じゃ」
それより聞いたか 世界政府に〝宣戦布告〟した小僧の話」

くま「…」

ベガパンク「え⁉ ドラゴンの息子⁉」

くま「いずれ記憶を見せるお前に隠すこともないだろう」

と,ベガパンクはここで,ルフィがドラゴンの子であることを知ります

会話を見るとベガパンクをルフィのことを知ったのはエニエス・ロビー事件が起きてからだと思われます。

約800年の不落の神話を持つエニエス・ロビーを陥落させた小僧が表れ,さらにそれがドラゴンの子であると知ったベガパンクはかなりの驚きだったことでしょう。

くまは続けて,

くま「何の因果かゴムの能力で政府に歯向かう男 まるでおれの憧れニカの様だ」

とベガパンクに説明。

後述しますが,くまはルフィのことをニカだと認識していないにもかかわらず,今後ニカのように人々を救うのはルフィだと確信しています。

くまは,ドラゴンの「子は親の弱点だ」という考えを知っていたにもかかわらず,ベガパンクにルフィがドラゴンの子であることを教えました。

これは,ルフィがこれからも成長し,ドラゴンの弱点にはならなくなるくまの中で確信していた様にも見えます。

【なぜ耐えられた】今見るとタフすぎるゾロ

くまは2年前,政府の命令で麦わらの一味の完全抹殺のためスリラーバークへ訪れました。

そのためルフィたちは,モリアとくまの王下七武海の2連戦を強いられることとなりました。

くま「政府の特命はお前たち(麦わらの一味)の抹殺だが…〝麦わらのルフィ〟の首一つおれに差し出せ」
「政府も文句は言うまい」

麦わらの一味(ルフィ以外)「断る!!!!」

くま「残念だ」

ここでくまは,モリアとの交戦で力尽きたルフィの疲労を,ニキュニキュの実の能力で取り出します。

そしてこの苦痛を,身代わりになると名乗り出たゾロに受ける様持ち掛けます。

くま「〝熊の衝撃ウルススショック〟」(ここでルフィの疲労を取り出す)

ゾロ「ルフィは 海賊王になる男だ」

くま「身代わりになるというなら お前がこの苦痛を受けろ(これはおれでも気を失うかもな)」

ゾロ「…」(苦痛を受けきって仁王立ち)

くま「…いい仲間を持ってる さすがはあんたの息子だな ドラゴン」

くまはルフィから取り出した疲労の塊を見て,「これはおれでも気を失うかもな」と感じています。

つまり,バッカニア族で巨人族の血を引き,常人よりもはるかに高い防御力を持っているくまでさえ気を失うかもしれない苦痛だということです。

そう考えると,この苦痛を耐え切ったゾロかなりのフィジカルと精神力の持ち主ですね。ゾロの株がまた爆上がりです。

くまはあくまでもルフィ一人だけに注目しており,スリラーバークに訪れた時もルフィだけを助けようと「〝麦わらのルフィ〟の首一つおれに差し出せ」と言いました。

しかしこのゾロの行動を見て「麦わらの一味」の箱推しになったように見えます。

【見納め】ボニーを見納めるくま

続いて,2年前にルフィやボニーたちが一斉にシャボンディ諸島に到達したころの様子が,くまの視点から描かれました。

くまはこの時,ピザを爆食いするボニーの様子を店の外から眺めます。

くまはこの直後に,完全に人格を奪われてしまうため,これがボニーの見納めとなります。

ボニー海賊団船員「船長 あんまり騒ぐと海軍が!!!」

くま「(これが見納めか…すっかり逞しい海賊に ボニー…!!!)」

この時のコマを見ると,くまはボニーの左側,つまり右目下のリングの反対側から見ているため,リングは見えていません。それでも一発でボニーだと分かっています

ボニーはくまに自分の事を気づいてもらうためにリングをつけましたが,そんな心配は無用でした。

くまのボニーへの愛は,ボニーの顔から石が無くなったからと言ってわからなくなるほどのものではありません。

【世界を救う男だ】意味が真逆になる「完全崩壊」

くまはシャボンディ諸島にて、「海賊が天竜人に手をかけた」という声を聞きます。

観客「海賊が天竜人に手をかけたァ〜!!!」「海軍本部から軍艦が来るぞ〜!!!」

くま「(人間屋ヒューマンショップ・・・‼︎ 誰が⁉︎ 天竜人に何をした⁉︎ ーーそれは世界のタブーだ ここは海軍本部に近い‼︎ 自殺行為だ)」

人間屋ヒューマンショップの中を見る)

くま「(また・・・‼︎ “麦わらの一味”!!! まさか魚人族をかばって・・・!!? おい“麦わらのルフィ” これはおそらく何百年もの間・・・誰一人やれなかった大逆事件だぞ!!!)」

はっちゃんが銃撃され、それに怒りチャルロス聖を殴り飛ばしたルフィくまの視点から描かれました。

これまで、「麦わらのルフィ」単体で注目していたくまでしたが、スリラーパークの一件を経て麦わらの一味全体を注目し始めたように見えます。

そしてパシフィスタ,戦桃丸,大将黄猿がシャボンディ諸島へ進軍し,麦わらの一味が狙われます。

くま「(ドラゴン イワちゃん 何も言わず 消えゆくおれを許してくれ)待てPX-1」

ウソップ「え~また出たァ~っ!!!」

ルフィ「ゾロ!??」(ゾロが飛ばされる)

くま「(おれがこの世を生きた証は…ひっそりと残していく ボニー そしてこの少年の未来の中に)」

(麦わらの一味がどんどん飛ばされる)

ルフィ「仲間一人も…!!! 救えないっ…!!!!」

くま「(そんな事はない…!! ーーただこれが〝新世界〟のレベルだ お前達にはまだ早い…!!)」

(ルフィは何もできずにただくまを必死のまなざしで見つめる)

くま「(まだ来るな お前はいつか 世界を救う男だ)」

(ルフィが飛ばされる)

くまは,ルフィがニカのように世界を救う男であると信じて,スリラーバークに続きシャボンディ諸島でも助けました。

スリラーバークではルフィ一人だけを救おうとしましたが,シャボンディ諸島では麦わらの一味全員を救いました。

シャボンディ諸島編513話の「完全崩壊」は,真逆の意味となりました

【自爆スイッチ】くまを恐れるサターン聖

くまの人格を奪った張本人であるサターン聖は,ベガパンクに,くまに自爆スイッチを付けるよう命令します。

ベガパンク「自爆スイッチを!!? どこまでくまを恐れとるんじゃ!!!」

サターン聖「恐ろしい〝人間兵器〟に変貌させたのはお前だろう」

ベガパンク「威権順位はあんたらがトップじゃ」

サターン聖「ーーだが命令圏内にいない時奴が暴走したら 誰が止める」

サターン聖「口答えするな雇われのしがない科学者よ」

ベガパンク「ーーではそれをつける代わりに少しだけ自我を残させてくれ!!」
「二重人格のように意識を切り換える脳の回路を発明した!! これを試させてくれれば…」

サターン聖「私は命令したのだ ベガパンク…」
「自我を残すことは絶対に許さん!!!」
「私も科学者ウソはつけんぞ」

と,サターン聖は聞く耳も持ちません。

ベガパンクは,意識を切り替える脳の回路を発明しましたが,それを試すことすら許さず,自爆スイッチは有無を言わさずつけさせます。

くまに本当に自爆スイッチが付けられたのか曖昧なままこのシーンは終わりましたが,ついているような気がしますね。

現在くまは,革命軍の本拠地カマバッカ王国から謎に飛び出し,マリージョアを超えて新世界へ向かっており,エッグヘッドへ向かっているのではないかと言われています。

エッグヘッドでボニーを救ってその場で爆破させられるという展開などが考えられますが,できれば起きてほしくはないですね。

ボニーだけではなく,くまにも幸せになってほしいです。

【余談】雇われのしがない科学者(天才科学者)

サターン聖は,ベガパンクを「雇われのしがない科学者」と呼んでいました。

そしてルフィたちがエッグヘッドへ到達したとき,ベガパンクのサテライトたちは,

Punk-2 リリス「わしァ 政府に雇われたしがない〝天才科学者〟Dr.ベガパンクじゃ!!!」

Punk-5 アトラス「おれか…雇われの…しがない〝天才科学者〟Dr.ベガパンクだ!!!」

と言っています。

「雇われのしがない天才科学者」というのは,くまを救えなかった自身への戒めのような意味で言っているのかもしれません。

サターン聖は「雇われのしがない科学者」と言っていたのに対して,ベガパンクは一貫して「雇われのしがない〝天才科学者〟」と,天才科学者と言っているのは,こだわりかもですね!

【彼らの〝船〟】船を守るプログラム

↓サターン聖から自爆スイッチをつけることを命令された後のベガパンクとくまの会話

ベガパンク「ーーしかしそれではくまは!! ボニーは!! 二度と会えずに」

くま「気持ちは受け取ったよ…ベガパンク」

ベガパンク「え…!? 聞こえるハズは…」

くま「おれの〝聴覚〟を超人的にしたのは誰だ?」

ベガパンク「ーーさて!! お前の自我を消す日だくま…」
「2年の付き合いだったが楽しかったのう!!」

くま「ふふ…そうだな…」

ベガパンク「最初の任務は〝白ひげ海賊団〟との戦いになりそうじゃな クローン兵の大量出撃を要請されとる」

くま「ーーそれを終えた後…プログラムしてほしい任務がある」

ベガパンク「?」「〝麦わらの一味〟の…船を守る!?」

くま「船員が帰ってくるまで…彼らの〝家〟を死守したい…」
おれは・・・もう彼らの成長を見ることはできないが…」

と,くまはベガパンクに,麦わらの一味の船を守るようプログラムしてほしいと願い出ます。

フランキーが最初にシャボンディ諸島にたどり着き,その時サニー号を守っていたのが,一味を飛ばした張本人であるくまだったことに読者も驚きました。

くまがどのような意図でサニー号を守ったのか,それとも守らされていたのか,当時はさまざまな憶測が飛び交いました。

くま自身が〝麦わらの一味〟の家を死守したいと思い,ベガパンクにプログラムを依頼していたのでした。

【おれは…彼だと思う】その行動に心震えるくま

上記の2人の会話の続き↓

くま「船員が帰ってくるまで…彼らの〝家〟を死守したい…」
おれは・・・もう彼らの成長を見ることはできないが…」

ベガパンク「何を夢見とるあの小僧に…」

くま「ーー彼が取る行動に心が震えるんだ」
「ニカはただの伝説だ でもおれはボニーに教えた…解放のリズムに乗って人々を笑顔にする戦士がいると!!」
「もしこの海を大きく変えるヒーローが現れるとしたら…!!」
「おれは…彼だと思う」

ベガパンク「〝革命軍〟が〝海賊〟に賭けたか…ずいぶんなダークホースを選んだな…ぺぺぺ」
「ーーその〝矛盾〟こそ人間の証である」

くまはルフィの行動にニカの可能性を感じたことをベガパンクへ告げます。

厳密にいうと,くまはニカそのものについてはただの伝説と思っているようですが,ニカのような”解放のリズムに乗って人々を笑顔にする戦士”いるとすればルフィだと思っているという事ですね。

ルフィが食べたゴムゴムの実は,実際は「ヒトヒトの実 幻獣種 モデル”ニカ”」であり,ワノ国のカイドウ戦で覚醒しました。

くまはこの時ゴムゴムの実の正体は知りませんが,ニカはルフィであると確信しています。

ワンピースにおける悪魔の実の覚醒の条件は,「能力者の心身が(悪魔の実の)能力に追いつくこと」であり,特に動物系ゾオンけいの覚醒は人格が乗っ取られてしまう可能性もあります。

この時点でくまは,ルフィの食べたゴムゴムの実の正体を知らずにルフィをニカと信じています

これは,このころからすでにルフィはニカの能力に心身が追い付いていたのではないでしょうか。

シャボンディ諸島の時点で,ルフィはいつでもニカに覚醒できたのかもしれないですね。

【〝迷惑〟】くまこそヒーロー ボニーの みんなの

引用元:ONE PIECE1102話

↓くまの自我を消すまでのベガパンクとくまの会話

ベガパンク「さァ淡々といくぞ 事務作業じゃ 私は科学者」

くま「これがおれの〝人生〟か…どれだけの人に迷惑をかけたろう」

ベガパンク「迷惑!! 生きるとは確かにそうじゃ!!」

(くまの人生の回想)

ベガパンク「…!! お前を愛した人間の数だけ!! お前の死は迷惑である!!!」
「ええか くま お前こそ ヒーローじゃ!!!」
「ボニーの!!! みんなの!!!」

くま「ありがとうーーなァベガパンク…」
「ボニーを救ってくれてありがとう」
「ボニーに会ったらこう伝えてくれないか…10歳の誕生日おめでとう」

ベガパンク「ああ…わかったわい!!」

ガコン!(レバーを下げる音)くまの自我が消える

ベガパンクは,初めは科学者として淡々と事務作業のように振る舞おうとしていましたが,最後レバーに手をかけた時には号泣し,「お前を愛した人間の数だけお前の死は迷惑である」という名言を残しました。

戦桃丸や他の科学者たちもくまに祈りを捧げるようにその場を見届けます。

この1102話が収録されたジャンプの発売日は,12/25でクリスマス。

クリスマスに過去一番で泣かせに来ましたね。

【余談】クリスマスはイエス・キリストの誕生日です。戦桃丸や他の科学者たちが祈りを捧げるシーンが,若干キリスト教っぽい感じもします。(わからないけど)

【さらなる非情な現実】記憶のコピーは触れると消える

ボニーは,エッグヘッドにて「ルームNIKYU」という部屋を見つけ,くまの記憶に触れ,その内容を知りました。

くまは自身の自我が失われる直前,ニキュニキュの実の能力で自身の記憶を取り出します

↓この時の会話

ベガパンク「さァ科学の研究素材を提供せよ 約束じゃからのう」

(くまが自身の記憶を取り出す)

ベガパンク「コレを出せばお前の中から記憶が消えるのか?」

くま「ーーないな コピーのようなものだ…しかし触れれば消える」

ベガパンク「大丈夫じゃ 触れずに覗き見るシステムを作った そこに置いてくれ!」

と,触れれば消えるということがここで明かされました。

ベガパンクはこれを触れずに見るシステムを作ったとのことでしたが,ボニーは,ベガパンクの忠告を無視してルームNIKYUに入りました。

ここでくまの記憶に直接触れてしまったため,くまの記憶の塊は消滅してしまいました。

見ると辛くなる事を覚悟して父の壮絶な過去を知り,その最後に父の記憶の塊が消えてしまう(自分のせいで)と知るボニーの心境は計り知れません。

しかしボニーはこれに触れないとくまの過去・記憶,自分がどのような思いで育てられたのかを知ることはできません。

これはベガパンクがなにかコピーのようなものを作っていたりバックアップなどを取っていたりすることにかけるしかありませんね。

もしこの記憶の塊があればくまが元通りになるかもしれませんので。

1102話まとめは以上です!ご覧頂きありがとうございました。

これからも「ONE PIECE なんでも一覧」をよろしくお願いします。

【前の話】1101話 【次の話】1103話

コメント

タイトルとURLをコピーしました