※コミックス派・アニメ派ネタバレ注意
ワンピース(ONE PIECE)第1139話〝山喰らい〟のネタバレ・あらすじ・考察です。
[週刊少年ジャンプ 2025年11号・エルバフ編]
【この記事について】
この回が掲載された当時、当サイトは最新話考察の更新をしていませんでした。
この記事は、2026年10月にあとから書いたものです。
1139話まとめ!
- アウルスト城の「王の間」で、ルフィたちが魔法陣を見つける
- 玉座にいたのは、エルバフに住む元海賊〝ヤーさん〟。リプリーの旦那で、コロンの父
- 隠し部屋でロキの鎖の鍵が見つかるが、ヤーさんが先に手にし、奪ってみろと挑発
- ヤーさんの正体は〝海賊王の左腕〟〝山喰らい〟スコッパー・ギャバン
- 【考察】〝手足首長〟は、手長族・足長族・首長族の3種類の混血?
アウルスト城が異常事態
1139話の舞台は、エルバフの「アウルスト城」。
ルフィ、ナミ、ゾロ、ロードの4人は、城のどこかにあるロキの鎖の鍵を探し回っています。
『日が暮れるで済むか? この広さ……!!』
門番たちも、鍵の場所は知りません。
ロードは、鍵の場所を知っていそうな人物を挙げました。
『ヤルル様か…数名の長老達くらいじゃないかと……』
それを聞いたルフィが、すかさず声を上げます。
『剣じじいか──!!』
(剣じじいとは、頭に剣が刺さったままのエルバフの長老ヤルルのこと。どストレートで、ルフィらしさを感じますね)
『聞いたら教えてくれるかな』
『くれるわけがござらん』『ロキを逃がすなど〝大犯罪〟でござるぞ!?』
ゾロも、まだロキを逃がすと決めたわけではないと釘を刺します。
『厳しいなーゾロは!』
ぶっ壊れた「王の間」
赤い絨毯をたどった先にあったのは、「王の間」。
『うわーぶっ壊れてんな!!』
天井は抜け落ち、床には瓦礫が散らばっています。
『戦闘の跡が著しい……!!』

アウルスト城で、いったい何があったのか。
王の間で魔法陣を発見
ロードが床に何かを見つけます。
『ん!? 何でござるかこのマーク!?』
床いっぱいに、円い紋様が広がっています。
『本で見かける魔法陣みたい』
『どっかの国の儀式で悪魔呼んだりするやつ』

悪魔を呼べると聞いて、ロードは震え上がります。
『え!? 呼べんのか!?』
『「王の間」になぜこんなものが…』『き…気味悪いでござる…!!』
その横で、ルフィは何かを思い出そうとしていました。
『おれ最近見た気がすんなァ…… こういうの』
ルフィが「最近」見た魔法陣。
それは、エッグヘッド編で五老星が降臨したときと同じものです。
1134話では、黒い雷とともにこの城の床にも魔法陣が現れ、フードをかぶった男女が姿を見せていました。
その2人こそ、神の騎士団のシャムロックと軍子です(1137話)。
五老星、神の騎士団といった世界政府の上層部の移動手段は、魔法陣なのでしょう。
そのとき、王の間にどこからか声が響きます。
『〝麦わらのルフィ〟』
『誰だ!? 悪魔か!?』
ロードにもナミにも、声の主の姿は見えません。
『まさか死者の怨霊でござるかァ〜!?』
そして、声は続けます。
『お前に会いたかった…』
ロードは大慌て。
『鎮まりたまえ〜!! 鎮まりたまえ〜!!!』
ルフィ、ナミ、ゾロの3人を抱えたまま、一目散に逃げ出します。
『待て…』
次の瞬間、回転しながら飛んできた斧が、ロードの行く手に突き刺さりました。
ロードは3人を放り出し、ゾロがナミを受け止めます。
ヤーさん登場
玉座に、誰かが座っている。
『あ──!! ヤー氏!! あんたなぜここに!!?』
現れたのは、エルバフに住む人間族の元海賊〝ヤーさん〟。

『さっき城から異様な覇気を感じてな』『もういねェ様だが 変わりにお前らがいた』
城から感じた「異様な覇気」の主は、もういない。
代わりにいたのが、ルフィたちでした。
『噂は聞いてるぞ〝麦わらのルフィ〟!!』『カイドウを倒したそうだな!!』
そして、こう続けました。
『久々に「ワノ国」を旅してェもんだ…』
「久々に」という一言。
ヤーさんは、過去にワノ国を旅したことがあるようです。
『エルバフじゃ〝ヤーさん〟で通ってる』
ロードによれば、ヤーさんは学校の教師リプリーの旦那です。
『あー!! じゃああの「でっけェチビ」の父ちゃんか』
(でっけェチビとは、ヤーさんとリプリーの息子コロンのこと。ここでもルフィらしい呼び名が飛び出しました)
【1139話のルフィ流の呼び名】
- 剣じじい:長老ヤルル。頭に剣が刺さったままの巨人
- でっけェチビ:ヤーさんの息子コロン。巨人の血を多く継いだ20歳
『でっけェチビ!? がははは 確かに!!』
ヤーさん本人も大笑い。
『巨人の血を多く継いでな 我が子ながら抱っこもままならず育った』
『あれで20歳だぜ?』『リプリーは80歳 おれより歳上だ!!』
人間族のヤーさんだけが、先に年をとっていきます。
『巨人との結婚は割に合わねェよ!!』『おればっかり歳をとる』
【1139話で判明したヤーさんの情報まとめ】
- エルバフに住む人間族の元海賊
- エルバフでは〝ヤーさん〟の名で通っている
- 学校の教師リプリーの旦那で、コロンの父
- コロンは20歳、リプリーは80歳。リプリーの方がヤーさんより年上
- 「久々に」ワノ国を旅したいと話す=過去にワノ国を旅したことがある
ヤーさんが挙げた混血の種族
巨人と結婚した人間がいることに、ナミは驚きを隠せません。
『確かに』『だけどそんな人がいるなんて』
ヤーさんは玉座から飛び降り、言い放ちました。
『愛は自由だ!!』
『歴史上混血の種族は多々存在する』
『〝バッカニア〟〝ドスンダダ〟〝手足首長〟〝魚巨人(ウォータン)〟…』
『複合民族は残りづれェがいつの時代にも柔軟な奴はいた…!!』
ヤーさんが挙げた4つの混血の種族。
そのうち2つは、この回が初出です。
【ヤーさんが挙げた混血の種族】
- バッカニア:エッグヘッド編
直前のエッグヘッド編で話題になった種族。バーソロミュー・くまは、巨人族の血を引くとされるバッカニア族の生き残り(1095話) - ドスンダダ:1139話が初出
小人族「トンタッタ族」と響きが似ている。※のちに112巻のSBSで、人間族と小人族の混血と明かされた - 手足首長:1139話が初出
手長族と足長族の混血「手長足長族」は存在し、首長族も存在する - 魚巨人(ウォータン):ロングリングロングランド編
巨人族と魚人族の混血。ロングリングロングランド編で登場したビッグパンがこの種族(310話)
〝手足首長〟は、手長族・足長族・首長族の3種類の混血と思われます。
ゾロが、ヤーさんに問いかけます。
『色々知ってる様だがおめー何者なんだ?』
『〝愛の伝導師〟!!!』
まさかの名乗りに、ルフィがひと言つぶやきます。
『サンジが歳とったらこうなりそうだ』
ヤーさんの人柄
〝愛の伝導師〟を名乗るヤーさん。
巨人との結婚は「割に合わねェ」と笑いながら、リプリーとコロンのことを語り、「愛は自由だ」と言い切る。
【巨人族の寿命と成長】
- 平均寿命は300歳(439話・19巻のSBS)
- 成長の速さは、人間族の2分の1(19巻のSBS)
巨人族と結婚した人間族は、妻や子どもよりずっと速く年をとります。
ヤーさんの『おればっかり歳をとる』は、この差のことです。
それでもリプリーと結ばれたヤーさんは、何より愛に重きを置く人物です。

そんなヤーさんに、ルフィがいきなり本題を切り出します。
『おっさん おれロキの鍵探してんだけど』
『気軽に言ってはダメでござる!!』
『ほう…あのロキを…』
『じゃ今のなし!!』
慌てて取り消したルフィでしたが、ヤーさんの反応は意外なものでした。
『面白ェな!!』『他人が起こすトラブルは』『大好きだ!!!』
『趣味悪っ 誰にも言わないでよ!?』
ナミが止めても、ヤーさんは聞きません。
『お嬢ちゃん…広めてなんぼの秘密で候!!』
秘密は、広めてなんぼ。
他人のトラブルを面白がる一面もあるようです。
笑っていたヤーさんが、ルフィに問いかけます。
『ロキがどんな男か知ってるのか?』
『最悪の事態が起きた時』『お前はどうする?』
『ぶっ飛ばしてもう一回鎖につなぐよ!!』
ルフィの答えに、迷いはありません。
『過去に一度〝赤髪のシャンクス〟という男がロキを捕えたが』『それまで誰にもやつを止められなかったという事だ…』
ロキを止められたのは、これまでシャンクスただ一人。
忠告を聞かないルフィとロジャー
ヤーさんは、ロキの能力や、万が一のときの被害について語り始めます。
『ロキはいかなる能力を使うのか!! 万が一の場合どれ程の被害が…』
『よし鍵探そう』『おっさん話長そうだ!!』
ルフィは話の途中で、さっさと歩き出してしまいました。
『忠告でしょ聞きなさいよアンタ達!!』
忠告を、まったく聞かない。
『すまぬヤー氏 あいつらその…』
平謝りのロードの横で、ヤーさんは……にっこり。
脳裏によみがえっていたのは、遠い昔の船長の姿でした。
『お前らの忠告にゃウンザリだ』『ビビってんのか!?』
『おれを止めたきゃ力尽くで止めろよ!!』
すかさず、若き日のヤーさんが言い返します。
『リスクを知っとけっつってんだバカロジャー!!』
仲間の忠告を聞かずに突き進む、若き日のロジャー。
忠告を全く聞かないルフィの姿に、ヤーさんはかつてのロジャーやレイリーの姿を重ねていました。
そして、ロードにこう命じます。
『──おいロード』『あの玉座』『押せ』
ヤーさんの正体はスコッパー・ギャバン
場面は変わって、宴の会場。
ウソップ、ブルック、サンジ、ジンベエは、巨人たちから「海賊王」のクルーの話を聞いていました。
『ロジャーの他に突出して強ェ2人の海賊がいたんだ!!』
『へー レイリーの他にもう1人って事か?』
レイリーと並ぶもう1人について、巨人たちが語り出します。
船長ロジャーの療養のため、ロジャーとその男は山奥の病院にいましたが、敵の海賊たちに取り囲まれてしまいます。
『だが男は1人外へ出て 何と数百人の海賊共を斧2本で返り討ちにしてよ!!』
『1人で!? 斧2本で〜〜!?』
さらに、巨人たちの話は続きます。
『1本の木もねェ裸の山が残ってたって話だ!!』
『え〜〜〜!!! 斬りすぎだろ!!!』
そして巨人たちは、その男の異名を明かします。
『その伝説から男の異名は〝山喰らい〟!!』
【〝山喰らい〟の伝説】
- 船長ロジャーの療養のため、ロジャーとその男は山奥の病院にいた
- 運悪く、敵の海賊たちに病院を取り囲まれる
- 男は1人で外へ出て、数百人の海賊を斧2本で返り討ちにした
- 戦いの跡には、1本の木もない裸の山が残っていた
- この伝説から、男の異名は〝山喰らい〟
『その男は副船長シルバーズ・レイリーと並び〝海賊王の左腕〟と呼ばれた』
斧2本で、山ひとつを丸裸に。
(斧2本と聞いて思い出されるのは、王の間でロードの行く手をふさいだ、あの斧です)
隠し部屋とロキの鍵
一方、アウルスト城。
ロードが玉座を押すと、奥に隠し部屋が現れました。
『キャー♡ ヤーさん大好き♡』
なぜこんな場所を知っているのかとロードに聞かれ、ヤーさんはこう答えます。
『探険は趣味だ』
ところが、部屋の中を見たナミは絶叫します。
『全部空っぽ!!』
『がははは 元々は宝部屋 間違いない!!』
『ウソつき!!』
無人の城の宝は、とっくに盗っ人たちに持ち去られたあと。
それでも、ひとつだけ残されていた物がありました。
『あ!! 鍵!!』
ロキの鎖の鍵です。
『出入りする盗っ人達も欲しいと思わぬ代物』
ルフィが手を伸ばした、その瞬間。
先に鍵をつかんだのは、ヤーさんでした。
『〝ロキの解放〟はつまり』『悪党共にすら望まれてねェんだよ』
『この鍵奪えるか?』
同じころ、宴の席では巨人たちが、伝説の男の居場所を明かしていました。
『だから居るんだよ!! その男はエルバフに20年以上住んでる』
『ロジャー レイリーと肩を並べた〝伝説〟の立役者!!』
そしてアウルスト城では、ヤーさんがルフィに言い放ちます。
『おれから奪ってみろ!!』
その男の名が、明かされます。
〝海賊王の左腕〟スコッパー・ギャバン!
〝ヤーさん〟の正体は、ロジャー海賊団の伝説の男だったのです!

【これまでのスコッパー・ギャバン】
ロジャー海賊団の一員として、ギャバンはこれまでにも回想に登場していました。
ルフィの前に立ちはだかったのは、ロジャーやレイリーと肩を並べた伝説の男。
ロキの鍵をめぐって、ルフィとギャバンの勝負が始まろうとしています。
グランドラインの要所に散ったロジャー海賊団
ヤーさんの正体がギャバンと分かったことで、見えてくることがあります。
ロジャー海賊団の元船員が、グランドラインの重要な島々に分かれているのです。
【グランドラインの要所にいるロジャー海賊団の元船員】
- クロッカス(元船医):双子岬
グランドラインの入り口 - シルバーズ・レイリー(副船長・右腕):シャボンディ諸島
グランドラインの折り返し地点。新世界に入るために必要な船のコーティングを担う「コーティング屋」を営む - スコッパー・ギャバン(左腕):エルバフ
世界の重要な秘密が書かれているであろう神典(ハーレイ)が眠る国に滞在



グランドラインの入り口に、折り返し地点、そして神典(ハーレイ)が眠る国。
ロジャー海賊団の解散後、元船員たちは次の海賊王をサポートするために、航海の重要な島々へ散ったかのようです。
扉絵:反抗的な2人の連行
扉絵は「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」のVol.25。

1138話の扉絵で明らかになった、フーズ・フーのアジト。
「猫」の額の下で刀を構えるフーズ・フーの元へ、何者かが2人、連れてこられています。
アジトに潜入していたヤマトとお玉が、捕まってしまった……?
ただ、連れてこられた2人のシルエットには、どちらもツノのような形が見えます。
ツノのある2人組といえば、ワノ国編に登場した百獣海賊団の〝飛び六胞〟、うるティとページワンの姉弟。
ヤマトとお玉ではなく、この2人の可能性も…
この回の登場キャラ
アウルスト城
宴
扉絵連載
フーズ・フー
うるティ
ページワン

