コミックス最新刊110巻発売日・表紙
発売日は2024年11月1日(金)に決定!
【ONE PIECE最新刊 巻百十〝時代のうねり〟】
巨兵海賊団の手助けで、未来島脱出に光が見えたルフィ達だったが、五老星が壁となり立ち塞がる!! 一方、ベガパンクの放送が始まりその内容に世界は震撼する…。
表紙には,カラーでより禍々しくなったサターン聖の〝牛鬼〟の姿が大きく描かれました
こんな不気味な色をしていたのは驚きです
下には残り4人の五老星が描かれていますが,彼らの異形化の色もとても気になります
表紙で構えるドリー&ブロギー,ルフィの構図は,まるでコミックス巻十五〝まっすぐ!!〟のオマージュのようにも見えますね!
『ONE PIECE』110巻〝時代のうねり〟
発売日:
2024年11月1日(金)
発売元:
集英社
価格:
572円(税込)
「ONE PIECE公式YouTubeチャンネル」では,最新刊110巻の発売を記念した「110巻発売記念PV」が公開されています!
ONE PIECE110巻〝時代のうねり〟収録話一覧
1111話~1121話の全11話分を収録!
話 | タイトル | ジャンプ掲載号 |
1111話 | 〝太陽の盾〟 | 2024年17号 |
1112話 | 〝ハードアスペクト〟 | 2024年21号 |
1113話 | 〝STALEMATE〟 | 2024年22・23号 |
1114話 | 〝イカロスの翼〟 | 2024年24号 |
1115話 | 〝大陸の断片〟 | 2024年26号 |
1116話 | 〝葛藤〟 | 2024年27号 |
1117話 | 〝も〟 | 2024年29号 |
1118話 | 〝自由になる〟 | 2024年30号 |
1119話 | 〝エメト〟 | 2024年31号 |
1120話 | 〝暴(アトラス)〟 | 2024年33号 |
1121話 | 〝時代のうねり〟 | 2024年34号 |
前巻ONE PIECE109巻までのあらすじ
【くまの愛、そして犠牲――】
109巻はくまの過去編から開始
かつて革命軍のドラゴンと共に戦ったくまは,娘ボニーの病「青玉鱗(せいぎょくりん)」を治すため,人質に取られているボニーを守るため,世界政府の要求をのみ,自らを「人造兵器」へと改造する道を選びます
くまのボニーへの手紙は,世界政府の諜報部員「アルファ」によって握りつぶされ、ボニーは父の愛に飢えながらも,一人で病を克服する日々を過ごします
また,シャボンディ諸島でのくまの行動の裏には,ルフィたち麦わらの一味への希望が隠されていたことが明らかとなりました
【エッグヘッドの戦場で再会する親子】
舞台は現在のエッグヘッド
ボニーがついにエッグヘッドでくまと再会!
すでに自我を失ったはずのくまは,ボニーが絶体絶命に陥っているエッグヘッドに登場
娘ボニーを縛り付けるサターン聖を,力の限り殴り飛ばし,見事ボニーの窮地を救ってみせたのです
人間としての意思が無いはずなのに,ボニーを抱きしめる腕には確かな温もり
その一方,サターン聖はさらなる異形の力を解放し,エッグヘッドは全面戦争に突入
サンジが黄猿を迎え撃ち,復活したルフィはギア5を発動し〝ニカ〟の力を解放!
圧倒的な力で戦場を支配します
そんなエッグヘッドにさらなる戦力,巨兵海賊団を率いたドリー&ブロギーが参戦!
戦況は混沌の極みに…
【世界に響く「真実」の声】
ベガパンクの肉体が死亡し,世界へ向けて「真実」を伝える配信が開始
「世界よ、応答せよ――これが“真実”だ」
その後,サターン聖の「呼ぶぞ」という声と共にエッグヘッドに現れる4つの黒い稲妻
そして禍々しい怪物の姿となった五老星がエッグヘッドに集結
ルフィの前に立ちふさがるのは,封豨,馬骨,以津真天,牛鬼,サンドワームの姿となった五老星
物語は最大のクライマックスを迎えます
【運命に挑む者たちの未来――希望の光は消えない】
一方ゾロは,ルッチと互角の激闘を繰り広げた末〝三刀流 虎虎婆 彪狩り〟を繰り出して遂に撃破!
ルフィがサターン聖に立ち向かうその瞬間,物語の真の核心に迫る気配が漂います
さらに黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボンが五老星の姿を奪い,黒ひげの「血筋」を匂わせる伏線も投じられ,物語はさらなる混乱を予感させます
【世界を揺るがす「真実」――新たな時代へのカウントダウン】
五老星の異形の姿が明らかとになり,黒ひげの「血筋」に関する伏線も登場したことで,物語はますます予測不能な展開へ
父の犠牲を知ったボニーの決意,黄猿の葛藤,天才ベガパンクの案じた一計――すべてが絡み合い,エッグヘッドの戦いはこれまでのワンピースの戦闘を超えるスケールで描かれています
さらにベガパンクが世界中に向けて発信しようとする「真実」が何であるか――
【希望の光は消えない――次なる航海へ】
再会を果たしたくまとボニー,ルフィ率いる麦わらの一味
エッグヘッドの戦いが終わる頃には,彼らの絆は新たな段階に達し,次の冒険への道筋が見えてきます
巨人族の参戦により,ウソップの夢である「エルバフ」も目前に――新しい航海が始まろうとしています
【結末に向けた伏線の回収と新たな謎】
109巻では,物語の主要キャラクターたちが自分の運命に向き合い,新たな展開を迎えました
しかし,五老星の出現や黒ひげの血筋という謎が新たな不穏な空気をもたらし,物語の結末へ向けた壮大な伏線が次々と張られていきます
109巻はこれまでのワンピースの感動や興奮を超え,物語がいよいよ終章へと突入する予感を強くさせました
果たしてエッグヘッドでの戦いの行方は? 黒ひげの「血筋」とは何を意味するのか?
ベガパンクの配信は世界にどんな影響を与えるのか――
心が躍るような余韻を残して109巻は幕を閉じます
〝ひとつなぎの大秘宝〟にまつわる冒険はさらに加速し,読者を新たな航海へと誘うことでしょう
【ネタバレ】110巻各話あらすじ・見どころまとめ
1111話〝太陽の盾〟
ー第1111話〝太陽の盾〟ー
怪鳥・以津真天の姿となったマーズ聖が現れ,ベガパンクの脳である「パンクレコーズ」を狙い,フロンティアドームをくぐり抜け,侵入に成功
その頃、激闘の末にルッチを打ち倒したゾロの元にジンベエが到着し,サニー号を目指して急ぐ
しかし――倒れたはずのルッチが往生際悪く、なおも戦意を見せるのだった
ゾロに代わりジンベエが冷徹な一撃でルッチにとどめを刺し,二人は先を急ぐ
敗北したルッチのもとに現れたのは,異様な覇気を放つマーズ聖
全身ボロボロのルッチは執念を振り絞り,エッグヘッドの状況を冷静に報告
しかし,彼が最後に伝えたのは――
重傷を負った相棒・カクの命だけは助けてほしいという懇願
だがマーズ聖は冷たく言い放つ
「虫など踏もうとして踏むものではない…!!!」
続いて描かれたのは,ルフィと再会したドリー&ブロギー
ルフィがニカとして覚醒した姿を見た巨人族のドリーとブロギーは,驚愕の反応を見せます
「その姿は…なぜお前が、エルバフに伝わる神の姿を知っている!?」
ルフィ自身もその意味を理解できていませんが,エルバフに伝わる「神」の姿を見たことでドリーとブロギーは喜びを見せます
そしてドリーは仲間たちにルフィとの再会を伝えるため,笛を鳴らそうとする
――だがその瞬間,封豨(ほうき)の姿をしたウォーキュリー聖が,強烈な「覇王色の覇気」の咆哮を放ちます
ウォーキュリー聖の咆哮は,四皇ルフィ,ドリー,ブロギーを一瞬怯ませ,覇気の波動は島外の軍艦にまで届くほどの威力
そして襲い掛かるウォーキュリー聖に対し,ドリーとブロギーは息の合った合体技で反撃
ルフィは再びサターン聖との戦闘へ
――しかし五老星は,不死身の存在
エッグヘッドからの脱出のため,ルフィたちは船へと向かいます
エッグヘッド編序盤に登場した〝伝説の鉄の巨人〟
800年前に誕生し,200年前にマリージョアを襲ったとされるも,動力を失い,エッグヘッド島のスクラップ場に放置されていた鉄の巨人が,突如として動き出します
燃え盛る炎の中をものともせず歩き出したその巨人は、呟く――
「スマナイ、ジョイボーイ……」
ー第1111話〝太陽の盾〟おわりー
見どころはこちら!
- ルッチの願い 明かされた「相棒」カクへの想い
- ルフィの姿へ放ったドリーとブロギーの意味深セリフ
- ルフィ&ドリー&ブロギーvs.五老星の激闘
- ついに動き出す〝伝説の鉄の巨人〟
1112話〝ハードアスペクト〟
ー第1112話〝ハードアスペクト〟ー
ボニーの一言で一気に味方についた50体のパシフィスタマークⅢが,ナス寿郎の活躍によって全機停止に追い込まれます
海軍は即座にボニーの捕縛に向けて動き出し,ナス寿郎もその追跡に加わり事態は一刻の猶予も許さない状況へ
船を目指して逃走するボニー,フランキー,巨人族たちの一行に立ちはだかったのは,海軍中将レッドキング
迎え撃つは〝鉄人〟フランキー!
レッドキングは渾身の一撃〝蒸気(スチーム)ナッコー〟を,フランキーは「ストロング右」を互いに放ち,交わる両者の拳
「ストロング右」を食らわせたフランキーは,見事レッドキングを撃破
さらにボニーも「トシトシの実」の能力で中将ポンスキーを弱体化させ,一瞬の隙で倒します
麦わらの一味とその仲間たちは次々と海軍を打ち破り,船を目指して突き進みます
モニターには,ベガパンク本体(ステラ)と共に,すでに死亡しているはずのベガパンク「シャカ」と「ピタゴラス」の姿が映し出されます
読者にさらなる謎を突きつける奇妙な光景
果たして彼らはただの映像なのか,それとも何らかの形で蘇ったのか――?
その一方で,配信を世界中に届ける発信源である「配信電伝虫」を破壊するため,五老星は行動を開始
以津真天(いつまで)のマーズ聖は研究所ごとレーザー攻撃を放ち,発信源を破壊しようと試みる
しかしベガパンクが設計した研究所の仕掛けは複雑で,一部を破壊すれば全施設が誘爆するようになっており,それでは政府の目的である「パンクレコーズ」も破壊することになってしまいます
そして場面は,重傷を負ったカクとステューシーのいる司令室へ
ステューシーは自ら志願してエッグヘッドに残り,麦わらの一味の脱出のため,フロンティアドームを開ける役割を担います
しかしその決意とは裏腹に,ステューシーの体は震えています
彼女の心の葛藤と恐怖が浮き彫りとなるシーンでした
その頃,ゾロの到着を待つナミたちと共にいるベガパンク「エジソン」は,サニー号をより安全に着水させられるよう,自らの損傷も顧みず「フロンティアドーム」に飛び込みます
エジソンの目的とはなんなのか
物語は再びルフィ,ドリー,ブロギーvs.五老星の熾烈な戦いへと戻ります
ピーター聖は「サンドワーム」の姿に変身し,軍艦まで引き寄せるほどの凄まじい吸引力でルフィたちを足止め
ニカ状態のルフィは,エッグヘッドのビルを投げつけ,なんとか反撃に成功します
その後,封豨のウォーキュリー聖に〝ゴムゴムの業火拳銃(レッドロック)〟を放ち,頭部に渾身の一撃を叩き込みます
しかしルフィの拳は逆に痛めつけられてしまい,ウォーキュリー聖の驚異的な頑丈さが明らかになります
ナミたちの元にはサターン聖が姿を現し,ボニーたちの到着を待つ巨兵海賊団の元には、再びナス寿郎が現れ,今後の展開に不穏な空気が漂います
そしてベガパンクの脳である「パンクレコーズ」には,ついにマーズ聖が侵入に成功
物語はいつ爆発してもおかしくないほどの緊張感に包まれ,次回への期待を煽りながら幕を下ろします
ー第1112話〝ハードアスペクト〟おわりー
見どころはこちら!
- 中将を撃破するフランキー&ボニー
- マーズ聖のレーザー攻撃
- ルフィの一撃と封豨の防御力
1113話〝STALEMATE〟
ー第1113話〝STALEMATE〟ー
マーズ聖はエッグヘッド研究所の中枢「パンクレコーズ」に侵入
そこで目にしたのは,ベガパンクの巨大な脳みそ
ベガパンクは「ノミノミの実」の能力で無限に脳の容量を増やせる代わりに,脳みそも肥大化してしまいます
ベガパンクはこの脳みそを隔離してパンクレコーズに保管し,猫(サテライト)たちもアクセスできるようにしています
マーズ聖は、目の前の脳を見ながら
「貴様が死んでも生き続ける これがお前か…?ベガパンク…死とは一体何だ…?思想はどこに宿る…?」
と謎めいた言葉をつぶやき,生死や存在の意味に疑問を投げかけます
一方、ベガパンクの配信開始を世界中が待ち構えます
ウソップの故郷「シロップ村」では,ウソップの幼馴染カヤや,成長したウソップ海賊団のピーマン,たまねぎ,にんじんなどがベガパンクの話題で盛り上がります
ベガパンクの故郷「バルジモア」や,チョッパーが修業を積んだ「トリノ王国」,海賊島ハチノスの様子なども描かれます
マーズ聖はパンクレコーズで配信電伝虫を踏み潰して破壊
これにより配信を阻止できたかと思われたが,それは偽物であり,配信は開始されてしまいます
想定外の展開に五老星たちは動揺を見せ,さらにベガパンクへの怒りをにじませます
場面はエッグヘッドからの脱出を目指すボニーたちに移ります
サンジが「ボニーの助けを求める声」を聞きつけて駆けつけると,立ち塞がったのは馬骨の姿で巨大化しているナス寿郎
彼の振り下ろした大刀を,受け止めるのはサンジの足
さらにオイモとカーシーも参戦し,ボニーも自身の能力で巨大化
ナス寿郎との戦いは混迷の様相を呈します
ベガパンクの配信が始まると,彼が「二つの罪を犯したこと」「配信はベガパンクの心配停止と同時に開始されるようにプログラムされていた」ことが明らかとなります
これには,マッドサイエンティストなかつての同僚シーザーも涙目となり,新聞屋モルガンズも言葉を失います
ベガパンクはこう語る――
「私は善悪を論じない そうできる程…〝彼〟についてわかっていないのだ」
一方ナミたちの元にはサターン聖が出現
オハラの生き残りであるロビンの正体に気づいたサターン聖は,ロビンの命を狙います
ロビンを守るためナミ、ウソップ、チョッパー、ブルックが一致団結し,サターン聖の猛攻を迎え撃ちます
そして1113話は,ベガパンクの衝撃の告白で幕を閉じます
「皆には知っておく権利がある
結論から話そうか…!!! この世界は…海に沈む!!!」
ー第1113話〝STALEMATE〟おわりー
見どころはこちら!
- ベガパンクの世界最大の頭脳
- ベガパンクの配信を聞く世界中の反応
- ナス寿郎vs.サンジたち
- サターン聖の猛攻からロビンを守り抜く弱小トリオ
- 衝撃事実が明かされる配信の幕開け
1114話〝イカロスの翼〟
ー第1114話〝イカロスの翼〟ー
ベガパンクが配信で「世界が海に沈む」可能性に触れると,海軍本部ではサカズキ元帥が冷静に見守る中,海兵たちは驚愕の表情を浮かべます
一方嘲りの町「モックタウン」では,海賊たちが配信をあざ笑い,インペルダウンのLEVEL6に収監されているドフラミンゴもまた不敵な笑みを浮かべます
ドフラミンゴはマゼランとの会話で,天竜人たちがマリージョアという高地に住んでいる意味について示唆し,監獄内に不穏な空気を漂わせます
ベガパンクは,自身が「永遠のエネルギー」を追い求めてきたことを明かします
その研究で「太陽に近づきすぎた」と表現し,あたかもイカロスの神話に例えられるような危険な探求に踏み込んだと語ります
この「第一の罪」が,地震の予測や異常な現象と関わっていることを示唆
エッグヘッド島内では,サターン聖がロビンを狙いながらも配信電伝虫を急いで探し,さらには「マザーフレイム」の保管室へ向かいます
ロビンを守ろうと奮闘するナミたちは一時的に助かり,サターン聖の配信電伝虫の探索が続くことに
ベガパンクは900年前から800年前の「空白の100年」に関わる研究を進めていたことを告白
天竜人たちはこの「空白の100年」に触れる配信に激昂するものの、若い世代の天竜人はその言葉を知らない様子
ベガパンクはこの期間を知る手がかりとして〝歴史の本文〟の存在を示します
政府がその解読を厳しく禁じているにも関わらず,その禁忌に踏み込んだことがベガパンクの「第二の罪」
ベガパンクの配信を聞く中には,生存が不明だったサウロらしき男もおり,笑いながら視聴
一方前回エジソンの決死の操作により,「研究層(ラボフェーズ)」の島雲が伸びてサニー号が無事に着水できる準備が整います
エジソンは傷だらけの身体を引きずりながらも,麦わらの一味が無事に脱出できることを願います
1114話の最後,ベガパンクは900年前に存在した「ジョイボーイ」について言及
ONE PIECE最大の謎の一つ「ジョイボーイ」の存在が初めて語られます
「ーーつまり私が知るのは 不完全な100年間の物語…!!
ーーそれを私の想像で補って話すわけにはいかんが
判明した真実のみここに言い遺す…!!
900年前にあるまじき高度な文明を持つ王国に生まれ
ーーまるでエルバフに伝わる〝太陽の神〟ニカの様に伸縮する体で戦ったという男…
彼の名は〝ジョイボーイ〟
この海で初めて 〝海賊〟と呼ばれた男じゃ!!!」
ー第1114話〝イカロスの翼〟おわりー
見どころはこちら!
- サカズキ,ドフラミンゴなどの重要人物の反応
- 初めて描かれる〝マザーフレイム〟
- ベガパンクが語る衝撃の事実の数々
- 初めて語られる〝ジョイボーイ〟
1115話〝大陸の断片〟
ー第1115話〝大陸の断片〟ー
初めに描かれたのは,配信を視聴するワノ国の様子
ジョイボーイが海賊だと知ったモモの助は,「まるでルフィのようだ」と一言
ベガパンクの配信では,ジョイボーイの敵は,世界政府の前身=20の王国が結成した臨時共同体「連合軍」であったと判明
この戦いの火種が判明していない以上,善悪ではなく「2つの思想がぶつかった」と,ベガパンクは言及
連合軍とジョイボーイの一団は思想の違いから激しい戦争を繰り広げました
世界の真実が次々と明かされていく状況に,五老星のマーズ聖は怒りを露わにし、異常な覇王色の覇気を放出
ベガパンクは,ジョイボーイが生まれた王国は,800年前とは思えないほど高度な文明を持つ先進国であったと語ります
その国が使用していた兵器は現代でも再現不可能なほどの技術を持ち,彼らの文明がいかに進んでいたかを示しています
そして空白の100年はジョイボーイの敗北によって終結
その結果,取り返しのつかない程の巨大な戦争の爪痕が残されたことが語られます
ベガパンクによると,私たちが住むこの世界はかつての大陸の断片であり,千年前にはいくつもの大陸が存在していたのです
ベガパンクは,空白の100年に起こった200メートルにも及ぶ海面上昇を「人為的災害」と断言
彼の分析によれば,たった100年でこのような地質的変動が自然に収まることはなく,その原因は古代兵器にあると考えています
先日感知された世界的な海面上昇もこれと同様で,800年前の古代兵器が今も実在し,再び起動を待っていると指摘
この重大な危機により,空白の100年に始まった巨大な戦いが「まだ終わっていない」という事実を強調します
この配信を受け,革命軍の面々は驚愕しながらも,ドラゴンとサボは事態を静観
一方でイム様は配信を見つめながらも意味深な表情を浮かべ,ベガパンクの配信を視聴します
ー第1115話〝大陸の断片〟おわりー
見どころはこちら!
- 明かされる〝巨大な戦い〟の記録
- 配信を視聴する世界中の反応
- ステューシーの秘めた思い
- ナス寿郎聖の大迫力の剣技
- 明かされる世界の真実と古代兵器の存在
1116話〝葛藤〟
ー第1116話〝葛藤〟ー
冒頭,イム様がビビとよく似た女性の肖像画を見つめるシーンが描かれます
その目の奥にはどんな感情が宿るのかーー
そしてアラバスタ王国では,失踪中のビビを心配し涙するイガラムや,殺害されたコブラ王の葬儀が行われ,王国に悲しみが広がっています
ベガパンクは,世界を豊かにするための動力源として〝消えない炎〟を開発したと語ります
しかしその炎の一部が盗まれ,後にルルシア王国が跡形もなく消えるという悲劇に繋がったことが判明
ベガパンクは自らの研究が古代兵器を起動させた可能性について重い責任を感じ,「人為的災害」が実現可能であることが証明されたと告白します
ステューシーとエジソンの間では,五老星の刺客が迫る中,ステューシーがカクを助けたいと話します
スパイとして政府に潜入していたながらも,諜報部員の同僚として友情が芽生えていたカクを,逃がしたいと思っていたのです
エジソンはステューシーの友情と忠誠心の葛藤を理解し「葛藤こそが人間の証」だと声を掛けます
この言葉に救われ,ステューシーは涙を流しながら微笑み「必ず生き延びる」と誓います
ベガパンクの配信では,古代兵器が三つ存在し,ジョイボーイが後世に受け継ごうとしたことが明かされます
その背景には「世界沈没」をもたらしかねない危険があり,ジョイボーイは悪なのか正義なのかの判断が揺らぐ場面
ベガパンクは「空白の100年」に隠された秘密が明かされるとき,世界は再び危機に直面すると警告
「プルトン」という名を口にしかけるモモの助や,かつてアラバスタを支配しようとしたクロコダイルの反応も描かれます
海軍元帥サカズキは,ベガパンクが次々と世界のタブーを明かす状況にしびれを切らし,怒りを露わにします
配信では,「海賊王の一団」ことロジャー海賊団が歴史のすべてを知りながらも,誰にも告げず姿を消したことに触れられます
そして最後に描かれたのは,元ロジャー海賊団副船長シルバーズ・レイリー
「喋り過ぎだベガパンク…若者から奪い取るな〝楽しみ〟をよ」
と言葉を残し,1116話は幕を閉じます
ー第1116話〝葛藤〟おわりー
見どころはこちら!
- 肖像画を眺めるイム様
- ステューシーが抱える〝葛藤〟
- ベガパンクの科学者としての責任
- 炎に包まれる〝鉄の巨人〟
- 配信を聞き酔いつぶれるレイリーの反応
1117話〝も〟
ー第1117話〝も〟ー
冒頭,ベガパンクが語った「かつて大陸が海に沈んだ」伝説を受け,海底に眠る財宝の可能性に興奮する海賊たちの姿が描かれます
次に登場するのは,ハチノスでの戦闘を終えたSWORDの面々
配信内容に強い刺激を受け,彼らも〝ひとつなぎの大秘宝〟の正体に迫り始めます
そして,ワノ国鬼ヶ島の戦いの後,行方不明となっていたSWORD隊長「X・ドレーク」が療養中であることが判明します
一方エッグヘッドでは,ナミたちの元にゾロとジンベエが到着し,ついに出航の準備が整います
しかし彼らの行く手を阻むのは五老星最強の剣士 イーザンバロン・V・ナス寿郎聖
ゾロは〝二刀流 極楽安養 羅生門〟を繰り出し,ナス寿郎の巨大な刀剣を受け止めます
麦わらの右腕〝剣豪〟ゾロと五老星の剣士の一騎打ちが始まり,ナミたちはその隙を突いて出航のチャンスを伺います
次に描かれたのはボニーと巨兵海賊団の面々
ルフィ、ドリー、ブロギーたちと合流を図ります
彼らの船は無数の海軍勢力に包囲されるも,100年前に世界を股に掛けた伝説の海賊団「巨兵海賊団」がその包囲を打ち破っていきます
海軍も負けておらず,ブルーグラス中将やドール中将がそれぞれの技を駆使し応戦し,苛烈な戦闘が繰り広げられます
そしてルフィたちを追っていた五老星は,鉄の巨人の元へ集結
かつてマリージョアを襲撃した200年前の「鉄の巨人」であることを確認し,ベガパンクの配信内容に怒りを募らせる五老星
そしてベガパンクは,世界中に点在する「D」の名を持つ者たちに向けてのメッセージを伝えようとします
「Dの名を持つ者達へ…お前さん達の中に……も…」と言いかけたところで,ウォーキュリー聖が”鉄の巨人”に突撃し,配信は突如中断
何を言いかけたのか,Dに関する秘密が未だ謎のまま残され,世界中の視聴者も混乱に包まれます
ー第1117話〝も〟おわりー
見どころはこちら!
- あの男も黒ひげ海賊団?
- SWORDの反応
- ナス寿郎vs.ゾロ 勃発
- 巨兵海賊団vs.海軍中将
- ベガパンクの〝Dの名を持つ者達へ〟のメッセージ
1118話〝自由になる〟
ー第1118話〝自由になる〟ー
五老星・ウォーキュリー聖の突撃を受けた鉄の巨人は,海へと沈みつつも「ジョイボーイ ドコへ行ッタ?会イタイ」という切ない言葉を口にします
鉄の巨人がジョイボーイへの深い想いを持っていることが示唆され,ジョイボーイと過去に関係があった可能性が浮上
そんな中,五老星はパンクレコーズにアクセスする「残りのベガパンク」リリスとアトラスの抹殺に動き出します
一方ボニーたちの元には,ルフィ,ドリー,ブロギーが到着
ボニーはトシトシの実の能力でドール中将やブルーグラス中将を子供にして弱体化させることに成功
ルフィはかつてエニエス・ロビーで共闘したオイモとカーシーとの再会を果たしますが,そこに襲いかかるのは五老星・マーズ聖のレーザー攻撃
巨人たちが身を挺して防御する中,響き渡る「解放のドラム」
そしてルフィは〝ギア5〟を発動し,ボニーに「一緒に戦おう」と呼びかけます
このルフィの言葉に勇気づけられたボニーは,〝ゆがんだ未来(ディストーションフューチャー) あたしが一番自由な未来〟を発動し,ニカの姿に変身!
エッグヘッドに2体のニカが現れ,呼応するように鼓動を響かせます
この気配を感じ取った海に沈む鉄の巨人は「イタ…」と呟き,ジョイボーイとの再会を悟ったかのように反応
自由の象徴「ニカ」となったルフィとボニーvs.五老星の戦い勃発かーー
ー第1118話〝自由になる〟おわりー
見どころはこちら!
- 海へ沈む”鉄の巨人” ジョイボーイへの思い
- 高まるルフィへの不信感
- 〝あたしが一番自由な未来〟2体のニカが呼応
1119話〝エメト〟
ー第1119話〝エメト〟ー
冒頭で描かれたのは,ステューシーとカク
カクは同僚ルッチの冷酷さをよく理解しており,ルッチが戻ってくればステューシーの命は危ういと考え,彼女を逃がそうとします
カクはステューシーを助けるために冷たい態度を見せますが,彼女を逃がそうとするカクの優しさが垣間見えるシーン
自分を救おうとしてくれたステューシーを助けるため,心を鬼にするカク
ステューシーは目に涙を浮かべ,身を震わせながらも,その場を後にします
続いて描かれたのは,ルフィとボニーの2体の「ニカ」
2体のニカは,圧倒的な力で五老星・マーズ聖と対峙
レーザー攻撃を放つマーズ聖をルフィが捕らえ,そこにサンジやフランキー、ボニーが加勢
連携攻撃でマーズ聖を遥か遠方と飛ばし,五老星の一角を撃破することに成功します
しかし,サニー号の合流が遅れていることに気づいたアトラスは,その様子を確認するため,単独で動き出します
一方,海に沈んだ”鉄の巨人”の体内では配信電伝虫が再び目を覚まし,途切れていた配信が再開されます
前回「お前さん達の中に……も」で中断された配信がそのまま続いており,ベガパンクの発言に込められた「意志の受け継ぎ」について話が進んでいる様子
しかし一部の内容が欠落しており,その詳細は依然として謎に包まれたまま
再びルフィたちに襲いかかる「サンドワーム」のピーター聖は,強力な吸引力で船を引き寄せます
ルフィがピーター聖に反撃しますが,巨体の「封豨」ウォーキュリー聖が船に飛び掛かり,大ピンチを迎えます
このとき海底から巨大な影が現れ,「ジョイボーイ…!」という声とともに”鉄の巨人”が海上に登場
ウォーキュリー聖を殴り飛ばし,船を救ってみせます
〝エメト〟と名付けられた鉄の巨人は,過去に「いざという時に備えるように」と誰かからかけられた言葉を思い出します
かつて「ジョイボーイ」に強い関わりを持っていた可能性が浮かび上がり,その存在が再びルフィたちの助けとなりました
エメトを見たルフィは,まるで子供のように「ロボ~!!」と目を輝かせます
ー第1119話〝エメト〟おわりー
見どころはこちら!
- カクの葛藤
- ニカの共闘 マーズ聖の撃破
- 再開された配信
- ニカvs.サンドワーム
- 「いいかエメト…」船を救う”鉄の巨人”
1120話〝暴(アトラス)〟
ー第1120話〝暴(アトラス)〟ー
26年前のパンクハザードで,クローバー博士がベガパンクを訪ね,研究協力を求めます
クローバーは「Dの一族」であり,かつてその「D」の名ゆえに兄が殺された過去を持つことが明かされます
兄の死をきっかけに,世界政府の隠された真実を明かすための研究を誓ったクローバー
ベガパンクは忠告しますが彼の情熱は止まらず「過去からの声」を頼りに真実を明かすことを決意し,島を去ります
その4年後,現在より22年前,オハラがバスターコールで壊滅させられたニュースが届きます
ベガパンクはこの報道に衝撃を受け,無言で新聞を見つめ,亡きクローバーとオハラの学者たちの遺志を胸に刻みます
オハラの中央湖に大量の文献が投げ込まれ,学者たちはこの文献を後世に残すために犠牲になったことを知ると,彼もまた涙を浮かべます
そして舞台は,現在のエッグヘッド
ナス寿郎の攻撃によりサニー号の出航が阻まれる中,アトラスが現れ,仲間たちを逃がすための作戦に出ます
アトラスはリリスを気絶させることで,パンクレコーズへのアクセスを遮断し,ヨークがリリスの存在に気付かないようにします
ナス寿郎の猛攻を受けたアトラスは,最後の力を振り絞り自らを犠牲にしてナミたちのサニー号脱出を成功させます
ナス寿郎の「自己犠牲とは」という問いに「いや…サービスだよ」と答え,ナス寿郎を巻き込んで自爆
ルフィは巨大ロボ「エメト」との会話に目を輝かせる中,エメトはルフィを「ジョイボーイ」と呼び,「お前の敵は俺の敵」と宣言
ジョイボーイ(=ルフィ)のために再び戦える喜びを口にし,五老星ピーター聖の攻撃を受け止めます
エメトは左腕を失い,ボロボロになりながらも,ウォーキュリー聖やピーター聖と対峙
「コレ…イザッテトキダヨネ…ジョイボーイ…使ウヨ?」
最後にベガパンクの配信で,25年前に海賊王ロジャーが辿った「過去の声」と真実について触れながら,ベガパンクが未来への展望を「結論」として提示しようとするところで幕が閉じます
ー第1120話〝暴(アトラス)〟おわりー
見どころはこちら!
- クローバーの願い ベガパンクの葛藤
- ルフィとエメトの会話
- 五老星vs.エメト
- 殿(しんがり)を務めるアトラス
1121話〝時代のうねり〟
ー第1121話〝時代のうねり〟ー
冒頭では,サターン聖の毒を伴う攻撃に対し,ルフィとボニーが奮闘
巨人族もまともに立ち向かえない状況の中,ボニーはニカ状態の力の消耗で一時的に弱まりますが,ひるむことなく戦い続けるルフィの姿に勇気づけられ,再び力を取り戻します
ボニーは父と母の愛や祝福を思い出し,「お前らが神な訳ない!」と涙ながらにサターン聖へ〝解放のニカパンチ〟を繰り出します
そこにルフィの援護も加わり,ついにサターン聖を撃破
サターン聖は気を失って海へと落下していきます
ベガパンクの配信では「空白の100年」に触れつつ,かつて世界中で「大陸の沈没」を引き起こした「人為的大災害」や,それが今も存在することが暴露されます
人類や種族の歴史が勝者の都合で抹消され,抑圧された者たちが今こそ真実に辿り着こうとしていると告げ,彼は科学と知恵への信頼を語ります
さらにロジャーが発見した〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟が「ジョイボーイが望む者」の手に渡るとは限らないが「それを手にした者が世界の運命を担う」と宣言
ベガパンクの配信に対し,世界中で様々な反応が広がります
シャンクスやレイリーは酒を飲みながら反応
四皇や革命軍,イム様などの最終章に関わるであろう重要キャラクターたちが描かれ,時代の変革が迫っていることが示唆されました
ー第1121話〝時代のうねり〟おわりー
見どころはこちら!
- 〝解放のニカパンチ〟サターン聖vs.ニカ
- 「世界の運命は委ねられる」ベガパンクの配信
- 配信を見守るキャラたちの反応
- 最後の見開き
最新話までのストーリーアーカイブ
巻百十以降
- 【1131話】〝冥界のロキ〟
- 【1130話】〝呪いの王子〟
- 【1129話】〝生人形(リヴドール)〟
- 【1128話】〝RPG〟
- 【1127話】〝謎の国の冒険〟
- 【1126話】〝落とし前〟
- 【1125話】〝何をもって死とするか〟
- 【1124話】〝親友〟
- 【1123話】〝空白の2週間〟
- 【1122話】〝イザッテトキ〟
巻百十
- 【1121話】〝時代のうねり〟
- 【1120話】〝暴(アトラス)〟
- 【1119話】〝エメト〟
- 【1118話】〝自由になる〟
- 【1117話】〝も〟
- 【1116話】〝葛藤〟
- 【1115話】〝大陸の断片〟
- 【1114話】〝イカロスの翼〟
- 【1113話】〝STALEMATE〟
- 【1112話】〝ハードアスペクト〟
- 【1111話】〝太陽の盾〟
最新刊 巻百九
- 【1110話】〝降星〟
- 【1109話】〝阻止〟
- 【1108話】〝応答せよ,世界〟
- 【1107話】〝あんたを捜してたんだ!!〟
- 【1106話】〝きみの味方〟
- 【1105話】〝愚の骨頂〟
- 【1104話】〝ありがとう,お父さん〟
- 【1103話】〝ごめんね,お父さん〟
- 【1102話】〝くまの人生〟
- 【1101話】〝ボニーへ〟
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