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【ONE PIECE】第1140話〝スコッパー・ギャバン〟|ギャバン新技〝八十梟帥〟神の騎士団ソマーズ、キリンガム登場

※コミックス派・アニメ派ネタバレ注意

ワンピース(ONE PIECE)第1140話〝スコッパー・ギャバン〟のネタバレ・あらすじ・考察です。
[週刊少年ジャンプ 2025年13号・エルバフ編]

【この記事について】

この回が掲載された当時、当サイトは最新話考察の更新をしていませんでした。

この記事は、2026年10月にあとから書いたものです。

1140話まとめ!

  • ロキの鎖の鍵をめぐり、ギャバンがルフィ・ゾロと激突。技〝八十梟帥(やそたける)〟で城の塔が落ちる
  • 2人の強さと〝白い姿〟を見届けたギャバンは「降参」。エルバフが無事ならまた会いに来いと言い残して去る
  • 陽界では軍子が魔法陣で、神の騎士団のソマーズ聖とキリンガム聖を呼び出す
  • シャムロックは〝聖地〟へ帰ることに。巨人の子どもたちの誘拐を「ゲーム」にしろと命じる
  • 【考察】技名〝八十梟帥〟=日本書紀の「大勢の勇猛な首領たち」。この技で神の騎士団を丸ごと倒す?
  • 【考察】魔法陣の名〝五芒星(アビス)〟=悪魔を閉じ込める「底なしの淵」。「神」の騎士団の正体は「悪魔」?

ギャバンVSルフィ&ゾロ

舞台は前の話に続いて、エルバフの「アウルスト城」。

1139話で明かされたヤーさんの正体は、〝海賊王の左腕〟スコッパー・ギャバンでした。

ただし、目の前のルフィたちは、まだそれを知りません。

ロキの鎖の鍵を先に手にしたギャバンは、奪ってみろとルフィを挑発します。

『何でおっさんから鍵奪わなきゃならねェんだ!!』『くれよ!!』

『ヤー氏 一体何を!?』

ロードも、ヤーさんのまさかの行動に戸惑っています。

『奪えねェか?』

この一言で、ルフィに火がつきました。

『にゃろ…!!』

黙って見ていたゾロの頭には、ヤーさんの息子コロンの言葉が浮かんでいました。

『おれの父ちゃん 元海賊でエルバフの戦士にだって負けねェんだ!!』

コロンは1135話で、父親は人間の元海賊だとルフィたちに話していました。

ロードの手から飛び出したルフィが、鍵に手を伸ばす。

ところが、ギャバンはひょいひょいとかわしてしまいます。

『いやいや おっさん おれはさっさとロキんとこ行ってよ』『また宴に戻りてェんだ!!』

『なら奪えばいい』

ルフィも、迷わず答えます。

『勿論!!』

次の瞬間、跳び上がったギャバンの手の中で、鍵が黒く染まります。

『!! 覇気』

覇王色の覇気をまとった鍵が、ルフィの頭上に振り下ろされました。

『べほォ!!!』

『ウソでしょ!? ルフィ!!』

ただの鍵1本で、あのルフィを叩き伏せる。

麦わら帽子を褒めるギャバン

瓦礫の中から、怒ったルフィが飛び出してきます。

『うおお〜〜〜!!!』

エルバフで角つきのカブトをかぶっているルフィ。

ギャバンが目を留めたのは、その背中の麦わら帽子でした。

『いい麦わら帽子だな』

『カブトより似合うんじゃねェか?』

鍵を奪いにかかりながら、ルフィが答えます。

『そりゃシャンクスから預かってる〝宝物〟だからな!!』『鍵よこせ!!』

1話で、立派な海賊になったら返しに来いとシャンクスから預かった麦わら帽子です。

ところが、ギャバンの返事は意外なものでした。

『預かる? くれなかったのか?』

『ケチな男だ』

シャンクスを「ケチ」呼ばわりされて、ルフィは怒って言い返します。

『バーカ!! そういう意味じゃねェよ!!!』『何も知らねェでシャンクスをケチとか言うな!!』

『はは』

ギャバンは笑いながら、鍵の先をルフィの口に突っ込み、壁まで押し込みました。

『口の減らねェガキだ』

レイリーも褒めた麦わら帽子

初対面のルフィの麦わら帽子を褒めたのは、ギャバンが初めてではありません。

思い返せば503話、シャボンディ諸島のオークション会場。

ルフィと初めて会ったロジャー海賊団の副船長レイリーも、まず麦わら帽子に目を留めていました。

『その麦わら帽子は……』『精悍な男によく似合う……!!』

『会いたかったぞ』『モンキー・D・ルフィ』

ロジャー海賊団の〝右腕〟と〝左腕〟。

2人そろって、初めて会ったルフィの麦わら帽子を褒めたことになります。

「似合う」という言葉まで同じです。

ギャバンの技〝八十梟帥(やそたける)〟

宙を舞う2本の斧を、ギャバンがつかみ取ります。

『斧!?』

斧2本こそ、ギャバンの基本の武器。

『〝八十梟帥(やそたける)〟』

その瞬間、ルフィの背筋に寒気が走ります。

『ルフィ避けろ!!!』

叫んだのはゾロ。

斧2本から、斬撃の嵐が放たれます。

割って入ったゾロが、刀で受け止めました。

『いい船員(クルー)がいるな』

斬撃は、巨人サイズのアウルスト城の塔まで斬り落とします。

鍵1本でルフィを叩き伏せ、斧2本で巨人の城の塔を落とす。

〝海賊王の左腕〟の名にふさわしい強さです。

技名の由来を考察

ギャバンの技〝八十梟帥(やそたける)〟。

この技名は、「日本書紀」に出てくる言葉と同じです(参考:八十梟帥(Wikipedia))。

【八十梟帥(やそたける)とは】

「日本書紀」の、神武天皇が大和を目指して東へ進む場面に出てくる言葉。

  • 八十(やそ):数が多いこと
  • 梟帥(たける):勇猛な首領

合わせて「大勢の勇猛な首領たち」。

神武天皇の行く手をはばんだ、大和の土地の猛者たちを指します。

1139話では、ギャバンが1人で数百人の海賊を返り討ちにした〝山喰らい〟の伝説が語られていました。

大勢の猛者を、たった1人で相手にした男。

〝山喰らい〟の伝説そのものが、技の名になっているのかもしれません。

もう一つ気になるのは、八十梟帥が立ちはだかった相手です。

神武天皇は、天照大神の子孫とされる人物。

八十梟帥は、「神の子孫」に抗った者たちでした。

そしてこの回、エルバフには「神の騎士団」が姿を現します。

ギャバンと神の騎士団がぶつかる日も、そう遠くはなさそうです。

ここで思い出したいのが、八十梟帥の意味です。

「大勢の勇猛な首領たち」。

相手が何人そろっていても、まとめて薙ぎ払う技なのでしょう。

ギャバンがこの技で、神の騎士団を丸ごと倒してしまう可能性も?

ルフィの〝白い姿〟に食いつくギャバン

ゾロの横で、ルフィがギア5に変身します。

『やるぞ ゾロ!!』

『あぁ』

その姿を見たギャバンは、笑みを浮かべました。

『確かに〝白い姿〟』

「確かに」という一言。

ルフィの〝白い姿〟のことを、ギャバンはどこかで聞いていたようです。

『覚悟しろよ!!』

ルフィとゾロが、そろって飛びかかる。

ところが……ギャバンは両手を上げて、ひと言。

『降参』

勢い余ったルフィとゾロは、そのまま地面に突っ込みました。

『ふざけんな ジジイ!!』

『がははははは!!』『ムキになるな 冗談だ』

冗談で済ませるギャバンに、ゾロが噛みつきます。

『人の命狙っといて冗談で済むわけねェだろ!!』

『死んでねェからいいだろ』

気づけば、鍵はルフィたちの足元にありました。

『目的の〝鍵〟は お前達の手にある』

ルフィとゾロの強さは、十分にわかった。

うわさの〝白い姿〟も、この目で見た。

目的を果たしたため、降参して戦いを終えたのでしょう。

ロードが、ヤーさんの正体を明かそうとします。

『ル…ルフィたち…!! 実は この男は……』

『ロード!! 急ぐな』

正体は、まだ明かさない。

笠をかぶり、背を向けるギャバン

『この島を出る頃に』『エルバフが無事だったら』『またおれに会いに来い』

『何でだよ 二度と会うか!!』『そうだバカヤロー!! 鍵のありかはありがとな!!』

怒る2人を背に、ギャバンは立ち去っていきます。

その脳裏には、ある男との会話がよみがえっていました。

『おい シャンクス』『おれが簡単にそいつを信用すると思うか?』

『はは 確かに』『あんたの好きにしていいよ ギャバンさん』

ロジャー海賊団解散後も、シャンクスはたびたびギャバンの元を訪れていたようです。

ルフィのことも、ギャバンはシャンクスから聞いていたのです。

【1140話のギャバンまとめ】

【判明したこと】

  • 鍵にも覇王色の覇気をまとわせて戦う
  • 斧2本の技〝八十梟帥(やそたける)〟
  • ロジャー海賊団解散後も、シャンクスがたびたび訪れていた
  • ルフィの〝白い姿〟のことを知っていた

【この回の動き】

  • 鍵を賭けてルフィ・ゾロと戦い、2人の強さと〝白い姿〟を見届けて「降参」
  • ロードが正体を明かそうとするのを止める
  • エルバフが無事なら、島を出る頃にまた会いに来いと言い残して去る

場面は陽界へ

場面は変わって、エルバフの「陽界」にあるセイウチの学校。

子どもたちが、先生に空を指さして騒いでいます。

『鳥鳥〜〜!!』『変な鳥 鳥鳥 鳥〜!!』

ところが、先生には見えません。

『どこに?』

その「変な鳥」の正体は、空を滑る鳥のような形の乗り物でした。

乗っていたのは、神の騎士団のシャムロックと軍子(1137話)。

『学校があるとは あつらえた様だ…』

1138話で矢印に乗って冥界を飛び立ったとき、シャムロックはこう話していました。

『戦士共の子供達を抑える…』『もう一人呼べ…』

そして、軍子が動きます。

『呼ぶぞ』

『ああ』

軍子が手をかざすと、地面に円い魔法陣が浮かび上がりました。

円の中には、5つの角を持つ星。

軍子が呼び出した2人の神の騎士団

黒い雷とともに、魔法陣から2つの人影が現れます。

『あー わかったよ』『行くのは全く構わねェけど』

『出発はどこから!?』『アビスは!?』

どうやら、誰かと話している途中だったようです。

下着姿のソマーズ聖

1人目は、ソファーに座ったまま電伝虫で話している老人。

しかも、下着姿です。

『いやァ あるだろ?』『着替えとかさ 準備がよ』

電伝虫の相手と、のんきに話を続けています。

『兵糧の件よ!!』『さすがに神々の餓死はねェよな』

名札には「神の騎士団(シェパード家)ソマーズ聖」と書かれています。

『ん? 軍子 どうした』『おれん家に何の用だ?』

ソマーズは、まだ自分の家にいるつもりです。

その姿を前に、軍子は顔を赤らめていました。

1137話では、鎖につながれたロキを矢印の能力で冷淡に痛めつけていた軍子。

(その軍子が、ソマーズの下着姿に照れている。ギャップで可愛いですね……※感想キモ)

遅刻寸前のキリンガム聖

2人目は、長い棒を手に、大慌てで駆けている男です。

『まずいぞ まずいな』『遅刻だ 遅刻ゥ〜〜!!』

『だいぶ寝ボケてた どこ行けって言われたっけな!!』

名札には「神の騎士団(リモシフ家)キリンガム聖」とあります。

そして2人は、ようやく自分たちのいる場所に気づきました。

『ここ「エルバフ」ゥ〜〜〜!!?』

『おれの部屋のソファーごと いくか!? フツー!!』

呼び出された2人も、呼び出されるとは思っていなかったのです。

なぜ2人呼ばれたのか

『1人でよかったが なぜ2人呼ばれた?』

シャムロックが呼ぶつもりだったのは、1人だけ。

『アンタが帰るからだよ 団長!!』

聞き返すシャムロックに、キリンガムが続けます。

『上からの司令だ』

団長シャムロックは、〝聖地〟へ帰ることになったのです。

『確かに今〝聖地〟は深刻な事態といえる』『〝世界会議(レヴェリー)〟以降どうかしてるぜ』

世界会議(レヴェリー)の後、〝聖地〟では何かが起きているようです。

ソマーズは、エルバフにいる理由もシャムロックに尋ねます。

『何してる こんな非加盟国で…』『ハラルドの墓参りでも?』

狙いは巨人の子どもたち

状況と任務を聞いたソマーズは、すぐに飲み込みました。

『OK OK』『ガキを誘拐して〝聖地〟へ運ぶのか』

神の騎士団の狙いは、巨人族の子どもたちの誘拐だったのです。

『ガキっつっても 袋詰めはできねェデカさ…』

運び方について、キリンガムが気になることを口にします。

『マークのねェ奴ァ〝五芒星(アビス)〟を通れねェ』『船で運ぶ事になるが…』

……と言いかけて、キリンガムはそのまま眠り込んでしまいます。

『コイツ…』

そしてシャムロックが命じたのは、思いもよらないことでした。

『……お前達の能力なら』『「ゲーム」にしろ…!!』

子どもたちの誘拐を、「ゲーム」に。

【1140話の神の騎士団まとめ】

【判明したこと】

  • 新たな騎士はソマーズ聖(シェパード家)とキリンガム聖(リモシフ家)
  • 魔法陣の名は〝五芒星(アビス)〟。マークの無い者は通れない
  • 団長シャムロックは、上からの司令で〝聖地〟へ帰ることに
  • 〝聖地〟は、世界会議(レヴェリー)以降、深刻な事態

【次の一手】

  • 巨人族の子どもたちを誘拐して、〝聖地〟へ運ぶ
  • 子どもたちは五芒星(アビス)を通れないので、運ぶなら船
  • シャムロックは、誘拐を「ゲーム」にしろと命じた

魔法陣の名前は〝五芒星(アビス)〟

キリンガムの口から出た、魔法陣の名前。

それが〝五芒星(アビス)〟。

1134話でシャムロックと軍子がアウルスト城に現れたときも、黒い雷とともにこの魔法陣が床に広がっていました。

その名前が、ついに明かされたのです。

通れるのは、「マーク」を持つ者だけ。

【「アビス」と五芒星】

  • アビス:英語の「abyss」。深淵・奈落、底の知れない深い穴
    語源はギリシャ語で「底なし」
  • 聖書のアビス:悪魔が閉じ込められる「底なしの淵」
  • 五芒星:5つの角を持つ星形
    魔術や魔除けの印として使われてきた図形

新約聖書の「ヨハネの黙示録」には、天使が「底なしの淵」の鍵と大きな鎖を手に、天から降りてくる場面があります。

天使は悪魔でありサタンである竜を縛り、千年のあいだ底なしの淵に閉じ込めました。

「神」の騎士団の正体は「悪魔」?

1139話では、王の間の魔法陣を見たナミが、こう言っていました。

『どっかの国の儀式で悪魔呼んだりするやつ』

2年前にブルックが飛ばされたハラヘッターニャ(524話)でも、黒魔術師たちが魔法陣の儀式でサタンを呼び出そうとしていました。

魔法陣といえば、悪魔を呼び出す儀式。

そしてその名は、悪魔を閉じ込める「底なしの淵」と同じアビスでした。

【「神」と「悪魔」】

  • 名乗る名:「神」の騎士団
  • 現れ方:「悪魔」を呼ぶ儀式のような魔法陣から
  • 魔法陣の名:「悪魔」を閉じ込める淵と同じ〝アビス〟

名乗っているのは「神」です。

なのに、身の回りにあるのは「悪魔」の影ばかり。

「神」を名乗る神の騎士団の正体は「悪魔」…?

黙示録の鍵と鎖、ロキの鎖の鍵

もう一つ気になるのは、黙示録に出てくる「鍵」と「鎖」です。

天使が手にしていたのは、底なしの淵の鍵と、大きな鎖。

鎖で縛られ、淵に閉じ込められた悪魔は、千年が終わると牢から解き放たれます。

一方、この回でルフィが手にしたのは……ロキの鎖の鍵。

【黙示録とエルバフの「鍵」と「鎖」】

  • 黙示録:悪魔を鎖で縛り、底なしの淵に閉じ込める。淵を開くのは鍵
  • エルバフ:「呪いの王子」ロキが鎖につながれている。その鍵が、ルフィの手に

どちらも、「鎖」で縛られた者と、それを解く「鍵」。

悪魔を縛る黙示録の道具が、そのまま「呪いの王子」ロキの物語にそろっています。

ただの偶然ではない可能性も…

ルフィの手にある鍵は、縛られた者(=ロキ)を解き放つ鍵とも言え、黙示録と通ずるところがあります。

扉絵:縛られたうるティ

扉絵は「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」のVol.26。

フーズ・フーのアジトで、ダーツの的に鎖で縛りつけられていたのは……うるティ。

そばには、刀を手にしたフーズ・フーと、手下のCAT’Sの姿があります。

扉絵の題は、うるティのこのセリフです。

『ぺーたんに何かあったら地獄の果てまでシバキ殺しに行くぞ』

「ぺーたん」は、うるティの弟ページワンのこと。

1139話の扉絵で連れてこられていたツノのある2人は、うるティとページワンだったようです。

この回の登場キャラ

アウルスト城

陽界

フィガーランド・シャムロック聖

フィガーランド・
シャムロック聖

マンマイヤー・軍子宮

マンマイヤー・
軍子宮

シェパード・ソマーズ聖

シェパード・
ソマーズ聖

リモシフ・キリンガム聖

リモシフ・
キリンガム聖

アンジェ

アンジェ

イルヴァ

イルヴァ

扉絵連載

フーズ・フー

フーズ・フー

うるティ

うるティ

CAT'S

CAT'S

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