※ネタバレ注意
2024年9月16日(月)発売 週刊少年ジャンプ2024年42号掲載
【扉絵連載】 九里の娘たちが行方不明
扉絵「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」のVol.14
タイトルは「そば屋九里(くり)の娘達が行方不明と聞く」
ヤマトと話すのは,鬼ヶ島決戦でサンジに助けられた芸者「お染」でしょうか
九里の娘たちが行方不明になっているそうです
前回のVol.13では,大工の棟梁「港友」さんが行方不明になっていました
さらにその前回のVol.12では,九里への道中,女性が誘拐されそうになっているところをヤマトが助け出しました
前回の港友さんの行方不明が判明した時点では,女性の誘拐と関連性は無さそうな見方もできましたが,
九里でここまで誘拐や行方不明が起きているなら,やはり同一の犯人,もしくは組織による犯行の可能性が高そうです
犯人の目的はなんなのでしょう
九里という点も共通しています
今回は「娘達」が行方不明になっていますが,港友が行方不明になっているところを見ると,単に女性だけを狙ったものではなさそうです
ワノ国に残る悪の正体とは一体何なのでしょう
行方不明の娘達,港友は無事なのでしょうか
【ヤマト】
<プロフィール>
■名前:ヤマト
■自称:光月おでん
■悪魔の実:イヌイヌの実 幻獣種 モデル”大口魔神”
■年齢:28歳
■誕生日:11月3日(SBS投稿者と誕生日が同じ)
■身長:263cm
■星座:さそり座
■血液型:F型
■出身地:不明
■好物:おでん,サーモン(生,まるかじり)
■嫌いな食べ物:トウガラシやわざびなどの辛いもの(刺激物)
■使用武器:金棒「建」
四皇カイドウの息子。幼少期からカイドウに虐げられて育ち,ルフィたちが鬼ヶ島へ乗り込んだワノ国の戦いでは,その”縁”を絶つために奮闘した。光月おでんの公開処刑を見て以降,彼へ強い尊敬心を抱くようになる。それにより,実際は女性だが男を名乗るようになり,「光月おでん」を自称。一人称は「ぼく」。ワノ国の戦いではおでんの息子モモの助を,体を張って守った。終戦後,おでんと同じように海賊になるべく,麦わらの一味の仲間になるが,ワノ国の漫遊から始めるために国に残った。
【1126話】エルバフへ向かう一行
【セリフ】
カーシー:お前らとウォーターセブンで別れた後よ!!
オイモ:おい達やっお頭達のお顔を一目見ようと「リトルガーデン」へ行ったんだ!!
ルフィ:そうだったのか!! だはは気になるよな~100年だもんな!!
オイモ:そしたらどうだ2人が武器も持たずに殴りあってんだ!!
ブロギー:ガバババ!!
ルフィ:えェ!? 何で!?
ドリー:ゲギャギャ訳あって折れた!!
カーシー:こんな頑丈な2人が殴りあって死ぬと思うか!?
巨人族:タパパパパパパ!! 違ェねェ!! 勝負は〝死〟で決まるのに!!
ドリー:結局こいつらに止められてよ!! おれ達一度エルバフへ帰ったんだ!! 武器を取りにな!!
ナミ:武器を取りにって…まだ続きやるつもり?
ドリー&ブロギー:無論!!
ナミ:呆れた…
ウソップ:うぉいナミィ!! おめーは「リトルガーデン」で何を学んだんだ!!!
ルフィ:そうだ言ってやれウソップ!!
サンジ:強めだなこの酒…
巨人族:こいつは「アブサン」!! 〝緑の妖精〟と呼ばれる酒だ!!
幻覚見る事がある!! 気ィつけろギャガガ
ドンチャン♪ドンチャン♬
ボニー:やっと一緒に見れたね〝水平線〟!!
エルバフへ向かう船上で,宴を楽しむ麦わらの一味と巨兵海賊団一行
ウォーターセブン編で共闘したオイモとカーシーは,その後ドリーとブロギーの元へ向かったと話します
ルフィたちの出航を手助けして武器を失った2人は,素手で殴り合いを続け,オイモとカーシーに止められた後は,武器を取りにエルバフへ帰還したとのこと
まだ続きをやるつもりのドリー&ブロギーにナミはやや呆れてる様子ですが,「勇敢な海の戦士」を目指すウソップは,そんなナミに熱い思いをぶつけます
一方傍らでは,新たな酒が登場しています
サンジの飲んでいる強めの酒の名は「アブサン」
〝緑の妖精〟と呼ばれる酒で,幻覚を見る事があるとのこと
なかなか危険な酒ですね
ドンチャン騒ぎで宴を楽しむ麦わらの一味,巨人族
その次に描かれたのは,子供の姿のボニーが,父くまの語り掛ける様子
「やっと一緒に見れたね〝水平線〟!!」
そこには大きな大きな水平線が広がります
エルバフへ帰った理由判明
1126話の会話で,ドリーとブロギーがエルバフに帰還した理由が判明しました!
2年前麦わらの一味が訪れたリトルガーデンで,決闘を繰り返していたドリーとブロギー
エルバフの戦士が争いを始めて互いに引けない場合,「常に正しきものに加護を与え,正しい奴を生き残らせる」と言う”エルバフの神”の審判を受けるとされています
つまり,エルバフの戦士であるドリーとブロギーの戦いは,「どちらかが死ぬまで終わらない」というのが鉄則でしたが,
ワノ国後,赤髪海賊団が滞在するエルバフが描かれた時,そこにいたのはドリーとブロギーでした
2人はいつ帰還したのか,どのような理由で帰還したのかは不明でしたが,それが1126話で明かされました
帰還した理由は「武器を取りに戻るため」でした
これまでは「ルフィがニカを覚醒させたから」などの理由が有力でしたが,武器を取りに戻っていたんですね
2人は麦わらの一味の出航を手助けして武器を失った直後,素手での殴り合いで決闘を続けていました
ですがオイモとカーシーに止められてさすがに武器を取りにエルバフに戻ったようですね
まだ続きはやるつもり
ドリーとブロギーが武器を取りにエルバフへ戻ったことからわかる通り,彼らはまだ決闘を続けるつもりのようですね
彼らからしたら当然の事でしょう
上記で説明した通り,決闘を始めたドリーとブロギーはエルバフの審判を受けるため,どちらかが死ぬまで決闘は続きます
そして2人は100年以上前から決闘を続けており,70000回以上も戦ってきました
漫画「ONE PIECE」は27年の歴史がありますが,作中の時系列では,まだ2年しか経っていません
我々読者からしたら,「リトルガーデン編から長い時間が経ったな」という感覚ですが,
作中の時系列で100年以上前から決闘し続けてきた2人なので,今さら決闘をやめるということはないでしょう
ですがその心意気にナミは呆れ気味
こういうやり取り面白いです
折れた理由は言わない
武器が壊れてしまった理由をルフィに問われたドリーは,
「ゲギャギャ訳あって折れた!!」
と,理由を言いませんでした
2年前,麦わらの一味がリトルガーデンを出航する際,目の前には巨大な金魚「島食い」が現れました
ドリーとブロギーの2人は,彼らの出航を手助けして合体技「覇国」を放ち,それぞれの武器は役目を終えました
ONE PIECE屈指の名シーンですが,麦わらの一味は前だけ向いて次の島へ向かったため,2人の武器が壊れたことを知りません
つまりドリーとブロギーは,ルフィたちを手助けして自分たちの武器を失ったわけですが,それを本人たちに伝えないという粋なことをしたのですね
カッコいいです
新たな笑い方
巨人族とルフィたちの会話で,新たな「笑い方」がいくつか発見できます
「タパパパパパパ!! 違ェねェ!! 勝負は〝死〟で決まるのに!!」
「気ィつけろギャガガ」
- タパパパ
- ギャガガ
ですね
巨兵海賊団メンバーの笑い方でしょう
エッグヘッド編で名前が判明した巨兵海賊団「シグ」「ビョルン」などの笑い方でしょうか
誰の笑い方かはわかりませんが,ONE PIECE特有の笑い方が充てられているということは,重要な位置づけのキャラなのでしょう
また,巨人族の笑い方は最後が濁音になるものがほとんどで,唯一「ハグワール・D・サウロ」だけが,「デレシシシ」と,濁音以外で終わります
今回判明した笑い方では,「タパパパ」が濁音以外にあたりますが,半濁音ではありますね
巨人族のキャラたちの特殊な笑い方の一覧はこちらになります
- ドリー:ゲギャギャギャ
- ブロギー:ガバババ
- カーシー:ウババババ
- ハグワール・D・サウロ:デレシシシ
- ハイルディン:ディガガガガ
- ヨルル:ザババババ
- ヤルル:ボジャジャジャジャ
【ナンバーズ】
- 一美(インビ):イビビビ
- 二牙(フーガ):フガガガ
- 三鬼(ザンキ):ザキキキ
- 四鬼(ジャキ):ジャキキ
- 五鬼(ゴーキ):ゴキキキキ
- 七鬼(ナンギ):ナギギギ
- 八茶(ハッチャ):ハチャチャ
- 九忍(クニュン):くにゅにゅ
- 十鬼(ジューキ):ジュキキキ
幻覚を起こす酒「アブサン」
この宴では,ONE PIECE初登場のお酒が登場しました
その名も「アブサン」,〝緑の妖精〟と呼ばれるお酒のようです
巨人族は「幻覚を見る事もある」と説明しています
やや危険そうなお酒ですね
巨兵海賊団がエッグヘッドに助けに来た際,ブロギーはルフィに「ハカール」というエルバフの非常食をルフィに紹介しました
そして,このハカールという現実にも存在する食べ物で,北欧の祝宴で食べられる料理でした
今回登場した「アブサン」というお酒も,現実に存在するお酒ですね
【アブサン】
アブサンはブランデーなどのスピリッツに薬草や香草、スパイスなどを漬け香り付けしてから再蒸留させたもの。ハーブ系リキュールのひとつ。度数は70%から低いものでも40%ほどと高い。「禁断のお酒」「伝説のお酒」とも呼ばれる。
〝森の妖精〟という別名は,ONE PIECEの世界でのみ呼ばれている別名ですね
実際のアブサンにも幻覚作用があると言われていました
これはニガヨモギの「ツヨン」という成分が幻覚を引き起こすとされていたのですが,大量摂取しない限りは幻覚作用を起こす恐れはなく、実際のアブサンを飲んだ程度では問題ないとされています
巨兵海賊団は北欧のヴァイキング(昔の海賊)がモデルになっているので,「アブサン」も北欧のお酒かと思われましたが,ヨーロッパ諸国のお酒みたいですね
やっと見れた〝水平線〟
巨人族や麦わらの一味が宴で盛り上がっている中,ボニーは父に笑顔で話しかけます
くまはかつてボニーと,
「今度会う時は海の上で一緒に水平線を見ような‼」
と約束しました
くまの意思は失われてしまいましたが,ボニーとくまはこの約束を果たすことができました
くまは笑顔にも見える表情を浮かべます
ボニーもいい子過ぎですね
くまの意識は取り戻される日は来るのでしょうか
なんとか戻ってほしいです
【1126話】バルトロメオの落とし前 赤髪のけじめ
【セリフ】
一か月以上前 ここ新世界「ガルテル島」にてー
事件が起きたーー
海賊〝人喰いのバルトロメオ〟が…
「四皇」赤髪のシャンクスのナワバリにて
街に掲げられていた〝赤髪〟の海賊旗を燃やし
「皇帝」を面子を潰した
シャンクス:ーこれを許すと…
他の島々や…海賊達に貸したこの〝旗〟の信頼がなくなり
おれの友人達が危険に晒されてしまう
バルトロメオ:もっともだべ…!!
申し訳ねェべ!!
おらはそったら事も考えなしに……!! 無知で愚かな事をした…!!
ホンゴウ:こいつは〝猛毒〟だ……!!
一か月以内に〝麦わらのルフィ〟に飲ませて来い!!
バルトロメオ:え…
ホンゴウ:激痛と共に全身から血を吹き出し絶命する
お前の親分に責任を取らせる!!
ガンビア:そんな何でルフィ先輩達が…!!
ホンゴウ:わ(バルトロメオが猛毒の薬を咥える)
バルトロメオ:グイッ…(猛毒を飲み込む)
ガンビア:わーボスー!!!
ボス死んじまうやめてくれー!!
血ィ吹き出して死んじまうよォ~~!!
バルトロメオ:これでいい!! ハァハァ
ルフィ先輩の「盃」も「旗」も!! おらたづ勝手に貰ったもんだ!!
だがらルフィ先輩には関係ねェし黙ってで欲しい!!!
おらなんかの為に…!! 先輩の大切な時間を一秒たりとも使って欲しぐねェがら!!!
この件ならおらというチンピラが勝手に「四皇」に盾ついて殺されただけのよくある話!!!
おらだって見たがったルフィ先輩が「海賊王」になる姿!!!
バカだからしくじったァ~~!! チキショ~~!!
(さらば 仲間達!!)
ゲップ…
?
バルトロメオ:うおー逃がして貰えたべ!!
ガンビア:行け行け遠ざかれ~!!!
ーーアレ毒じゃなかったって事は元々ルフィ先輩を殺す気じゃなかったんだな
バルトロメオ:「四皇」っつーがら恐ろしい男かと思ったが
案外甘ェんだべな!!
ベックマン:何ニヤニヤしてんだお頭…
シャンクス:だって嬉しいじゃねェか ルフィがあんなに思われて
ヤソップ:ホイホイお頭そこどいてくれ!!
ケジメはケジメ(銃を構える)
ドォ…ン!!
ガルテル島沿岸沖にてーー
「バルトロメオ海賊団」の船撃沈ーー
生死不明ーー
ドレスローザ編後の扉絵連載「押し掛け麦わら大船団物語」Vol.6でとある島に訪れたバルトクラブ
そこで港一番の悪をシメたバルトロメオは,ルフィグッズを押し売り
しかしその島が「四皇」赤髪のナワバリだと知ったバルトロメオは,その旗を燃やすという事件を起こしました
その後ワノ国編終盤,ワノ国近海に訪れ,ルフィと会えるチャンスだった赤髪海賊団は,
第1054話〝炎帝〟
シャンクス:ルフィに会う気はない…!!
今おれ達のナワバリで何が起きてる?
ホンゴウ:あールフィの子分だっていう…バルト何だっけな
ウチの旗燃やしてルフィの海賊旗に変えた…
シャンクス:そのケジメはどうする…おれの信頼は?
ラッキー・ルウ:やーそりゃそうだがよ
ベックマン:…
と,ナワバリで暴れたバルトロメオへの対応について悩んでいました
ルフィの子分であるバルトロメオ,ルフィの師匠であるシャンクスは今後どのような関係性になっていくのか注目ポイントでしたが,
今回1126話で,その進展が描かれました
赤髪を前に,手も足も出なかったのかボコボコの状態のバルトロメオ
地に額を付け,自身の愚行を悔やみます
そして赤髪海賊団船医ホンゴウに渡されたのは,とある〝猛毒〟
〝落とし前〟としてこの猛毒を,1か月以内に〝麦わらのルフィ〟に飲ませてこいと命じられたバルトロメオは,
その猛毒を奪い取り,飲み込みます
ボコボコの状態のバルトロメオは,親分ルフィへの思いを語ります
ルフィ先輩の「盃」も「旗」も!! おらたづ勝手に貰ったもんだ!!
だがらルフィ先輩には関係ねェし黙ってで欲しい!!!
おらだって見たがったルフィ先輩が「海賊王」になる姿!!!
自分の愚行の為に憧れのルフィ先輩には1秒たりとも使ってほしくない,そのためなら死すらも厭わないバルトロメオ
ここで仲間へ別れを告げ,全員に走る激痛を覚悟するが,出てきたのはゲップだけ
渡されたのは実は猛毒ではなかったと判明し,バルトロメオたちはすぐに退散!
シャンクスは,ルフィをそれだけ慕う子分がいることを喜びを隠せず,思わずニヤニヤ
なんだかんだで許されたバルトロメオかと思いましたが,ケジメはケジメ
バルトロメオ海賊団へ繰り出される”追撃者(チェイサー)”ヤソップの銃撃は,無慈悲に船を撃沈させました
「バルトロメオ海賊団」の船撃沈ーー
生死不明ーー
島名判明「ガルテル島」
バルトロメオが赤髪の海賊旗を燃やした島の名前が「ガルテル島」と判明しました
バルトロメオが赤髪の旗を燃やす一部始終が描かれた扉絵連載「押し掛け麦わら大船団物語」で初めて登場しました
シャンクスは,友人を守る形でその土地をナワバリにしています
このガルテル島にもシャンクスの友人,赤髪海賊団の友人がいるのでしょうか
バルトロメオの後悔 ルフィへの思い
赤髪の海賊旗に手を出してしまった事へ,強く後悔するバルトロメオ
〝麦わらのルフィ〟に飲ませてこいと命じられた〝猛毒〟を飲み込んだバルトロメオは,ルフィへの思いを吐露しました
もともと麦わら大船団は,子分たちが勝手に盃を交わし,勝手に忠誠を誓って結成された組織です
特にルフィを崇めて尊敬するバルトロメオは,「ルフィには一切迷惑をかけたくない」という思いや,「自分のためなんかに大切な時間を1秒たりとも使ってほしくない」という思いが強く,この場で自分が死ぬことで落とし前をつけようとしました
バルトロメオかっこよすぎますね
ですがもちろんルフィが海賊王になる姿は誰よりも見たかったはずです
自分の愚行を激しく後悔したバルトロメオですが,猛毒ではないと知り,その後の行動の速さに嬉しさが表れていますね
バルトロメオのルフィへの強い思いが,一層濃く描かれ,再認識させられたシーンとなりました
喜ぶシャンクス
バルトロメオと対面している間は,終始不気味な怖い表情でしたが,船ではなにやらニヤニヤした表情を浮かべます
ベックマンにツッコまれたシャンクスは,
「だって嬉しいじゃねェか ルフィがあんなに思われて」
と気持ちをこぼします
弟子であり友達のルフィをあれだけ慕う子分が表れて,シャンクスもうれしいようですね
ルフィの兄であるエースやサボと同じような反応をしていますね
バルトロメオ生死不明
赤髪海賊団狙撃手ヤソップの砲撃を受けたバルトロメオ海賊団
船は跡形もなく大破し,ルフィをかたどった船主は非情に海へ落下
バルトロメオ海賊団の生死は不明となりました
彼らは死んでしまったのでしょうか
エルバフで赤髪海賊団に敗北したキッド海賊団は〝壊滅〟
勝者島(ウィナーとう)で黒ひげ海賊団に敗北したハートの海賊団は〝敗北〟
そして今回落とし前として砲撃を受けたバルトロメオ海賊団は〝生死不明〟
このような表現の違いを持たせている中で,バルトロメオ海賊団をあえて〝生死不明〟としているということは,生きているのではないでしょうか
また,海賊島ハチノスで黒ひげ海賊団との戦いの末捕らえられた”海軍の英雄”ガープは,「消息不明」として報じられました
そして今回,ガープは生きていることが判明したため,バルトロメオ海賊団が生きている可能性は高いと思われます
”追撃者”ヤソップの実力
「四皇」赤髪海賊団の狙撃手で,〝追撃者(チェイサー)〟の異名を持つヤソップの実力が垣間見えました
沿岸から遠くのバルトロメオ海賊団の船へ銃撃し,爆発のような攻撃を食らわせました
これほどの威力のライフル銃を使いこなし,1発で命中させるヤソップの実力が垣間見えましたね
さすが四皇の船員と言わんばかりの実力ですね
赤髪海賊団の戦闘はまだあまり描かれておらず,彼らの本気の戦闘力はまだまだ計り知れませんが,
今回のヤソップの一撃は,その戦闘力の高さを見せつけるものとなりました
ですが「本気の戦闘力」とは程遠いので,実力が計り知れないという状況は変わりませんね
バルトクラブ→バルトロメオ海賊団
今回1126話では,「バルトロメオ海賊団」と表記されました
彼らが初登場したドレスローザ編では,「バルトクラブ」として登場しました
麦わら大船団に加入した時点で改名したのでしょうか
(ミスの可能性もあります)
バルトロメオは元は150の暗黒街を取り仕切るギャングとして陸で活動していました
そしてローグタウンでのルフィの海賊王宣言と奇跡の生還劇を目にして強いあこがれを抱くようになり,麦わらの一味の怒涛の活躍に背中を押され,「バルトクラブ」を結成して海へ出ました
そしてドレスローザ編でルフィの子分となり,麦わら大船団の一員となってから,
もしかしたら「バルトロメオ海賊団」と,より海賊団らしい名称に変更したのかもしれないですね
【1126話】黒ひげ激怒!ガープは生存
【セリフ】
海賊島「ハチノス」
黒ひげ:どうなってんだピサロ!!! おれの居ぬ間に…!!!
ピサロ:いやそうニャんだが……!!
黒ひげ:聞いたよな!? 世界がいよいよ動き出す!! 〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟はもう裏の世界の知識じゃねェ!!
早ェ話「四皇」同士の奪い合いだ!!!
政府海軍も絡んでくるぜ!? あいつら無視して勝ち抜けしねェぞ!!
そこに必要なカードが〝コビー〟だろ!! それを逃げられたァ!!?
ピサロ:ごめんてごめんてティーチ!! 聞いてくれ話を!!
ーーまずモリアを逃がされてだニャー
サンファン・ウルフ:この店どこにあったっけ(建物の位置を直してる)
海賊:もっと左だよ
尻で壊してる~!!
黒ひげ:モリアも逃がしたのか!?
海賊たち:提督~!!!
おれ達ァいつでも準備できてんぞォ!!!
〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟を手に入れるのは!!
あんただよなァ〝黒ひげ〟ェ~~~!!!
世界獲ってみせてくれェ~~~!!!
黒ひげ:ゼハハハ!! 士気が上がってんな!!! これを利用しない手はねェぜ!!!
それで?クザンもう一度聞かせろ コビーは逃がしたが…?
クザン:あァガープを捕らえた
黒ひげ:ゼハハハ最高じゃねェか!!!
ピサロ:ニャー!! ティーチ価値は上がったろ!!
クザン:正確に言うなら…
殺したつもりが生きてたってだけだが…
黒ひげ:とんでもねェ手柄だクザン 他の誰があいつを討ち取れる!?
クザン:いやァ寄ってたかってやっとさ…
バージェス:風向きがいいなウィ~~ハハハハ!!!
黒ひげ:三つ目娘も手に入れたしなァ!!!
おい!! ラフィットにつなげ!!
プリン:あっ…!! フン!!
海軍会社「UMITシッピング」本社ーー
ラフィット:(ガチャ…)はい提督
黒ひげ(電伝虫):「革命軍」はどうしてる?
ラフィット:奴らの〝兵糧攻め〟は本気ですねえ……
「赤い港(レッドポート)」の〝ボンドラ〟は故障続き
特に食料を載せた時は100%動かない
ただでさえ各国からの運搬を止められた〝食料〟
海軍が何とか確保してもボンドラが墜落!!
あの天竜人から餓死者が出るなんて事になれば……前代未聞ですね…!! 面白い!!
黒ひげ(電伝虫):ゼハハハ!! 楽しんでねェでおめェは〝準備〟を整えろ!!
ラフィット:フフフ…承知してます!!
海賊島ーー
デボン(電伝虫):ピサロ!! 着いたよ
ピサロ:ニャー!! デボンだ
デボン:引き上げて
ピサロ:まったく入港を面倒くさがるなよニャー
ケガ人だぞおれはニャー!!
カリブー:ギャ~~~!!!
うおォ~~いけねェ!! コイツァいけねェ!! カ~イ物さんにィ!! さ~~らわれちまってんじゃナイのよォ~~~う!!
兄さん姐さん何とかしちゃっておくれよォ~!!
デボン:うるさいねいちいち
ピサロ(電伝虫):例のやつ連れて来たのかニャー?
オーガー:ああ
シャンクスとバルトロメオの落とし前に続いて描かれたのは,海賊島「ハチノス」
勝者島(ウィナーとう)での”ハートの海賊団”との激闘を制した黒ひげは,本拠地ハチノスに帰還しています
ハチノスに戻った黒ひげは,自身の居ぬ間にコビーに逃げられていることに激怒
ハチノスに滞在していた四番船船長アバロ・ピサロに黒ひげは,コビーの重要性を説いて激怒
これから始まる「四皇」同士の石の奪い合いにおいて必要なカードが〝コビー〟だと語ります
さらに捕らえていたはずの元七武海「ゲッコー・モリア」にまで逃げられ,黒ひげはヒートアップ
一方サンファン・ウルフ(デカデカの実)は,ガープ&SWORDとの戦闘で荒れた町を修繕しますが,尻で別の建物を破壊してしまいます
下っ端の海賊たちの士気はMAXまで上がっています
コビーを逃がしたと聞いた黒ひげですが,朗報を耳にします
「ガープを捕らえた」
”海軍の英雄”ガープを討ち取ったクザンの手柄に大喜びの黒ひげ
傍らには,ホールケーキアイランドからさらってきた”三つ目娘”プリン
先ほどまで激怒していた黒ひげは上機嫌となり,ラフィットに電伝虫を繋ぎます
海軍会社「UMITシッピング」にいるラフィットは,革命軍の〝兵糧攻め〟について報告します
各国からの食料の運搬は止められ,仮に食料を確保しても地上からマリージョアへ荷物を届ける〝ボンドラ〟は次々と墜落
天竜人から餓死者が出るかもしれないという前代未聞の事態を楽しむラフィット
それに対し黒ひげは「〝準備〟を整えろ」と意味深は指示
さらにハチノスには,エッグヘッド組のカタリーナ・デボンとヴァン・オーガーが帰還
そしてこの船に同行しているのは,カリブー
ついに黒ひげの元に「古代兵器の情報」が伝わります
必要なカード〝コビー〟
アバロ・ピサロに激怒する黒ひげは,コビーを必要なカードだと訴えました
より具体的に言うと,四皇同士の石の奪い合いに海軍政府も絡んでくると前置きし,そこに必要なカードが〝コビー〟だと話しました
黒ひげはコビーをどのように利用しようしていたのでしょうか
ですが,元々黒ひげはコビーを誘拐しようと動いていたわけではなく,偶然手に入れました
王下七武海制度が撤廃され,アマゾン・リリーに海軍が進軍する中,黒ひげ海賊団も,ハンコックのメロメロの実の能力を奪うため,アマゾン・リリーに進軍しました
そこで黒ひげは「海兵800名」と「軍艦一隻」を連れ去ろうとしましたが,コビーが身代わりとなることを名乗り出たため,コビー1人を拉致しました
つまり,元々「海兵800名と軍艦一隻」でやろうとしていたことを,「コビー1人」でもできるということですね
おそらく黒ひげの中で具体的な利用法は思いついていないながら,人質として持っておくことで,最終決戦に絡んでくる海軍・政府に有利に立ちまわれると踏んだのでしょう
また,何か要求を呑んでほしい時にも,取引のカードとして使えますね
黒ひげは,海軍との取引において「交換」をすることが多いです
七武海に加入したときも,エースの身柄と交換で加入
頂上戦争から2年後,黒ひげはボニーを捕らえて海軍と取引を行おうとしました
コビーもこのように使うことを考えていたのでしょう
サンファン・ウルフが町を修繕
ガープ率いる精鋭部隊との戦闘が繰り広げられたハチノスの町
ガープの効力な一発「拳骨衝突(ギャラクシーインパクト)」では多くの建物が破壊され,ムチムチの実の能力者の孔雀によって,一部の建物の位置は変えられました
現在,そのハチノスの町を修繕しているのは,デカデカの実の巨人族であるサンファン・ウルフです
最大18000cmにもなれる体は町を鳥瞰できるほど大きく,町を修繕するのに最適ですね
ですが,尻に当たって別の建物を壊してしまう様子も見受けられます
ハチノスで戦闘が行われた後は,サンファン・ウルフが町を修繕するのがいつものことなのでしょうか
それとも今回が初めてなのでしょうか
個人的にやや気になりました
モリアもハチノス脱走
黒ひげに激怒されるアバロ・ピサロのセリフで,ゲッコー・モリアもハチノスを脱走していたことが判明しました
ハチノスで,部下アブサロムが消息を絶ったとして,ゾンビ軍団を引き連れて乗り込んだモリア
そこではティーチに仲間に勧誘されるが,アブサロムが能力者狩りにあったことを知ります
そして四皇の戦力にかなうはずもなく,捕らえられました
その後,そこに助けに来たのはペローナでした
コビーが捕えられている様子が描かれた時,ペローナはコビーに,モリアが捕まっている牢屋の鍵を渡しました
そしてコビーは海軍の精鋭部隊の活躍により解放されましたが,モリアの動向はわからずにいました
それが今回,脱走していたことが判明
ハチノスでの戦闘の間に逃げ出したのでしょうか
ペローナのホロホロの実の能力は,能力を凌ぐ強い覇気でもない限りかなり強力なので,ペローナがいれば脱走できそうですね
モリアはどこにいるのでしょう
また,アブサロムは能力者狩りの餌食となって殺されてしまいましたが,スリラーバーク編以降,「ドクトル・ホグバック」の動向も明かされていません
もしかしたらスリラーバーク海賊団が集結して再登場する日も近いかもしれません
- 【スリラーバーク海賊団(幹部&主要なゾンビ)】
「世界を獲る」
〝ひとつなぎの大秘宝〟を手に入れるのは黒ひげだと盛り上がる海賊たちは,
「世界獲ってみせてくれェ~~~!!!」
と叫びました
これまで,〝ひとつなぎの大秘宝〟を「とる」の表現は,キャラによって異なり,意味があるのではないかと言われてきました
- シャンクス→「奪る」
- カイドウ&ビッグ・マム→「獲る」
- バギー→「取る」
など
そして今回,ハチノスの下っ端の海賊は,「世界獲ってみせて」という表現を使いました
「世界」というワードのついては,かつてガイモンが
「世界を買っちまえ」
というセリフを発しました
このような表現の違いには,どのような意味があるのでしょうか
ガープ生存
クザンと黒ひげの会話で,ガープの生存が判明しました
全員鎖で繋がれ,牢屋に捕らえられているガープが描かれました
なんとか生きていることは判明しましたが,現在のガープは力尽きて意気消沈な様子です
今は生きていますが,これからの展開でガープが無事でいてくれるか非常に心配な描かれ方でした
偶然かもしれませんが,インペルダウンLEVEL6に収容されていたエースと同じような形で捕らえられています
「生きてた」クザンが生かした?
ガープの生存を黒ひげに説明するクザンは,
「正確に言うなら…殺したつもりが生きてたってだけだが…」
と話しています
「殺したつもりが生きてた」の「生きてた」の部分にルビが振られています
ガープがコビーを逃がした描写で,ガープの体を貫く鋭い氷が描かれました
おそらくクザンの攻撃だと思われますが,その氷の場所が,ガープがシリュウの攻撃を喰らった場所にも見え,「止血しているのではないか」とも噂されました
つまり,「殺したつもりが生きてた」と説明しつつも,「死なせないために生かした」というのが真意ではないでしょうか
もしそうでないのならば,「生きてた」の部分にルビを振る必要がありません
クザンが意図してガープを生かしたと思います
海軍会社「UMITシッピング」
海軍会社「UMITシッピング」という会社の存在が明らかとなりました
これは,ホールケーキアイランド編で初登場した,「ウミット」さんの会社でしょう
「海運王」「深層海流」の異名を持つウミットさんは,物流業界において相当な実績を持つことが予想されました
エッグヘッド編のくまとボニーの過去編では,「UMIT CARGO SHIP」と書かれた船が登場したりしました
今回登場した「UMITシッピング」という会社名からもわかるとおり,船での運送業がメインなのでしょう
また「海軍会社」と書かれているので,海軍・政府に所属する行政機関のような立ち位置なのでしょうか
登場時はサンジとプリンの結婚式に招待されたゲストの1人で,超モブキャラでしたが,ONE PIECEの世界ではかなり重要なポジションの人物なのかもしれません
革命軍の本気の〝兵糧攻め〟
今回の1126話のラフィットのセリフで,革命軍による”マリージョアへの兵糧攻め”の現状が明かされました
マリージョアへ攻め込んで食糧庫を攻撃し,現在はマリージョアへ荷物を運ぶ「ボンドラ」さえも墜落させるほど本気の兵糧攻めが行われているとのこと
そもそも各国からの食料の運搬が妨害され,海軍が何とか食料を確保しても,それをマリージョアまで運ぶボンドラは墜落
マリージョアに食料が届けられるのはかなり非現実的な状況となりました
今回気になるのは,ラフィットのこちらのセリフ
「赤い港(レッドポート)の〝ボンドラ〟は故障続き」
「故障続き」にルビが振られているところですね
革命軍が壊しているのだとすれば,「故障続き」という表現もやや違和感があります
まるで「ボンドラの調子が悪くて故障続き」かのように聞こえます
政府に革命軍の内通者でもいるのでしょうか
少し引っかかる表現でした
ラフィットの〝準備〟とは
ラフィットは黒ひげから次のような指示を受けています
「楽しんでねェでおめェは〝準備〟を整えろ!!」
〝準備〟とは何なのでしょうか
ラフィットのみ別行動していることに意味がありそうです
海軍管轄の運送会社に潜入している目的はなんなのでしょうか
世界に荷物を届ける運送会社でなにか企てられでもしたら,世界が混沌に陥りそうです
カリブー到着
エッグヘッドで,黒ひげ海賊団のカタリーナ・デボン,ヴァン・オーガーと遭遇したカリブーが,ついにハチノスに到着しました
海賊”黒ひげ”に強いあこがれを抱くカリブーは,冒険の過程で知り得た「2つの古代兵器の在り処」の情報を,黒ひげに伝えようとしています
1つは,魚人島の「ポセイドン」
もう1つは,ワノ国の「プルトン」
この2つの情報が黒ひげの元に渡ったら,魚人島とワノ国が大ピンチに陥ることが予想されます
カリブーがハチノスに到着したということは,その時が間近に迫っていることを意味します
ONE PIECEの最終章で待っている「ワンピース史上最も巨大な戦い」がついに始まりそうですね
船を引き上げるアバロ・ピサロ
ハチノスに到着したカタリーナ・デボンの指示を受けて,アバロ・ピサロは船を引き上げました
シマシマの実の能力者のアバロ・ピサロはハチノスそのものを手足のように動かせます
「まったく入港を面倒くさがるなよニャー」
と言いつつも,船を引き上げています
ハチノスあるあるなのかもしれないですね
黒ひげ海賊団の日常が垣間見えたような気がします
【1126話】新たな冒険(トラブル) ナミが異空間に
【セリフ】
「エッグヘッド」から出航して
2日が経ったのだがー
巨兵海賊団の「グレート・エイリーク号」をもってしても
未だ「エルバフ」に到着していないのには
理由があったーー
ドリー&ブロギー:何てこった…!! 酔っぱらって寝て起きたら…!!
ブルック:サニー号がない!! 見つからない~~!!
巨人族:見つけるんじゃ必ず!! これじゃエルバフへ帰れぬ!!!
ロビン:お魚に噛み砕かれちゃったのかしら…
フランキー:ここらの魚デカくて否定しきれねェからやめろー!!!
どこ行ったんだ~ルフィ~!!
?:ナミ!! おい!! 起きろ!!
ナミ:うう…(パチ…)
いたた…ちょっと飲みすぎちゃった…
あれ?
ここはどこ…?
新たな冒険(トラブル)の予感
ー第1126話〝落とし前〟おわりー
最後に描かれたのは,エルバフへ向かうグレート・エイリーク号
一行はエッグヘッドを出航して2日が経っていますが,まだ到着していません
それには理由が…
なんと,ルフィやナミの乗ったサニー号が,行方不明になってしまいました
ドリーやブロギー,ブルックが酔っぱらって寝ている間にサニー号がなくなっていた様子
サニー号やルフィたちはどこへ行ったのでしょう
「ナミ!! おい!! 起きろ!!」
目を覚ましたナミがいるのは,レゴブロックで作られたような建物の中
剣を背負い,新たな衣装を身にまとうナミ
ここはどこ…?
新たな冒険(トラブル)の予感
という煽り文と共に,1126話〝落とし前〟おわり
サニー号&ルフィが行方不明
皆が宴で酔っぱらって眠っている間に,サニー号と一部の麦わらの一味のメンバーがいなくなってしまいました
これが理由で,エッグヘッド出航から2日経ってもなおエルバフに着かないようですね
しかしグレート・エイリーク号の周りには巨大な魚たちが描かれているため,エルバフの近海にはすでに到達しているようです
サニー号やルフィたちはどこへ行ったのでしょうか
誰かの手で攫われたのか,ひとりでにいなくなったのか,
物語はこれからどう転がっていくのでしょう
麦わらの一味 古参メンバーがはぐれた?
はぐれたのは,ルフィとナミは確定していますが,他には誰が逸れたのでしょう
グレート・エイリーク号に乗っている麦わらの一味は,
と,麦わらの一味の中でも大人組が残っています
ここに描かれていないメンバーがはぐれたとすれば,
はぐれたのは上記のメンバーになります
これは,アラバスタ編までの加入した麦わらの一味の古参メンバーですね
大人組と古参メンバーがきれいに別れました
これは今後のストーリーの展開に大きく関わってきそうです
麦わらの一味古参メンバーと関係のある人物として,ビビが挙げられます
マリージョアでCP0に狙われたビビは,現在ワポルと共にモルガンズの元に匿われています
もしかしたら,別行動となった麦わらの一味古参メンバーとビビが合流するような展開になるのではないでしょうか
現在ビビは,保護されている立場であるにも関わらず,誤報を告げようとするモルガンズと衝突を繰り返しています
ビビらしい行動ですが,いつ放り出されてもおかしくありません
ここで麦わらの一味古参メンバーと合流したらアツいですね
その後のロビンとの会話も気になります
レゴブロックの異空間
1126話,ナミがレゴブロックで作られたような異空間で目覚めたところで終わりました
ここはどこなのでしょう
ナミは宴のときの服装は別の衣装を身にまとっています
エルバフ編の前に,レゴブロック編でも始まるのでしょうか
このままエルバフ編に繋がるかと思いましたが,そうはいかない模様です
おそらくルフィも異空間
眠るナミを起こす声
これはおそらくルフィのものでしょう
「ナミ!! おい!! 起きろ!!」
口調もルフィっぽいですし,直前で「どこ行ったんだ~ルフィ~!!」と言及されていることからも,ルフィだと思われます
他のゾロやサンジなどは異空間にいるのでしょうか
また,ナミを起こすルフィらしき声が発せられた後,その異空間にルフィは描かれていません
ナミのみ異空間に入ってしまい,実空間からルフィやゾロたちがナミに声をかけているというパターンもあり得る…?
ナミにさえ幻覚を見せる〝アブサン〟
ナミが異空間に入ってしまった原因について考えていきます
まず1つ目に考えられるのは,1126話の冒頭で登場した,幻覚を見せるとされるお酒〝アブサン〟
ナミが今いる異空間は,アブサンによる幻覚の可能性は十分にあり得ます
アブサンに対して「強ェな」と言っているのはサンジでしたが,同じコマでナミの頭上に「グビグビ」という効果音が描かれています
ナミもアブサンをよく飲んでいるということを強調するような描き方に見えますね
サンジも飲んでいてナミも飲んでいるとすれば,他のメンバーも飲んでいると思われます
宴のシーンで酒のコップを持っている麦わらに一味は,
- ゾロ
- ナミ
- ウソップ
- サンジ
です
ルフィは元々酒を飲むより食いたいというタイプなので,酒のコップは持っていません
ですがルフィもはぐれています
ですが,ルフィは元々催眠術の類はかかりやすいタイプなので,少し飲んで幻覚を見てしまっているという可能性は高いですね
ルフィが幻覚を見るのはわかりますが,
酒に強いナミにさえ幻覚を見せているとすれば,アブサンはそれだけ強いお酒ということですね
※ONE PIECEの世界のアブサンの話になります。実際のアブサンは飲みすぎないかぎり幻覚作用を恐れる心配はないとされています。
能力?
もう1つの可能性として,悪魔の実の能力があります
何者かが,悪魔の実の能力でナミたちに幻覚を見せている,もしくは異空間に連れ込んでいる,という可能性がありますね
1124話〝親友〟の最後,エルバフでルフィたちの到着を待つ謎の人物が描かれました
その正体はまだ判明していませんが,この人物が悪魔の実の能力者で,ナミたちのその能力を発動しているという可能性もあります
また,エルバフの王「ロキ」は,北欧神話に登場するいたずら好きの神「ロキ」がモデルだと思われます
悪魔の実の能力でナミたちにいたずらを仕掛けているという可能性もありますね
シャボンディ諸島編~アマゾン・リリー編オマージュ
エッグヘッド編から現在にかけて,シャボンディ諸島編~アマゾン・リリー編の展開のオマージュが見受けられます
シャボンディ諸島編でルフィたちの前に立ちはだかった黄猿,くま,戦桃丸がエッグヘッドに集結しました
シャボンディ諸島からアマゾン・リリーへ飛ばされたルフィは,急に笑いがこみ上げる「ワライダケ」というキノコや,急に怒りがこみ上げるキノコを食べたりしました
エッグヘッドを出航し,幻覚が起きるお酒を飲み,異空間に閉じ込められるという展開と似ているように思えます
今後描かれるエルバフ編は,アマゾン・リリー編をオマージュしたような展開になるのでしょうか
シンプルにハンコックが再登場するか,エルバフの王「ロキ」が,アマゾン・リリー編でのハンコックのような立ち回りをするか
尾田さんにしかわかりませんが,どのような展開になるのか非常に楽しみですね!
最後までご覧いただきありがとうございます
これからも「ONE PIECE なんでも一覧」をよろしくお願いいたします
【ストーリーアーカイブ】
巻百十以降
- 【1132話】〝エルバフの冒険〟
- 【1131話】〝冥界のロキ〟
- 【1130話】〝呪いの王子〟
- 【1129話】〝生人形(リヴドール)〟
- 【1128話】〝RPG〟
- 【1127話】〝謎の国の冒険〟
- 【1126話】〝落とし前〟
- 【1125話】〝何をもって死とするか〟
- 【1124話】〝親友〟
- 【1123話】〝空白の2週間〟
- 【1122話】〝イザッテトキ〟
巻百十
- 【1121話】〝時代のうねり〟
- 【1120話】〝暴(アトラス)〟
- 【1119話】〝エメト〟
- 【1118話】〝自由になる〟
- 【1117話】〝も〟
- 【1116話】〝葛藤〟
- 【1115話】〝大陸の断片〟
- 【1114話】〝イカロスの翼〟
- 【1113話】〝STALEMATE〟
- 【1112話】〝ハードアスペクト〟
- 【1111話】〝太陽の盾〟
最新刊 巻百九
- 【1110話】〝降星〟
- 【1109話】〝阻止〟
- 【1108話】〝応答せよ,世界〟
- 【1107話】〝あんたを捜してたんだ!!〟
- 【1106話】〝きみの味方〟
- 【1105話】〝愚の骨頂〟
- 【1104話】〝ありがとう,お父さん〟
- 【1103話】〝ごめんね,お父さん〟
- 【1102話】〝くまの人生〟
- 【1101話】〝ボニーへ〟
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