※ネタバレ注意
2024年11月11日(月)発売
週刊少年ジャンプ2024年50号掲載
【前の話】1130話 【次の話】1132話
【前話振り返り】1130話〝呪いの王子〟
前話1130話〝呪いの王子〟では,エルバフの王「ロキ」の全容が明かされ,ルフィとロキの出会いが描かれました
1131話では,「ロキは本当に悪者なのか」に注目が集まります
主なあらすじ,見どころはこちらです
- 【あらすじ】
- 麦わらの一味&巨兵海賊団はルフィたち捜索を中止
エルバフへ舵を取る - ルフィたちの前に現れたのはゲルズとゴールドバーグ
- 明かされるロキのキャラクター像
- 麦わらの一味&巨兵海賊団はルフィたち捜索を中止
- 【見どころ・判明した情報】
- ドリー&ブロギー巨額の新懸賞金
- ルフィの腕の謎の印
- 〝呪いの王子〟ロキ登場
【扉絵連載】スピード登場!刀を追うヤマトたち
扉絵「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」のVol.18
タイトルは「刀を盗んだ犯人を追え!!」
この扉絵連載は,霜月康イエが生前に使っていた刀を,ヤマトが閻魔堂に奉納しにいく物語
しかし前回,ヤマトとお玉が昼寝をしている間に,何者かによって刀を盗まれてしまいました
今回久しぶりにスピードが登場し,お玉はスピードに乗り,ヤマトは狛ちよに乗り犯人を追いかけます
刀は寝ている間に取られましたが,追いかける算段などはあるのでしょうか
狛ちよは狛犬なので,匂いなどで追いかけられるのかもしれませんね
犯人として最も怪しいのは,前々回のVol.16で描かれたしのぶです
しのぶはワノ国編終盤で大将アラマキの攻撃を喰らい,昔の妖艶な姿に戻りましたが,前々回の扉絵で描かれたしのぶは,その姿に戻る前のしのぶでした
もしカン十郎がワノ国の戦いで生き残っていて,しのぶのフデフデの実の能力でしのぶの偽物を作り出していると考えたら,辻褄が合います
カン十郎はしのぶが昔の姿に戻ったことを知らないため,偽物を作り出すとすれば,いつものしのぶの姿
そして前回のVol.17で刀が盗まれた瞬間,そのしのぶは描かれませんでした
九里で起きている誘拐事件の真相も明らかになっていません
これら全ての黒幕が「カン十郎」という可能性も否定できません
今後の扉絵連載の展開を待ちましょう
【ヤマト】
<プロフィール>
■名前:ヤマト
■自称:光月おでん
■悪魔の実:イヌイヌの実 幻獣種 モデル”大口魔神”
■年齢:28歳
■誕生日:11月3日(SBS投稿者と誕生日が同じ)
■身長:263cm
■星座:さそり座
■血液型:F型
■出身地:不明
■好物:おでん,サーモン(生,まるかじり)
■嫌いな食べ物:トウガラシやわざびなどの辛いもの(刺激物)
■使用武器:金棒「建」
四皇カイドウの息子。幼少期からカイドウに虐げられて育ち,ルフィたちが鬼ヶ島へ乗り込んだワノ国の戦いでは,その”縁”を絶つために奮闘した。光月おでんの公開処刑を見て以降,彼へ強い尊敬心を抱くようになる。それにより,実際は女性だが男を名乗るようになり,「光月おでん」を自称。一人称は「ぼく」。ワノ国の戦いではおでんの息子モモの助を,体を張って守った。終戦後,おでんと同じように海賊になるべく,麦わらの一味の仲間になるが,ワノ国の漫遊から始めるために国に残った。
【最新話1131話】ロキとの衝突 エルバフの威圧感
ルフィは降り立った地がエルバフであることと,全てが大きいその光景に興奮を隠せない様子
喜びを爆発させるルフィは,夢にまで見たこの地に来たことで歓声を上げ、「やっぱりエルバフなんだなここ!」と大喜び!
ロキに喋らせる隙も与えず,矢継ぎ早に口を走らせ,「本当にでけえな何もかも!」と、まるで子供のような反応を見せるルフィ
ルフィがあれこれと話し続ける中でついにロキは怒りを露わにし,強引にその会話を制します
「オイ!!! 呼んでんだよ!!! おれが!!!」
エルバフの「呪いの王子」として恐れられるロキ
ロキにかかる「世界政府特別懸賞金」
その額はなんと「26億ベリー」
物語は一気に緊迫したムードに包まれ,ルフィの無邪気な興奮とロキの不穏な空気が交錯
「おれはこの国に言い伝えられてきた〝太陽の神〟だぞ…!!
許可なく口を開くな人間族
答えろ…この状況をどう思う」
ルフィの率直な反応「どうって…捕まってんな!」という一言が、彼の無邪気さを際立たせつつも、ロキの苦境に少しばかりの冷徹さを見せます
ロキは自身が6年間も捕らえられていることを明かし,解放を願ってルフィに訴えかけます
おれはこの国に言い伝えられてきた〝太陽の神〟
ロキは自身をこのように表現しています
「おれはこの国に言い伝えられてきた〝太陽の神〟だぞ…!!」
やはりこれは,ロキが〝エルバフ王家に代々伝わる伝説の悪魔の実〟を食べたことによる発言ではないでしょうか
つまりロキの食べた伝説の悪魔の実は,「太陽の神」そのものと言ってもおかしくない実なのでしょう
そのため,その実の能力を有する自分自身こそが「この国に言い伝えられてきた〝太陽の神〟」だと言い張っていると思われます
この時点でルフィはまだ〝ギア5〟を発動しておらず,「ニカ」の姿を見せていません
ロキにニカの姿を見せれば,もしかしたら反応が変わるかもしれません
また,ドリーとブロギーがエッグヘッドにルフィを迎えに来た際には,ニカの姿のルフィを見て,
「なぜエルバフに伝わる神の姿をしているんだ」
と話していました
つまりエルバフには,「ニカの姿」は伝承されているということになります
ロキもルフィのギア5を見たら,確実にニカの姿だと認知できるはずです
〝太陽の神〟ニカは,「体はゴムの様に伸びる性質を持つ」とされています
この情報もエルバフに伝承されているとしたら,ニカの姿は見なくともルフィのゴムゴムの技を見ただけで,ルフィ=ニカ(太陽の神)だとわかるかもしれません
いずれにせよ,ロキが
- ルフィの〝ギア5〟を見た反応
- ルフィの体が伸びる様子を見た反応
が気になります
人間族を見下すロキ
前話までのロキの様子から,ロキは本当に悪者なのかどうかについて注目されてきました
そして今回,ロキがルフィとの会話でこのような発言をしました
「許可なく口を開くな人間族」
これは,ロキが人間族を下に見ているということを表していると思われます
種族として「人間族」を見下すのは,アーロンやホーディなどの「悪い魚人族」以外では珍しいですね
巨人族では初めてでしょう
まだ本当に悪者かどうかはわかりませんが,心の奥底には人間族を見下す気持ちがあるのは確実な模様
エルバフの戦士でも,人間族を見下すような風習はないと思われるので,ロキのこのような思想はどこから生まれたのか気になります
ですが,巨人族は人間族を「チビ人間」と呼ぶことがあります
単に「小さい」と言う意味で「チビ」という言葉を使っているだけだと思われますが,この言葉自体には,小さいことをバカにする意味が含まれているので,もしかしたら人間族を見下すようにして生まれた呼び方なのかもしれません
世界政府特別懸賞金 26億ベリー
今回新たに判明したのは,ロキに「世界政府特別懸賞金」という懸賞金が懸けられていること
そしてその額は「26億ベリー」でした
この懸賞金にはどのような意味があるのでしょう
エルバフの国内で起こした数々の悪事によって懸けられた懸賞金なのでしょうか
世界政府非加盟国の国内で悪事を働いたことに対して,世界政府が懸賞金をかけるというのは,やや違和感があります
もしかしたら,〝エルバフに伝わる伝説の悪魔の実〟の能力を有してることに対する懸賞金なのではないでしょうか
海賊行為などの悪事は働いていないものの,世界を危機に陥れかねない能力を有しているため「特別懸賞金」が懸けられているということではないでしょうか
その額も「26億ベリー」と,四皇入りしたルフィに並びそうな額ですね
巨兵海賊団船長のドリー&ブロギーがそれぞれ「18億ベリー」ということを考えても,かなり高いです
「世界政府特別懸賞金」が懸けられている人物は他にもいるかも気になるところです
磔にされたのは「6年前」
最新話1131話のロキのセリフで,ロキが捕えられたのは「6年前」と判明しました
ロキの求婚したローラは,2年前のスリラーバーク編の時点で,モリアに影を取られたのは3年以上前と説明されました
つまり,
ロキが求婚
→ローラが海へ出る
→海賊団を結成
→スリラーバークへ迷い込む
→モリアに影を取られる
まで,5年以上前に起きているという事です
そしてロキが磔にされたのは「6年前」のため,ロキがローラに求婚したのは「6年以上前」ということが明らかになりました
6年も磔にされているとは,想像以上に長かったですね
ロキは現在63歳のため,57歳の時に磔にされたということになります
【最新話1131話】ウォーランド王国エルバフの〝冥界〟
自らがエルバフ一の力自慢であることを語るロキ
しかしそのロキを縛るのは「海楼石の鎖」
〝エルバフ王家に代々伝わる伝説の悪魔の実〟の能力者であるロキは,力が入りません
さらに,エルバフ「ウォーランド王国」を成す巨大な樹が「宝樹アダム」であることが判明
この木は世界に数本しか存在しない貴重なもので,ルフィたちの海賊船「サウザンド・サニー号」やロジャー海賊団の船もこの木で作られています
さらにロキは,ルフィにとある取引を持ち掛けます
おれのこの鎖の錠を解いてくれた暁にゃあ
お前の潰してほしい海賊団を一つ!!
跡形もなく消してやるよ
ロキは自らの解放と引き換えに,ルフィの手助けをすると提案
その後ロキは,今ロキとルフィのいるこの土地が「冥界」と呼ばれていると話し始めます
ここはエルバフの下層で「冥界」と呼ばれ…
誰も近づかねェ場所なんだ
〝罪人〟と裁定された者がここへ落される
この大地そのものが〝監獄〟であり〝処刑場〟!!
そこらの雪を掘ったらよ,巨人や人間の骨がわんさと出て来るぜ
ロキが言うには,この地は何万年もの歴史を持ち,巨人族の神話においては「第一世界」と呼ばれる場所だとされています
そしてロキは,脅すようにルフィに語り掛けます
「お前がおれに逆らうなら こいつらが黙っちゃいねェかもな…!!」
巨大なシロクマやゴリラ,狼,ヘビ,マンモスなど,雪山一つ一つの主のボスを目の前に,ルフィは少し驚きつつも、どこか楽しげな表情を浮かべています
「おお~この感じ懐かしいな」
ルフィは幼少期には,エースやサボと猛獣を相手に戦い,2年間の修行でも,巨大なマンモスやゴリラを相手に覇気を修得しました
かつてのルフィの経験とリンクし,ルフィにとっては馴染み深いものに感じられたのでしょう
ロキは「エルバフ一の力自慢」
最新話1131話では,ロキは自分を「エルバフ一の力自慢」と話しました
巨兵海賊団がエッグヘッドに迎えに来る前,エルバフではロキが逃走するという事件が起きていました
第1130話〝呪いの王子〟では,このロキに対しエルバフの戦士は総出となり,取り抑えたという出来事が語られました
ロキは自身を「エルバフ一の力自慢」と話していますが,エルバフの戦士総出でロキを取り抑えたため,「エルバフ一」どころではないと思われます
本人にはそこまでの自覚はないのでしょうか
ロキの戦闘力がかなり気になります
ウォーランドは「宝樹アダムそのもの」
最新話1131話のロキのセリフで,「宝樹アダム」について以下のことが判明しました
何せこの樹はこのウォーランド王国そのものである「宝樹アダム」!!
エルバフ ウォーランドを成している巨大な樹の正体が「宝樹アダム」と確定
ロジャー海賊団の海賊船「オーロ・ジャクソン号」や,麦わらの一味の海賊船「サウザンド・サニー号」の材料となっている「宝樹アダム」ですが,フランキーの口から
「たとえ島に住む人間が砲弾のふり注ぐ戦争を始めようがものともせず立ち続ける巨大な〝樹〟」
と説明されています
さらにこの時フランキーは,「世界にたった数本…」と話しています
つまり,このエルバフウォーランド王国を成す巨大な宝樹アダムのほかに,何本か「宝樹アダム」が存在することになります
他にもウォーランド王国のような王国があるということでしょうか
フランキーは「数本」と説明していましたが,実際にはこのエルバフウォーランドを成す1本だけということもあり得そうです
ロキはハンマー使い?
磔にされているロキの背後には,巨大なハンマーが描かれています
ロキの武器はハンマーなのでしょうか
それにしても,ロキは6年も磔にされているため,未だに武器を背負うようにして置いているとは思えません
何か意味があるのでしょうか
わざわざ描かれているので意味がないことはないと思われますが,どのような意味があるのか気になります
エルバフの「冥界」
ロキが捕えられているエルバフの一層目は,エルバフの「冥界」と呼ばれているそう
冬島の真冬の様にふぶき,針葉樹林が立ち並びます
ロキ曰く,この「冥界」には〝罪人〟と裁定された者が落とされ,大地そのものが〝監獄〟であり〝処刑場〟とのこと
この「冥界」には誰も近寄らないとのことなので,罪人として冥界に落とされた者は「死を待つのみ」になると思われます
「冥界」という名はここから来ていると思われます
ですので,冥界で磔の刑に処されて6年たってもなおピンピンと生きているロキは,かなりの生命力の高さということになりますね
エルバフに伝わる神話
ロキはエルバフの冥界を,次のように説明しています
何万年も存在し続ける山
我らの神話で言うならここは「第一世界」!!
このセリフから,エルバフには「エルバフ ウォーランド王国」という国が誕生した神話があると予想できます
例えば,日本神話には日本の様々な土地が生み出された話があります
【日本神話における日本列島ができた経緯】
天の浮橋と矛の使用
神々はイザナギとイザナミに日本列島を作るように命令。「天の沼矛(あめのぬぼこ)」という矛から滴り落ちた塩のしずくが固まり,最初の島である「オノゴロ島」が誕生。
島々の創造
イザナギとイザナミはオノゴロ島に降り立ち,結婚の儀式を行います。その後2人は夫婦としてさまざまな島を産み,日本列島を形作っていきます。具体的に生み出された主要な島は、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、そして本州(大倭の豊秋津島)など。
このような形で,エルバフにも,「エルバフ ウォーランド王国」が作られた「神話」が存在するのでしょう
エルバフの冥界は「何万年」も前から存在し続けるとのことなので,その間に「エルバフ誕生」に関する神話が伝承されていたも何らおかしくありません
ロキのいる冥界が「第一世界」と呼ばれているということは,街があると思われる2層目は「第二世界」,一番上が「第三世界」と呼ばれているのでしょうか
「太陽の死んだ世界」
ロキは冥界について説明した後,このようなセリフを発しました
「〝太陽〟の死んだ世界だ 愚かしい人間よ!!!」
この真意はなんでしょう
「太陽の死んだ世界」は,「太陽のような存在がなくなった世界」ということでしょうか
普通に考えれば「〝太陽の神〟ニカの能力を有していたジョイボーイが亡くなった世界」という意味が考えられます
エルバフにはニカの伝承がある為,「ニカが死んだ世界」という意味も考えられます
ロキのこのセリフから察するに,エルバフには少なくとも「太陽」と称されるような存在(=ニカ?)があったことになります
それがロキの目の前で無くなったのか,神話上で無くなったのか不明ですが,無くなるような出来事が起こったのは確実でしょう
そのためロキは父である王ハラルドを殺してまでも〝伝説の悪魔の実〟を食べ,「おれこそが(現代の)〝太陽神〟だ」と言い張るようになったということではないでしょうか
雪山の主たちを前に「この感じ懐かしい」
巨大で獰猛な猛獣の「雪山の主」たちを前にルフィは,
「おお~!! この感じ懐かしいな…」
と呟きました
ルフィは幼少期も多くの動物を仕留め,2年間の修業ではまさに今回のような巨大な猛獣たちを相手に覇気の習得に励みました
ルフィにはこのような経験があるため,猛獣たちを前にして「懐かしい」という感想が出たのでしょう
また,ルフィに2年間の修業をつけたのは,シルバーズ・レイリーは〝冥王レイリー〟という異名を持ちます
最新話1131話で語られたこの大地の名前は,エルバフの「冥界」なので,「冥王」と「冥界」をかけてこのやり取りを挟んだのでしょう
ロキのルフィっぽい要素
ここまでのロキの言動や様子を見ると,どこかルフィっぽい一面があります
- 初対面での名前の言い間違い
- 猛獣たちと友達
まずロキは,初めルフィに対し,
「なァ!! そこでお前に頼みてェんだが…ロディ!!」
と,名前を言い間違えました
初対面や初めて聞く名前を言い間違えるというのは,ルフィらしい一面と言えます
ルフィは,アマゾン・リリーで初めて会ったハンコックを,何度も「ハンモック」と言い間違えていました
他にも,ナミと出会った時に「バギー」の説明をされ,「ナミー」と言っていたりします
このように,初対面のルフィの名前を呼び間違えるというのは,非常にルフィっぽい要素です
次に,ロキは「雪山の主たち」とは子供のころから友達だったと語られました
猛獣たちと仲良くなって友達になるというのも,ルフィらしい一面ですね
かつて人間が生存競争に破れ,巨大な猛獣が幾種も生息するようになった地「ルスカイナ」で2年間の修業を積んだルフィは,その土地を離れるころには巨大なゴリラ,ライオン,ワニを従えていました
その後その3匹は,ルフィの手配書を見て喜ぶほど,ルフィを慕っていました
またドレスローザ編では,コリーダコロシアムに出場したルフィは,〝非情なる牛(ブルータルブル)〟と呼ばれる殺人牛を手なずけ,「ウーシー」を名付けて乗りこなしていました
このようにルフィは,どんなに獰猛で凶暴な猛獣であっても,人柄なのかすぐに懐かれるという性質を持ちます
ロキが紹介した「雪山の主たち」もかなり凶暴そうな猛獣に見えます
しかしロキは子供のころから彼らと友達だったということなので,力で従えたというより,ルフィと同じように人柄で懐かれた可能性が高いです
このように,ここまでのロキの言動や様子を見ると,ルフィっぽい要素が見受けられます
【最新話1131話】シャンクスが会いに来たのはロキ?
猛獣たちと登場したのは,全身を黒いマントで覆った謎の人間族たち
ロキはその人物たちを「エルバフにケンカを売った人間族」だと語り,どうやら彼らは獣たちのいる雪山で生き残るために,臭い服を身にまとっているとのこと
そんな中,衝撃的なセリフが飛び出します
この前みてえに気絶させられんのはゴメンだぜ!?
まさかこんなところにいると思わねェもんな
「四皇」〝赤髪のシャンクス〟
〝赤髪のシャンクス〟という名前が口にされた瞬間,ルフィはその言葉に反応せずにはいられません
この人間族たちは「この前みてえに気絶させられんのはゴメンだぜ!?」と,どうやら過去にシャンクスに関わりがあった模様
「〝シャンクス〟って言ったか!?」と驚愕するルフィは,雪山の主の猛獣たちに懐かれています
ルフィはロキにさらに質問を投げかけます
ロキは一瞬沈黙した後,「ああ来たぜ…?あの〝腰抜け海賊〟だろ…!?」と回答
その言葉にルフィは激怒
ギア4を発動し,ロキに対して容赦ない攻撃を仕掛けます
ロキが「冗談だ冗談!!!」と叫ぶも,ルフィの怒りは収まらず,「今度言ったらその樹にめり込ませてやる!!!」と怒りを露わにします
ロキが慌てる中,ルフィの求める答えはただ一つ
シャンクスがエルバフに何をしに来たのか,そしてロキとどんな関係があるのか
ーーそれで?
シャンクスは何しに来たんだ?
何でお前に会いに来た?
それが用事なわけねえよな!!
まだエルバフにいんのか!?
ルフィが必死に迫る中,ロキは一切答えを与えようとしません
「…!! タダで教えるワケねェだろ!!!」
エルバフにケンカを売った人間族
猛獣たちと共にルフィの前に現れたのは,黒いマントで全身を覆い,怪しげなマスクで顔を覆った人物たち
手には鎌や刀のような武器とランタンを持っています
ロキ曰く,彼らは,
「そこの小せェのはエルバフにケンカを売った人間族…!!
臭ェ服を着て獣達に食われねェように生き永らえてるだけの…屍よ」
エルバフにケンカを売った人間族
前話のゴールドバーグのセリフで,エルバフには「侵入者は逮捕」というルールがあることが明かされています
彼らはエルバフに侵入した人間族ということでしょうか
「ケンカを売った」とは何をしたのでしょう
強そうにも見えないので,自らエルバフの戦士に戦いを挑んだとも思えません
エルバフに何かしら攻撃を仕掛け,エルバフの冥界に落とされたということでしょうか
エルバフにケンカを売った人間族というと,「キッド海賊団」が思い浮かびます
意外とロキを恐れていなそうな,なれなれしい口調で「ダンナ」「~すか」と話しているので,その可能性はあるかもしれません
キッドやキラーなどは冥界に落とされるほど弱くないと思いますが,他の船員たちが捕えられてここに収容されている可能性は大いにあり得ます
エルバフ編は第一話オマージュ?
ここまでのルフィとロキのやり取りを見ると,ONE PIECE第一話を彷彿とさせる要素が見受けられます
エルバフ編は「第一話」をセリフオマージュした展開になるのではないでしょうか
ここでは,「第一話」を連想させる要素についてまとめていきます
シャンクスをバカにするロキの「ヒグマ要素」
まず,ロキには第一話で登場した山賊「ヒグマ」のような要素が見受けられます
ロキの「ヒグマ要素」1つ目は,「シャンクスをバカにしたこと」です
ルフィが赤髪のシャンクスの知り合いだと知ったロキは,
「ああ来たぜ…?あの〝腰抜け海賊〟だろ…!?」
と,シャンクスを「腰抜け海賊」と言ってバカにしました
【最新話1131話】
【第1話】
最新話1131話でのロキも同様のセリフで,ルフィの目の前でシャンクスをバカにしています
ロキの「ヒグマ要素」1つ目は,「反撃されてビビっている点」です
ロキは「ニヤリ」と不敵な笑みを浮かべ,ルフィの目の前でシャンクスをバカにしたにもかかわらず,ルフィの本気のパンチを見て,
「バカ…ちょっと待て!! 冗談だ冗談!!!」
と,かなり動揺
ヒグマも同様に,一度はシャンクスたちを「腰抜け」とバカにしたものの,その後の彼らの戦闘力を見て本気でビビっていました
これは,目の前のルフィを「格下」を思い込んでシャンクスをバカにし,本気の攻撃を目撃して意外にも強いことにビビるロキと似ています
見た目から強者が漂うロキでしたが,
- シャンクスを裏でバカにする点
- 目の前のルフィをなめた結果意外にも強くてビビる点
などの点から,第一話のヒグマのような小物感があふれ出ます
シャンクスをバカにされてキレるルフィ
シャンクスをバカにされて,ルフィがすぐにキレるという点も,第一話と同様です
第一話でルフィは,シャンクスたちをバカにするヒグマの会話を聞き,後先構わずすぐにキレました
当時7歳だったルフィにとってヒグマは超格上の敵にも関わらず,「憧れのシャンクスをバカにされた」という理由だけで怒りを露わにしました
1131話でのロキは,「明らかなルフィの格上」とは言えませんが,おそらくエルバフ一の戦士で,強キャラであることには変わりありません
(ルフィと比較すると,やや格下か同等くらい?)
【最新話1131話】
【第1話】
目の前で憧れのシャンクスをバカにされて,すぐにキレるという点も第一話のオマージュになっていそうです
なお,ルフィが明確な怒りを示すのは,
- シャンクスをバカにされたとき
- 仲間の危険に晒されたとき
- 麦わら帽子を傷つけられたとき
の3つです
今後の展開
エルバフ編が第一話のオマージュになるとしたら,今後の展開はどのようになるでしょうか
第一話で後先構わずヒグマにキレたルフィは,その後なすすべなくすぐに捕らえられてしまいました
その後シャンクスが助けに来てくれたから助かりましたが,ルフィ自身ではどうすることもできませんでした
ロキは,仮にも「エルバフの王」に位置する人物です
最新話1131話にて,ルフィが後先構わずロキに攻撃を仕掛けたことで,エルバフ全体を敵に回すような展開になるのではないでしょうか
そして麦わらの一味だけではどうすることもできず,そこに助けが現れるというような展開でしょうか
第一話と同様にシャンクスが助けに来るのか,麦わら大船団が助けに来るのか,様々な可能性が考えられます
エルバフではロビンとサウロが再会するので,クザンが登場しても面白そうです
猛獣たちに懐かれるルフィ
最新話1131話にてルフィは,エルバフ冥界の「雪山の主」の猛獣たちを手なずけています
ここもルフィらしいですね
巨大な猛獣が生息する「ルスカイナ」で2年間の修業を積んだルフィは,ボスとして猛獣たちを従えました
くまの過去編で描かれた,海賊デビュー1年前のルフィは山で技を磨いており,近くには動物も描かれていました
ドレスローザのコリーダコロシアムに出場していた〝非情なる牛(ブルータルブル)〟と呼ばれる殺人牛さえもルフィに懐き,「ウーシー」と呼ばれ,ルフィを乗せて走り回るほど仲良くなっていました
このように,ルフィは猛獣にさえも懐かれる人柄を持ちます
最新話1131話でも例に漏れず,ルフィは猛獣たちに懐かれました
ついに解放か… ロキの要求とは
シャンクスの目的を質問するルフィにロキは,
「…!! タダで教えるワケねェだろ!!!」
と答えました
ここでロキがルフィに要求する内容は,やはり「解放」ではないでしょうか
ルフィはシャンクスの目的や動向を知りたいはずだし,ロキには勝てると思うので,あっさり解放しそうです
ロキの要求次第ですが,ロキが解放される瞬間も遠くはないですね
【最新話1131話】逃げる麦わらの一味
ルフィと別行動となっているゾロ,ナミ,ウソップ,サンジ,そしてチョッパーの一行は,エルバフへ向けて冒険を繰り広げます
冬島の様に吹雪く中で,一行が巨大な吊り橋を渡っている最中,ナミが「ちょっと待って!すごい揺れる!」と叫ぶ場面から緊張感が漂います
「しぬー!」と絶叫するウソップは,双眼鏡で後ろを確認します
誰か来る!! 知らねェ奴だ!!
だが体がコゲてる!!
雷に打たれた様に!!
たぶん〝太陽神〟の中身だ!!
先ほどまでウソップたちが捕えられていた「ブロックの国」の支配者〝太陽神〟
第1129話〝生人形(リヴドール)〟にて,その正体は新巨兵海賊団 航海士「ロード」だと判明しました
しかし麦わらの一味たちは,ロードと会ったことはなく名前も知りません
そのためウソップは顔を見ても「知らねェ奴だ」と指摘
第1129話〝生人形(リヴドール)〟の最後,ナミが太陽神に放った〝雷霆〟を受けたように体が焦げている様子から,向かってくる巨人族を「太陽神の正体」と突き止めました
さらにその後ろには,先ほどの女戦士とポッチャリした巨人族が迫ります
ロードと同じく新巨兵海賊団のゲルズとゴールドバーグですね
そのゴールドバーグはサニー号を抱えています
麦わらの一味は,ロードのペットのカラスに船ごと運ばれてブロックの国まで連れられたため,サニー号もこの場にあります
しかしこの時彼らは眠らされていたため,この経緯を知りません
サニー号を目撃したナミは「サニー号もあるの!? どういう状況!?」と困惑します
ウソップは,追いかける相手が師匠たちの友人である可能性も示唆しつつ,「逃げ切るしかねえ!!全速全身~!!」と叫び,全力で逃げる決意を固めます
そして、ゴールは目の前、エルバフの村が待っていると言いながら、彼らはひたすらにその村を目指して疾走します
【最新話1131話】ハイルディン&スタンセン登場!
ウォーランドの「冥界」にて,新巨兵海賊団のハイルディンとスタンセンが登場!
ハイルディンは嬉しそうに「ディガガガ!! よォし獲れたぞ!! ヘラジカ!!」と叫びながら,冥界の新世樹林でヘラジカを捕らえます
ハイルディンの言葉からは,ヘラジカの肉が非常に価値のあるものであり,命の恩人である〝麦わらの一味〟に渡す大切な食料であることが伝わってきます
スタンセンのセリフからは,「太陽石(スペンダー)」という単語が発せられます
「しかし重いぞどう運ぶ
雪が降ってる「太陽石(ペインター)」も使えねェ」
苦しみながらも,ハイルディンとスタンセンの2人はヘラジカを担ぎ上げます
【ハイルディン豆知識】
新世界ドレスローザ編で初登場したエルバフの戦士。
元七武海ドフラミンゴの陰謀に巻き込まれ,敵幹部の「ホビホビの実」の能力によっておもちゃにさせられ,全員から忘れられるという事態に陥った。
あわやこの世から存在が消える危機を〝麦わらの一味〟に救われ,意気投合した戦友たちと「麦わら大船団」を結成。
「新巨兵海賊団」船長のハイルディンは,この時の七人の船長の内の一人。
ハイルディンとスタンセンはヘラジカを担ぎながら「エルバフの~し~ん巨兵~海賊団~」という歌を歌い上げ,エルバフらしい楽しげな雰囲気を漂わせています
麦わらの一味と再会できる瞬間を楽しみに待ちわびているのでしょう
【新巨兵海賊団 豆知識】
自称麦わらの一味傘下。
ドリー&ブロギーの次の世代の若き世代の海賊団。
ハイルディン,ロード,スタンセン,ゲルズ,ゴールドバーグの5名によって結成された海賊団。
【船長】
ハイルディン
【コック】
ゴールドバーグ
【船医】
ゲルズ
【船大工】
スタンセン
【航海士】
ロード
〝ヘラジカ〟冥界で狩りをする二人
新巨兵海賊団船長のハイルディンと,スタンセンがついに登場!
2人は,麦わらの一味を迎えるために「ヘラジカ」を狩っています
ハイルディンのセリフ「上の森には生息していない」の「上」とは,エルバフの成す宝樹アダムの2層目を指していると思われます
2層目には町があると思われますが,森もあるようですね
そして,今回注目なのは,二人が捕えた動物〝ヘラジカ〟です
ここまでエルバフ周りは「北欧」の要素が詰め込まれてきました
北欧において「ヘラジカ」は,「森の王」「北の巨人」などのように呼ばれる動物です
【北欧におけるヘラジカ】
1. 自然の象徴
北欧の広大な森林地帯に生息し,自然界の壮大さと力強さの象徴とされている。
2. 神話と伝承
北欧神話や伝承の中でも,ヘラジカはしばしば神秘的な生き物として描かれる。時に森の守護者や精霊として言及され,堂々とした姿は強さや誇り高い精神を表現する象徴でもある。
エルバフでも,「ヘラジカ」の肉は絶品で,貴重な食糧として扱われているようです
太陽石(ペインター)
ここで初めて登場した「太陽石(ペインター)」という道具
スタンセンは,
「しかし重いぞどう運ぶ
雪が降ってる「太陽石(ペインター)」も使えねェ」
と話しているので,「物を運ぶ道具」なのでしょう
雪が降っていると使えない道具だそうです
エルバフで信仰されている〝太陽の神〟ニカにあやかった道具でしょうか
熱の力で物を運ぶ道具などだと思われます
「自称」麦わら大船団
ドレスローザ編以来の登場となった,麦わら大船団6番船「新巨兵海賊団」
本編では,新巨兵海賊団の補足情報が載せられました
そこには,「自称 麦わら大船団」の表記がありました
「自称」という書き方は初めてですね
麦わら大船団は,ハイルディンたち子分が勝手に「子分盃」を交わした関係性なので,ルフィは自分を大船団の船長とは認めていません
なので確かに「自称」で合っているのですが,本編では「麦わら大船団」として扱われてきました
「自称」という表記には,「勝手に言い張っているだけ」というイメージがあるので,少し意外でした
【最新話1131話】ロビン 2年前の姿へ
最後に描かれたのは,ロビン,フランキー,ブルック,ジンベエ,巨兵海賊団,ボニー,リリス一行のエルバフ近海での行動
ブルックは初めて女性の髪を切ることになり,緊張した様子でロビンに髪を切り始めます
「初めてです女性の髪を切るなんて!!
キンチョーしました私~!!
ドキドキする心臓ないんですけどー!!」
ブルックのスカルジョークにリリスが「反科学!!」と突っ込み,まるで家族のようなやり取りが描かれます
ロビンは2年前までの髪型に戻りました
「ばっちりよ!ありがとうブルック♡」
この髪型は,ロビンが幼少期にサウロに命を救われた際のものでもあります
懐かしの髪型を見たフランキーは感涙し,かつてエニエス・ロビーで門番を務めていたオイモもその髪型を覚えているとのこと
ファンにとっても感動的です
ついにエルバフに到着した一行は,巨人の島の壮大さに驚きます
「でかー!! 巨人の島!!」と声を上げるほど圧倒的なエルバフの規模
ドリーたちも到着を祝う乾杯を約束しますが,エルバフでは,不穏な知らせが届きます
「大変だ~~!! サウロ先生が!! 倒れて動かない!!!」
この一報がエルバフ編に新たな波乱を呼び込む予感を漂わせ,第1131話は幕を閉じます
ー第1131話〝冥界のロキ〟おわりー
【前の話】1130話 【次の話】1132話
ロビンが昔の髪型に
エルバフでサウロと会うため,ロビンは昔の髪型にイメチェン!
「かわいーよ!! ロビンー♡」と懐いているボニーも可愛らしいですね
サウロと会うためにここまで準備するロビンは大変可愛いです!
2年前までのロビンを知っているフランキーや,オイモなどは,「懐かしい髪型だな」「オイ達が知ってた髪型もそれだ!」と口にします
(オイモ&カーシーは2年前までエニエス・ロビーの門番を務めており,ロビンは罪人として連れられてきたため,当時の姿を知っています)
サウロとの再会が非常に楽しみですね!
ドリー&ブロギーとサウロの関係性
ロビンの命の恩人「ハグワール・D・サウロ」は,オハラへのバスターコールの際に戦死したと思われましたが,生存していることがエッグヘッド編で判明しました
同時に,今はエルバフに身を潜めているということが明かされました
サウロは〝南の海(サウスブルー)〟出身の巨人族で,エルバフの巨人族を「野蛮」と話していました
サウロはエルバフでどのような立ち位置なのか注目ですが,今回の最新話1131話でドリーとブロギーは,
ブロギー「そうか!サウロと一緒にいた頃の髪型なのか」
ドリー「そりゃ嬉しいなあいつも」
と話していました
「サウロ」と呼び捨てにしていたり,「あいつ」と呼んでいたり,意外と近しい関係であることが伺えます
古参のドリーやブロギーとこれだけの関係性になっているということは,エルバフの巨人族全体との関係性も良好そうです
サウロの身に何が
最新話1131話の最後,衝撃の知らせが舞い込みます
「大変だ~~!! サウロ先生が!! 倒れて動かない!!!」
エルバフのサウロが倒れてしまったとのこと
サウロの身に何が起きたのでしょう
ロビンはサウロに会えることをかなり楽しみにしている様子なので,ここでサウロの命に関わるような出来事は起きないで欲しいです
一番良い展開は,「ロビンに会えるのが楽しみすぎて倒れた」パターンです
エッグヘッド編で生存が判明した際のシルエットでも,全身包帯で巻かれており,重症な様子でした
オハラでの傷がまだ癒えていないのか,後遺症が残っているのか,サウロの身に何が起きたのか心配ですが,次回を楽しみに待ちましょう
【ストーリーアーカイブ】
巻百十以降
- 【1131話】〝冥界のロキ〟
- 【1130話】〝呪いの王子〟
- 【1129話】〝生人形(リヴドール)〟
- 【1128話】〝RPG〟
- 【1127話】〝謎の国の冒険〟
- 【1126話】〝落とし前〟
- 【1125話】〝何をもって死とするか〟
- 【1124話】〝親友〟
- 【1123話】〝空白の2週間〟
- 【1122話】〝イザッテトキ〟
巻百十
- 【1121話】〝時代のうねり〟
- 【1120話】〝暴(アトラス)〟
- 【1119話】〝エメト〟
- 【1118話】〝自由になる〟
- 【1117話】〝も〟
- 【1116話】〝葛藤〟
- 【1115話】〝大陸の断片〟
- 【1114話】〝イカロスの翼〟
- 【1113話】〝STALEMATE〟
- 【1112話】〝ハードアスペクト〟
- 【1111話】〝太陽の盾〟
最新刊 巻百九
- 【1110話】〝降星〟
- 【1109話】〝阻止〟
- 【1108話】〝応答せよ,世界〟
- 【1107話】〝あんたを捜してたんだ!!〟
- 【1106話】〝きみの味方〟
- 【1105話】〝愚の骨頂〟
- 【1104話】〝ありがとう,お父さん〟
- 【1103話】〝ごめんね,お父さん〟
- 【1102話】〝くまの人生〟
- 【1101話】〝ボニーへ〟
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