1120話で明かされた最新情報・ネタバレ情報などをまとめました!
※ネタバレ注意
2024年7月15日(月)発売 週刊少年ジャンプ2024年31号掲載
※紙版は16日(火)発売
【前話振り返り】1119話〝エメト〟
前話1119話〝エメト〟では,大きく以下のようなことが起こりました
- カクがステューシーをルッチから守るため,冷たくあしらって逃がす
- 【重要】ニカ化したルフィとボニーの共闘→マーズ聖を撃退
- アトラスがラボフェーズ裏口のサニー号の様子を見に行く
- 【重要】ベガパンクの配信再開
- ピーター聖の妨害を受け,ルフィが応戦
- 【重要】船に飛び掛かるウォーキュリー聖に鉄の巨人が応戦
- 【超重要】鉄の巨人の名前が「エメト」と判明
重要な項目について,以下で詳しく解説いたします
ベガパンク 配信再開!
1118話〝自由になる〟にて,鉄の巨人が封豨の攻撃を受けたことで,守られていた配信電伝虫は気絶
配信は中断されました
しかし1119話〝エメト〟にて,水中に沈む鉄の巨人の体内で,配信電伝虫が目を覚まします
「ーー何も…ーーなどないからじゃ」
と,ベガパンクの配信が再開
Dの一族へのメッセージと思われる内容が語られ始めました
しかしその内容は途切れ途切れで,重要な部分だけは聞き取ることができません
配信を聞く世界の人々が描かれましたが,何が何だかわかっていません様子です
主要なキャラとしては,シャーロット・カタクリ,ビビ,モルガンズ,ガイモンなど
カタクリは他の兄弟たちが唖然とする中,冷静に配信を見守り,
ビビは「映った!!」と驚き,モルガンズは白目をむいて驚いています
ガイモンは配信に耳を傾けることなく,サーファンクルと楽しそうに話しています
「ーー何も…ーーなどないからじゃ
ーーその脈々と受け継がれるーー意志と言える
その理由に翻弄された者に…ーーこの声が必ずや届くことを祈っている」
ベガパンクは,どのような者にどのようなメッセージをを伝えようとしたのでしょう
大変気になる配信でした
ニカの共闘!vs.マーズ聖(以津真天)
1118話〝自由になる〟で出航を果たしたグレート・エイリーク号
しかし追手は怪鳥・以津真天(いつまで)
空から厄介な追手が現れ,攻撃を払いのけるのに精いっぱいだったそのとき,「ドンドットット♬」と解放のドラムが鳴り響き,ニカ化したルフィが登場!
そしてルフィはボニーに,トシトシの実の能力でニカになるよう声をかけ,勇気をもらったボニーは,
〝ゆがんだ未来 あたしが一番 自由な未来〟
を繰り出し,ニカ化!
そして1119話〝エメト〟にて,2体のニカの共闘が実現!
グレート・エイリーク号を襲うマーズ聖は,ニカ化したボニーを見て「トシトシの実のまやかし」と呟き,レーザー攻撃を発動!
ルフィは身体を膨らませてこれを受け止めます
そして以津真天を吹き飛ばすため,ルフィは自分を背後から攻撃するようボニーたちに指示
ルフィは以津真天の羽を鷲掴みにしながらレーザーの炎の威力に耐え,
背後ではサンジ,フランキー,ボニーの3人がルフィを目掛け,技を繰り出します!
サンジ:〝魔人風脚 地獄の思い出〟!!!
フランキー:〝ストロング衝撃右〟!!!
ボニー:特大!!〝ニカのパンチ〟!!!
技の威力は強烈で,ルフィの腹に以津真天がめり込みます
ここでルフィは,「〝ゴムゴムの〟ォ~〝白い風船(ドーンバルーン)〟!!!」を発動!
そして以津真天を吹き飛ばすことに成功しました
2体のニカの共闘は,五老星相手に勝利を収める結果となりました
「いいかエメト…」船を救う鉄の巨人
怪鳥・以津真天を払いのけたかと思われたとき,封豨のウォーキュリー聖がグレート・エイリーク号目掛けて飛び掛かります
この巨体に巨兵海賊団のお頭たちも焦り,サンドワームのピーター聖相手に戦っているルフィが止めることもできません
「(ジョイボーイ…!!)」
ルフィが謎の声を耳にした次の瞬間,現れたのは鉄の巨人!
飛び掛かる封豨を一撃で殴り飛ばし,窮地を救って見せました!
これにはドリー&ブロギー,ルフィも,目を飛び出させて驚きます
そして封豨を殴り飛ばすと同時に,次のような回想のセリフが差し込まれました
「いいかエメト…いざって時だ」
「イザッテトキ?」
鉄の巨人の名前が「エメト」と判明
エメトとジョイボーイの会話でしょうか
ー1119話〝エメト〟おわりー
【扉絵連載】 Vol.10 希美大名 傳ジロー登場
扉絵「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」のVol.10
タイトルは「希美大名,傳ジロー子供達を刑に処す!!」
前回のVol.9で希美を訪れたヤマトは,カイドウを恨む子供達に石を投げつけられてしまいました
前回は,カイドウとオロチが敗れてワノ国編が終了した今も,ワノ国には多くの問題が残っていることがわかる扉絵でした
そして今回,新たに希美の大名となった傳ジローが登場し,ヤマトに石を投げつけた子供達を捕らえ,刑に処そうとしています
この傳ジローの行動は,「そういうことではない」という印象を受けます
カイドウを恨んでヤマトに攻撃する者達を排除する行為は,やっていることがオロチやカイドウと似ているように思えます
敵意を向けてくる者や,都合の悪い者を次々と排除していくという点で,オロチやカイドウと同じことをしてしまうことになります
以上の事から,おそらく今回の傳ジローの行動は,間違った行動として描かれていると思われます
実際に,ヤマトは驚くような表情で,傳ジローの行動を止めるような仕草をしています
今ではヤマトは,モモの助やルフィの大事な仲間の1人ですが,未だはびこるカイドウへの恨みが,娘であるヤマトに向いてしまうのは,自然なことではあります
しかし悪事を働いていたのはカイドウであり,ヤマトではありません
今回の扉絵からわかるように,仲間となったヤマトを,ワノ国全体に受け入れてもらう必要があります
ですがここでカイドウへの恨みを無視することは何の解決にもつながらず,また新たな恨みを生み出すばかり
これから,モモの助やヤマト,家臣の赤鞘九人男たちがやらなければならないことは,
国民のカイドウへの恨みを受け止めつつ,「悪事を働いていたのはカイドウでありヤマトではない」ということを国民に納得してもらい,ヤマトを受け入れてもらう事
ワノ国編終了後のワノ国は,「受け継がない意思」が1つのテーマになっていると思われます
もしワノ国の国民が「受け継がない意思」を持つことができれば,モモの助はさらなる名将軍となるでしょう
ヤマトが完全にワノ国から受け入れられた時が,その時なのではないでしょうか
【傳ジロー】
<プロフィール>
■名前:傳ジロー
■別名:狂四郎
■肩書き:ワノ国希美大名,赤鞘九人男
■年齢:47歳
■誕生日:10月26日(でん←10、じろー←26)
■身長:306cm
■星座:さそり座
■血液型:XF型
■出身地:ワノ国 花の都
■好物:牛すじ
■嫌いな食べ物:くさやの炭火焼き
■趣味:昼寝
■イメージ動物:ボルゾイ
■使用武器:日本刀
ワノ国の侍で,剣術の達人。かつて光月おでんに仕えた「赤鞘九人男」の1人。子供の頃から言葉巧みに大人をだまして代金をちょろまかすなど,口が美味く頭が良い。当時から周りの大人を見下していたが,光月おでんの事は唯一尊敬していた。おでんに託されたカイドウ討伐のため,花の都の侠客「居眠り狂四郎」としてオロチの下につき,おでんの娘光月日和を守り続けた。20年の時を経て現れた錦えもんやルフィたちと共に鬼ヶ島へ乗り込み,カイドウ討伐に貢献。最後は日和を守るようにオロチを撃破。新たに光月モモの助を将軍の座に据え,かつてのワノ国を取り戻して見せた。現在は希美の大名となっている。
【ヤマト】
<プロフィール>
■名前:ヤマト
■自称:光月おでん
■悪魔の実:イヌイヌの実 幻獣種 モデル”大口魔神”
■年齢:28歳
■誕生日:11月3日(SBS投稿者と誕生日が同じ)
■身長:263cm
■星座:さそり座
■血液型:F型
■出身地:不明
■好物:おでん,サーモン(生,まるかじり)
■嫌いな食べ物:トウガラシやわざびなどの辛いもの(刺激物)
■使用武器:金棒「建」
四皇カイドウの息子。幼少期からカイドウに虐げられて育ち,ルフィたちが鬼ヶ島へ乗り込んだワノ国の戦いでは,その”縁”を絶つために奮闘した。光月おでんの公開処刑を見て以降,彼へ強い尊敬心を抱くようになる。それにより,実際は女性だが男を名乗るようになり,「光月おでん」を自称。一人称は「ぼく」。ワノ国の戦いではおでんの息子モモの助を,体を張って守った。終戦後,おでんと同じように海賊になるべく,麦わらの一味の仲間になるが,ワノ国の漫遊から始めるために国に残った。
【1120話】クローバーの願い ベガパンクの葛藤
「在りし日の天才たち」という煽り文と共に描かれたのは,26年前のパンクハザード
1120話は回想シーンから始まり,ベガパンクとクローバーの会話が描かれました
パンクハザードを訪れたクローバー博士は,ベガパンクに次のように懇願します
「頼むベガパンク!! 空白の100年を一緒に研究してくれ!! この世界を放置するには深すぎる闇がある!!」
これに対しベガパンクは,「見ての通りおれはもう政府の研究者…!! 何のデータも渡せない」と,誘いには乗らない旨を伝えます
続いてベガパンクは,次のように言い放ちます
「あんた何度捕まった!? 完全に目をつけられてる!! なぜ生かされてるかわかるだろう!? 仲間達を根絶やしにする為泳がされてんだ!!」
この時点で政府はクローバーと仲間たちの居場所,つまりオハラを突き止めており,彼らを一掃するためにクローバーを泳がせていたのです
これもあり,ベガパンクはクローバーに「手を引け!!」と陳言
さらに続けてクローバーは,「Dと名の付く男が目の前で殺された」という過去を語ります
その人物とは,クローバーが生まれた時から共に育った人物で,彼の兄だと言います
さらに続けてクローバーは次のようなことを明かします
「わしの本名は クラウ・D・クローバー あの時…ウソで生き永らえた…」
自身がDの一族であることを告げ,「名乗っただけで死ぬ人間がいてたまるか!!!」と,涙を流して強く訴えるクローバー
しかしベガパンクは冷徹に一蹴
クローバーの思いは収まらず,背を向けるベガパンクに「わしは必ず解いてみせる」「過去から声が聞こえて来るんじゃ!!」と宣言
ベガパンクは一向に協力する気配はありません
続いて過去回想は4年後の,22年前のパンクハザードに移ります
オハラにバスターコールがかかると知った科学者シーザー・クラウンは,大量の殺戮兵器に胸を躍らせます
クローバーの尻尾が捕まれたことをあざ笑うシーザー
ベガパンクはただ沈黙を貫き,一人生き残った少女「ニコ・ロビン」の手配書を見つめます
そしてオハラへ訪れたベガパンクは,大量の文献を目撃
「この大量の文献を後世に残す為にみんな死んだのか!? バカバカしい…!! 一体どこの物好きが死を覚悟してまであんた達の研究を受け継ぐというのだ…!!」
脱出する時間があったにもかかわらず文献を残すために島に残ったクローバーたち
彼らの思いを推し量ったベガパンクは,悔しそうに涙を流します
過去回想は終了し,シーンはエッグヘッドへ移ります
判明!クローバー博士は〝Dの一族〟「クラウ家」
今回の過去回想では,色々なことが判明しました
- クローバーはベガパンクに「空白の100年」の研究の協力を依頼していた
- 政府はクローバーを泳がせ,根絶やしを画策していた(ベガパンクの予測)
- クローバーの本名は「クラウ・D・クローバー」
- クローバーの兄はDの名を冠するという理由で殺された
やはり最も大きな情報は,クローバー博士がDの一族だったという点でしょう!
クローバーの本名は「クラウ・D・クローバー」ということで,新たに「クラウ家」というDの一族が明らかに
まさかのクローバー博士がDの一族だったとは驚きですね!
クラウ家は,Dの名と合わせて「クラウド」とかかっているのでしょう
「クラウ家」は,
- ゴール家
- ポートガス家
- モンキー家
- マーシャル家
- トラファルガー家
- ロックス家
- ハグワール家
- ネフェルタリ家
に次ぐ9個目の家系ですね!
これからDの一族は増えていくのでしょうか
空白の100年当時の「クラウ家」の人物はどのような人物なのか,非常に楽しみです
研究の原動力 兄の存在
今回明かされたのは,クローバーの兄の存在
そして彼が,Dの名を冠していたという理由で,クローバーの目の前で殺されたという過去
クローバーはこの事件で,この世に名乗っただけで殺される人間がいることに悔しさを爆発させます
クローバーが空白の100年の歴史を解き明かそうと研究を始めたのは,兄の死が原因だったのではないでしょうか
兄がなぜ殺されなければならなかったのかを解き明かすため,法律で禁じられている空白の100年の謎を追い求めるようになったのではないでしょうか
葛藤するベガパンク
パンクハザードへ訪れたクローバーの,涙ながらの懇願は冷徹に一蹴するベガパンクですが,
バスターコールを受けたオハラで大量の文献を目撃したときには,生前のクローバーたちの意志をくみ取り,
彼らの思いを想像して涙を流します
当時のベガパンクは,過去の善悪・歴史などどうでもいいから,とにかくクローバーたちに生きていてほしいと思っていたのでしょう
その証拠に,クローバーたちが文献を残す為に自らを犠牲にしたことに対し,悔しそうに「バカバカしい」と表し,
「一体どこの物好きが死を覚悟してまであんた達の研究を受け継ぐというのだ…!!」
と,クローバーが命よりも研究を優先して結果的に命を落としたことに対し,悔しさを滲ませています
ですが今では,その研究を全て受け継いでいるのはベガパンクです
それほどまでにクローバーの行動は,ベガパンクの心を突き動かすものだったのでしょう
ベガパンクは,死を覚悟してまでクローバーの研究を受け継ぐ「物好き」になったというわけですね
西の海(ウエストブルー)から遥々新世界の海へ
26年前は,クローバーはすでにオハラで研究を開始しています
ですのでクローバーは西の海(ウエストブルー)のオハラから遥々新世界パンクハザードまでやってきたということになります
元海賊なだけあって,航海術にも長けていそうです
パンクハザードの全体像&小型の竜(ドラゴン)
パンクハザードの全体像が描かれたコマでは,南国のようなヤシの樹のような木が描かれています
現在のエッグヘッドのような感じですね
さらにベガパンクの傍らには,彼が島を護衛するために人工的に生み出した小型の”竜”がいますね
パンクハザード編で登場した個体と同じ「クルルル…」という鳴き声ですが,同じ個体かは不明
ナンバーズの影?
さらに次のコマでは,おそらく当時実験体とされていた「古代巨人族」のような頭部が映っています
世界政府は長年「人の巨大化」の研究を行っており,パンクハザードで古代巨人族の失敗作が生み出されました
これをカイドウが買い取ったものが,百獣海賊団の「ナンバーズ」になります
もしかしたらここで描かれた頭部は,ナンバーズの頭部かもしれませんね
【1120話】駆けつけた暴(アトラス)!サニー号脱出なるか
ナス寿郎と戦いながら,サニー号に「早く飛ばせ!!!」と指示するゾロ
それに反論するのは,悪(リリス)
サニー号の「クー・ド・バースト」の威力は十分なものの,ナス寿郎に助走速度を少しでも落とされたら,海へ着水することはできずに大破してしまうとのこと
ナス寿郎をどかさない限り,出発することはできないと思われた次の瞬間
ドカン!!
現れたアトラスがリリスを殴りつけ,気絶させてしまいます
ゾロやウソップらに驚かれながらも,リリスのパンクレコーズへのアクセスを切ります
これでヨークはリリスがやられたと思い込み,標的をアトラス1体に絞り込みます
一方アトラスはリリスを麦わらの一味に託し,「障害はおれは排除する!!」と言い切り,飛ぶよう指示
混乱するウソップやチョッパーを尻目にジンベエはすぐさま出発の準備
ブルックがクー・ド・バーストの準備を整え,ジンベエは舵輪を握ります
背後から向かって来るナス寿郎に立ち向かうのはアトラスただ一人
単身で突っ込み,左腕を切り落とされながらも,ナス寿郎の動きを封じ込めます
そしてサニー号は,「〝クー〟~〝ド〟〝バースト!!!〟」を発動し,凄まじい勢いで出航!
ついにサニー号脱出となるのか
アトラスは無事なのでしょうか
リリスを殴った理由
アトラスは,駆け付けると同時にリリスを殴りつけ,意識を失わせました
その後の,リリスのパンクレコーズへのアクセスの切断は,ヨークに安否を知らせないためですが,なぜ意識を失わせる必要があったのでしょう
これは,すでにアトラスが自分を犠牲にするつもりだったからではないでしょうか
身を挺してナス寿郎の動きを封じ込めたアトラスは,このまま自分が犠牲になって,麦わらの一味が脱出するまでの時間を稼ぐつもりだったと思われます
同じベガパンクのリリスであれば,深く説明しなくても自分(アトラス)の考えていることを見抜く可能性は十分にあります
アトラスが身を挺することを止めさせないために,リリスを殴って意識を失わせたのではないでしょうか
もし他人であれば,アトラスの行動を読めなくても,同じベガパンクであるリリスなら読める可能性があります
実際,ナス寿郎に向かっていくアトラスに対しゾロは「おいアトラス 理由を言え!!」と言っています
もしこれがリリスであれば,すぐにアトラスの考えていることを見抜いていた可能性がありますね
シャンクス?左腕を失うアトラス
アトラスはナス寿郎に突進し,攻撃を喰らって左腕を失いました
麦わらの一味を守り,敵の攻撃で左腕を失うというのは,第1話のシャンクスの様です
そして,アトラスは髪が半分白で半分ピンクという,ONE PIECE FILM REDのヒロイン・ウタと,キャラデザが似ています
【暴(アトラス)】
【ウタ】
シャンクスの娘ウタとキャラデザが似ているアトラスが,シャンクスと同じように誰かを守って,左腕を失うというのは,何か運命を感じますね
【1120話】ルフィとエメト(鉄の巨人)の会話
シーンは巨兵海賊団の海賊船「グレート・エイリーク号」のいる,北東の海岸近辺に移ります
でかい猪やヘビ,鳥,ロボットが出て来るさまに海兵たちが驚きを見せる中,
ニカルフィや巨兵海賊団は,「巨大ロボォ~!!!」「鉄の巨人族~!!?」と,鉄の巨人(エメト)の登場に感動します!
(ジョイボーイ ウレシイナ…マタ会エテ…!!)
この声にルフィは「…?」と何のことかわかっておらず,辺りを見渡します
これにエメトは,(オマエダヨウ!!)とツッコミを入れます
意思疎通ができたことで,さらにエメトはジョイボーイ(ルフィ)に話しかけます
(先ニ行ッテ オマエノ敵ハオレノ敵 ウレシイナァ…)
(マタオマエノ為に戦エル…!! ジョイボーイ)
エメトの言葉を受け取ったルフィは,「スゲーな!! 喋れるんだなー!! お前!!」と返答
(ジョイボーイガ危険 オレガ守ル…!!!)
と,封豨のウォーキュリー聖,サンドワームのピーター聖を前に立ちはだかります
ルフィにのみ聞こえる声
ルフィは,エメトと会話ができることが明らかとなりました
エメトの言葉に,「スゲーな!! 喋れるんだなー!! お前!!」と返答し,
ブロギーに「ありゃ味方か麦わら!!」と問いかけられたルフィは,「守るって言ってるなジョイボーイってやつを!!」と伝えますが,
「言ってる!? 何も聞こえねェぞ!!」と驚かれてしまいます
エメトの声はルフィにのみ届いていたのです
まるで象主(ズニーシャ)が,百獣海賊団ジャックの攻撃を受けた時の様です
あの時のズニーシャの声は,モモの助とルフィにのみ届いていました
ズニーシャもエメトも,900年前のジョイボーイの仲間ですね
彼らの声は,ルフィなど特定の人物にしか聞こえないという共通点がありそうです
ズニーシャの時は,聞き取ることはできても,話しかけられるのはモモの助だけでした
今回エメトにルフィの声は届いているのでしょうか
そのあたりも気になりますね
ジョイボーイの自覚がないルフィ
エメトは,ルフィをジョイボーイと呼んでいます
ですが,ルフィがニカ状態ではないときには見失っていたので,「ルフィを」ではなく「ニカを」ジョイボーイと呼んでいるのかもしれないですね
なのでルフィは,ルフィ=ジョイボーイだと自覚はしていません
自分がジョイボーイと呼ばれていると知った時,ルフィはどのような反応を見せるでしょうか
「おれはジョイボーイじゃねェ!!!」と言いそうですね
【1120話】五老星vs.エメト
ジョイボーイ(ルフィ)と話すことができたエメトは,ウォーキュリー聖&ピーター聖と対峙します
グオオオオ!!!と襲い掛かるサンドワーム(ピーター聖)に,エメトは武器を装着!
サンジやフランキーも,鉄の巨人が何か砲撃するぞ!!と楽しみに見守ります
しかし,
パフッパフッ
(アレ)
左腕に装着した武器から砲撃することはできませんでした
この隙にサンドワームはエメトにかじりつき,エメトの体からはバキバキ!!と音が鳴ります
これにエメトはなんとか右腕で抵抗
しかし左腕はかじりつかれてしまいます
そんな中サターン聖は,サンドワームに「ピーター そのまま食い潰せ!!!」と指示し,驚異的なジャンプ力で,グレート・エイリーク号に飛び移ります
「逃がさんぞ…!! くま ボニー…」
と,2人をロックオン
次の瞬間,サンジが目にしたものは…
動かない900年前の武器
襲い掛かってくるサンドワームに対し,エメトは大砲のような武器を構えました
しかしパフッパフッと不発に終わり,攻撃を喰らうこととなってしまいました
これにルフィやフランキーも,
「900年前の武器…!!! そりゃ使えねェよな!!!」
と同情
エメトの単純なパンチは超強力でしたが,武器などに頼るとまともに攻撃すらできないというシーンでした
さすがに900年前の武器は動かなかったようです
ベガパンクもこのあたりは整備していなかったのでしょうかね
エメトの武器を使った戦闘もいつかみたいですね
サターン聖vs.巨兵海賊団 の展開?
巨兵海賊団の海賊船「グレート・エイリーク号」に飛び乗ったサターン聖
サターン聖はボニーとくまの身柄を狙っています
しかしこの2人を守るのは,巨兵海賊団の面々,サンジ,フランキー!
巨兵海賊団とサンジ,フランキーが共闘し,ボニーとくまを守ってサターン聖と戦うような展開になるのでしょうか!
そうなったらアツいですが,戦場はどこになるのでしょう
船上でしょうか
五老星の能力が悪魔の実の能力なのであれば,海に落とせば勝ちですが,そう簡単にはいかないでしょう
次回以降どのような戦闘になるのか非常に楽しみです
【1120話】アトラス自爆 サニー号を逃がす殿(しんがり)
サンジが上空で目にしたのは,サニー号!! それと…
ゾロやナミを乗せたサニー号が着水を図る中,ナス寿郎と足止めするアトラス
「自己犠牲とは…」と呟くナス寿郎
ナス寿郎の攻撃を喰らったアトラスは,
「いや…サービスだよ」と一言
次の瞬間,ボオン!!と,爆発
ウソップやチョッパーは,目の前でアトラスが爆破した状況を飲み込めずにいます
ですが,この爆発の爆風がサニー号を押したことで,無事に海に着水
アトラスの爆撃を受けた筈のナス寿郎は,パキパキと音を立てて徐々に再生していきます
一方ヨークは,リリスに加えアトラスも消えたことで,「世界にDr.ベガパンクはあたい一人だ!!」と高笑い
なお五老星はベガパンクステラの命を狙い,完全に左腕を失った鉄の巨人の前に,再びウォーキュリー聖とピーター聖が立ちはだかります
(アリャリャリャ…オレ錆レテタ… コレ…イザッテトキダヨネ…ジョイボーイ…使ウヨ?)
怪物2体を前にしたエメトは,「イザッテトキ」に備えていた何かを使おうとしています
どのような技が繰り出されるのでしょう
次回以降のONE PIECEを楽しみに待ちましょう!
アトラスの自爆 「サービス」とは
ナス寿郎を足止めするアトラスは,ナス寿郎の「自己犠牲とは…」というつぶやきに対し,
「いや…サービスだよ」
と,血まみれになりながらも笑顔で答えます
この「サービス」という表現はどういう意味なのでしょうか
「サービスだよ」と言う前に,「いや」と言っているので,「自己犠牲とはサービスだよ」という意味ではなさそう
「そもそも自己犠牲ではなく,サービスだよ」という意味に聞こえますね
1120話冒頭で描かれた回想の時点では,ベガパンクは研究よりもあくまで命を最優先する人物でした
しかしそれから自身の命が狙われる危険を背負ってまでクローバーの研究を引き継ぐようになり,他人のために命を投げ出すまでになりました
ベガパンクの間で相当な心の変化があったのだと思われます
自己犠牲の事を「サービス」と表現するのは,オハラの一件がどれだけベガパンクの考え方を変えたのかを表す一言でもあると思われます
再生するナス寿郎聖
アトラスの爆破に巻き込まれたはずのナス寿郎ですが,
パキパキと音を立て,頭部から再生しています
サターン聖がルフィと戦った際,同じように損傷した部位が再生していました
今回ナス寿郎も再生したことで,この再生能力は五老星共通の能力だという事がほぼほぼ確定
ウォーキュリー聖などは,硬すぎてそもそもダメージが入らないという形でしたが,ダメージを受けたとしても同じように再生しそうですね
彼らは本当に不死身なのでしょうか
最後五老星をどのように倒すのか,全く読めません
楽しみに待ちましょう
「イザッテトキ」エメトの本気の戦闘開始か
1120話終盤,封豨のウォーキュリー聖とサンドワームのピーター聖を前に仁王立ちするエメトは,
(アリャリャリャ…オレ錆レテタ… コレ…イザッテトキダヨネ…ジョイボーイ…使ウヨ?)
と呟きます
この直前にサンドワームの噛みつき攻撃を受けたエメトは,左腕を失っています
エメトが今の状況を「イザッテトキ」だと感じているのは,2体の五老星を相手にしているからでしょうか
現代のジョイボーイであるルフィのピンチだからでしょうか
そのどちらもという可能性もありますが,何に対して「イザッテトキ」だと感じているのかはかなり気になりますね
ここがエメトにとって一番の正念場だということであれば,エメトの最も本気の戦闘が始まりそうです
エメトは,おそらく800~900年以上前に,ジョイボーイに「イザッテトキ」について話されたと思われます
これほどの期間を経て,今が「イザッテトキ」だと判断したのであれば,900年もの間で最も重要な状況だということになります
エメトの底力,本気の戦闘が,これから見れるのではないでしょうか
今後はリリスがキーマンとなるか
アトラスが爆破してしまったことで,味方のベガパンクの生き残りはリリスのみとなりました
パンクレコーズへのアクセスがつながったままだと,ヨークに安否がバレてしまいますが,リリスのアクセスはアトラスが切ってくれました
これでヨークは,サテライトの生き残りはいないと思い込んでおり,五老星も同様に考えています
ベガパンクの配信が終わってしまえば,ベガパンクの研究成果(=空白の100年について)を明かすタイミングはなくなってしまいます
ここで,空白の100年について読者や麦わらの一味に情報を伝えるのは,リリスになるのではないでしょうか
また,リリスはどれだけ自由に行動しても,ヨークや五老星には死んだと思われているので,制限がかかることもありません
そういった意味でも,エッグヘッド脱出後,リリスは大きな役割を果たしていくキャラになるのではないでしょうか
【1120話】未来の結論 ベガパンクの配信
前話1119話〝エメト〟では,「ーーこの声が必ずや届く事を祈っている」で終わったベガパンクの配信
1120話,冒頭の回想シーンと切り替わり,ベガパンクの配信が続けられます
「過去から声が聞こえてくると 誰かが言った…歴史は〝勝者〟達が語り継ぐもの…」
「過去から声が聞こえて来る」というクローバーの言葉を世界に伝えるベガパンク
「海底に深く沈んだ敗者達の声は極めて小さい…ーーだが多くの犠牲の上に見出すことができた真実を」
「今…世界に伝えた…」
配信を視聴するロビンは,辛い記憶を思い出すように顔を手で覆い,近くの電伝虫は「…」と見守ります
続いて,
「この配信がここまで無事に伝わっている事を祈っている…」
「900年も昔の争いの話を一方向から聞くのも愚かである」
「歴史はより多角的にとらえる必要がある もっと時間が欲しかった…!!」
「しかし!! もう!止める事のできない者達がいる」
ベガパンクほどの頭脳で,クローバーほどの研究を引き継いでも,なお時間が足りなかったと語るベガパンク
空白の100年に起きた戦い・その歴史を多角的にとらえるには,ベガパンクやクローバーほどの頭脳を持ってしても,まだ時間が足りないようです
「25年前ーー海賊ゴール・D・ロジャーは ついに前人未到の世界一周を達成した」
「そして彼らは聞いた筈 最も純粋な過去の声を」
「ーーつまりだーー皆もう気づいているとは思うが…私は未来をーーこう結論づける!!!」
海賊王ゴールド・ロジャーの本名「ゴール・D・ロジャー」が,世界に初めて明かされます
配信を視聴しているインペルダウンの囚人は,「ゴール〝D〟って何だ?」と,ロジャーの本名に「D」が入っていることに驚きます
ベガパンクが結論づける未来が語られる直前で,1120話〝暴(アトラス)〟はおわりました
ー1120話〝暴(アトラス)〟おわりー
「真実」は伝わっていない…
ベガパンクは,「見出すことのできた真実を世界に伝えた」と語っており,
その内容が無事に伝わっていることを祈っていると話します
しかし,その「真実」が語られたと思われる1119話〝エメト〟の配信は,敵の攻撃を受けたことで途切れ途切れになってしまい,何を言っているかわかりませんでした
つまり,ベガパンクが本当に伝えたかった「真実」は,伝わっていないことになります
彼の祈りは,叶っていません
どうなるのでしょうか
配信で彼が伝えたかった内容は,いつ世界に告げられるのか
展開が大変気になります
止める事のできない者達
ベガパンクが配信中に語った「止める事のできない者達」とは誰の事なのでしょう
世界政府でしょうか
ベガパンクは直前に「歴史は〝勝者〟達が語り継ぐもの」と話しています
現在の世界政府は,空白の100年の戦いの「勝者」にあたります
つまり,歴史を語り継いでいるのは世界政府
歴史を多角的に捉えるにあたり,敗者(ジョイボーイの一味側)から歴史を見る必要がありますが,これを阻止したいのは世界政府ですね
勝者(世界政府)から一方的に聞くのではなく,敗者側(ジョイボーイの一味)からも聞く必要があるが,止めることができない者達(世界政府)がいるため,それは叶わなかった
ということでしょうか
他にも,「止める事のできない者達」の候補として,ワンピースを狙う黒ひげや,麦わらの一味,シャンクスなども挙がってくると思われます
世界へ告げられるロジャーの本名
ゴールド・ロジャーの本名が「ゴール・D・ロジャー」であることが初めて明かされたのは,ドラム島編のDr.くれはのセリフです
読者はこの16巻の時点で,ロジャーの本名を知っていたわけですが,ONE PIECEの世界に住む人々はこの事実を知りません
1120話のベガパンクのこの配信で初めて知ることとなりました
ロジャーは,ラフテルでワンピースを見つけた後,今では政府がDの名を隠そうとする理由がわかると話していました
それだけ政府が隠し続けてきた事実を,1120話でベガパンクが世界に公表したというわけです
これが今後どのように作用してくるのか,非常に楽しみですね
未来の結論
ベガパンクが話す「世界の結論」とは何なのでしょう
「皆もう気づいているとは思うが」というのは,前話1119話で途切れ途切れとなっていた部分が全てわかっていれば,もう気づけるような結論だということですね
しかし読者含め,視聴していた人々からしたら,ベガパンクが何を言いたいのかさっぱりわからなかったため,この結論も予想がつきません
どのような結論が待っているのでしょうか
「世界が海に沈む」という未来とは,また別の結論が話されるのでしょうか
今の時点で結論を予想するのは難しいですが,このままいけば,1121話でベガパンクの口から話してくれそうです
あっさり話してくれるかどうかはわかりませんが,楽しみに待ちましょう!
【ストーリーアーカイブ】
巻百十以降
- 【1133話】〝褒めてほしい〟
- 【1132話】〝エルバフの冒険〟
- 【1131話】〝冥界のロキ〟
- 【1130話】〝呪いの王子〟
- 【1129話】〝生人形(リヴドール)〟
- 【1128話】〝RPG〟
- 【1127話】〝謎の国の冒険〟
- 【1126話】〝落とし前〟
- 【1125話】〝何をもって死とするか〟
- 【1124話】〝親友〟
- 【1123話】〝空白の2週間〟
- 【1122話】〝イザッテトキ〟
巻百十
- 【1121話】〝時代のうねり〟
- 【1120話】〝暴(アトラス)〟
- 【1119話】〝エメト〟
- 【1118話】〝自由になる〟
- 【1117話】〝も〟
- 【1116話】〝葛藤〟
- 【1115話】〝大陸の断片〟
- 【1114話】〝イカロスの翼〟
- 【1113話】〝STALEMATE〟
- 【1112話】〝ハードアスペクト〟
- 【1111話】〝太陽の盾〟
最新刊 巻百九
- 【1110話】〝降星〟
- 【1109話】〝阻止〟
- 【1108話】〝応答せよ,世界〟
- 【1107話】〝あんたを捜してたんだ!!〟
- 【1106話】〝きみの味方〟
- 【1105話】〝愚の骨頂〟
- 【1104話】〝ありがとう,お父さん〟
- 【1103話】〝ごめんね,お父さん〟
- 【1102話】〝くまの人生〟
- 【1101話】〝ボニーへ〟
巻百八
- 【1100話】〝ありがとうボニー〟
- 【1099話】〝平和主義者〟
- 【1098話】〝ボニー誕生〟
- 【1097話】〝ジニー〟
- 【1096話】〝くまちー〟
- 【1095話】〝死んだ方がいい世界〟
- 【1094話】〝「五老星」 ジェイガルシア・サターン聖〟
- 【1093話】〝ルフィVS黄猿〟
- 【1092話】〝暴君くま聖地暴走事件〟
- 【1091話】〝戦桃丸〟
- 【1090話】〝黄猿〟
- 【1089話】〝立てこもり事件〟
これからも「ONE PIECE なんでも一覧」をよろしくお願いいたします
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