※コミックス派・アニメ派ネタバレ注意
ワンピース(ONE PIECE)第1146話〝静中に動あり〟のネタバレ・あらすじ・考察です。
[週刊少年ジャンプ 2025年21号・エルバフ編]
【この記事について】
この回が掲載された当時、当サイトは最新話考察の更新をしていませんでした。
この記事は、2026年11月にあとから書いたものです。
1146話まとめ!
- コロン海賊団の前に現れた軍子が〝神〟を名乗り、ブルックが〝神の騎士団〟だと見抜く
- ウソップの一撃で上半身を失った軍子が再生し、〝矢印緑(アロエ)〟で一味を倒してコロンを連れ去る
- キリンガムがセイウチの学校を制圧し、〝電語虫〟でエルバフ全土に声を届けようとする
- サウロを倒したソマーズが、巨人族は政府の〝傭兵〟になるはずだったと語り、ハラルド王をなじる
- 【考察】エネルはイムの真似をしていた?イムは月の出身?
- 【考察】ハラルドは政府の手先で、ロキはエルバフを守るために父を殺した?
〝神〟を名乗る軍子とコロン海賊団
1146話は、1145話の最後の場面の続きから始まります。
眠ったまま連れ去られる子どもたちを助けに向かう、コロン海賊団の舟。
その舳先に、ひとりの女が降り立ちました。
『しん入者!?』
『侵入者!!』
舟に乗っているのは、コロンと、麦わらの一味のナミ・ウソップ・ブルック・ジンベエです。
『城の門番達が…』『手も足も出んかったっちゅう… 〝人間族〟の侵入者!!』
『あんた達ね!? 子供達を攫ってんの!!』
女は、帽子のつばをぐいっと持ち上げます。

『〝人間族〟だと…?』
『我々は〝神〟である…!!』
現れたのは、神の騎士団の軍子。
〝人間族〟と呼ばれた軍子が返したのは、〝神〟という言葉でした。
『神ィ!?』『エネルか天竜人みてェな事言いやがって!!』
ウソップのツッコミに飛び出したのは、懐かしい名前です。
『神がエルバフの子供達に何をしようっての!?』
コロンも、黙ってはいません。
『そうだ!! あいつらおれの友達だぞ!!』
1145話で、コロンは学校の子どもたちにキラわれていても、友達だと思っていると打ち明けたばかりでした。
『あいつらを返せよ!!』
『口を慎め小僧…』
エネルはイムの真似をしていた?
空島編で〝神〟を名乗り、スカイピアを恐怖で支配したエネル。

そのエネルと、聖地マリージョアの〝虚の玉座〟に座る謎の存在イムには、つながりを思わせる材料がいくつもあります。
ここでは、次の順に見ていきます。
- おさらい:空島編のエネルと、エネルが目指した月
- 手がかり:イムは月の出身?
- 共通点:エネルの〝神〟は、イムの真似だった?
おさらい①:空島スカイピアの〝神〟エネル
エネルは、空島〝ビルカ〟の出身。
空島編の6年前、兵を率いて突然スカイピアに現れ、〝神の島(アッパーヤード)〟に君臨しました(255話)。

逆らう者には、空から雷の〝裁き〟を落としました。
恐怖でスカイピアを治めた、自称〝神〟です。
そしてエネルは、スカイピアに来る前に、生まれ育った故郷を自らの手で滅ぼしています。
『エネルは故郷を滅ぼして── この国にやって来たのです』
279話で、マッキンリーが明かした事実です。

ビルカは6年前、影も形もなく消え去りました。
エネルに仕えた4人の神官たちも、そろってビルカの出身でした。
おさらい②:エネルが目指した月の都市〝ビルカ〟
そんなエネルには、ずっと目指していた場所がありました。
〝限りない大地(フェアリーヴァース)〟。
『私の生まれた空島では 〝神〟はそこに存在するものとされている』『そこには…… 見渡す限りの果てしない大地が広がっているのだ』

274話でエネルが語った、故郷ビルカで〝神〟がいるとされる場所です。
300話、エネルは方舟マクシムに乗り込み、夜空に浮かぶ月をめざして旅立ちました。
『夜に目映く浮かぶ あの神の世界へ…』

その後の物語は、扉絵連載「エネルのスペース大作戦」で描かれています。
466話、月にたどり着いたエネルが見つけたのは「闇に浮かぶ地下の都市」。
470話では、壁画に描かれた「太古に生きた翼を持った〝月の人〟」を知ります。
そして472話の扉の題は「月の都市その名も〝ビルカ〟。資源不足で青色の星へ飛ぶ」。
月の古代都市の名前は、エネルの故郷と同じビルカだったのです。
空島ビルカは、青色の星へ飛んだ月の人々が名付けた場所なのかもしれません。
イムは月の出身?
ここからは、イムの方に目を向けます。
イムは、月の出身者である可能性が高いと思われます。
手がかりの1つ目は、ワノ国編でカイドウの右腕キングの正体として明かされたルナーリア族(1022話・1023話)。
背中に黒い翼を持ち、体から炎を噴き出す種族です。
キングの攻撃を受け止めたマルコは、こう口にしています(1022話)。
『聞いた事あるぞ… 昔々…』『赤い壁の その上に… 〝発火〟する種族が 住んでいました…』

「赤い壁」とは、赤い土の大陸(レッドライン)のことです。
さらにマルコは、マリージョアができるよりずっと前、その上に「神の国」があったと白ひげから聞いていました(1023話)。
『あの上には「神の国」があったらしいぜ………!!』

イムがいる聖地マリージョアも、その赤い土の大陸の上にあります。
赤い土の大陸の上に住んでいたルナーリア族と、そこにあったという「神の国」。
そして、〝神〟を名乗る神の騎士団の頂点にいるイム。
3つは、どこかでつながっているのかもしれません。
手がかりの2つ目は、「ルナーリア」という名前。
ウィキペディアの「ルーナ」の項によれば、「ルナ」はラテン語で月を意味します。
手がかりの3つ目は、エネルが見た月の壁画。
そこに描かれた〝月の人〟には、翼がありました(470話・472話)。
【左】470話の扉絵、翼を持った〝月の人〟の壁画
【右】472話の扉絵、翼のある人々と舟の壁画


翼は、ルナーリア族の特徴でもあります。
手がかりの4つ目は、1138話でロビンが読んだ神典(ハーレイ)。
三章のうちの「第二世界」には、こんな一文があります。
『月の人は夢を見た』

エネルが見た壁画の〝月の人〟と、同じ言葉です。
【イムが月の出身と考えられる手がかり】
- ルナーリア族と「神の国」:赤い土の大陸の上に住んでいた〝発火〟する種族(1022話・1023話)。その上には「神の国」があった(1023話)
- 「ルナ」の名:ルナーリアの「ルナ」は、ラテン語で月
- 月の人の翼:月の壁画の〝月の人〟にも、ルナーリア族にも翼がある(470話)
- 神典(ハーレイ):第二世界に「月の人は夢を見た」。470話の扉と同じ〝月の人〟(1138話)
エネルとイムの3つの共通点
では、エネルとイムを並べてみます。
思い返せば1060話、イムは地図の上のルルシア王国に×を付け、空からの光で国ごと消し去りました。
エネルもまた、空から雷を落として人々を裁き、最後にはスカイピアそのものを消し去ろうとしました。
【左】1060話、空から降る光で消えるルルシア王国
【右】244話、空から落ちるエネルの雷


【エネルとイムの共通点】
- 〝神〟を名乗る:エネルはスカイピアの〝神〟。イムの配下の神の騎士団も〝神〟を名乗る
- 空から裁く:エネルは空から雷を落とした。イムは空からの光でルルシア王国を消した(1060話)
- 月:エネルは月をめざした。イムは月の出身?
エネルはビルカでイムに迫害されていた?
月の都市と同じ名前の空島ビルカで、エネルたちはイムに迫害を受けていたのかもしれません。
そして、自分たちがされたことを、今度はスカイピアの住民にしていたのでは?
ただ、ここで引っかかるのが、エネルが故郷ビルカを自分で滅ぼしていることです。
迫害されていた故郷を、なぜ丸ごと消してしまったのか。
ですが、ビルカそのものがイムの支配の下にあったのなら、見え方は変わってくるのではないでしょうか。
ゴロゴロの実の力を手にしたエネルが、自分たちを虐げてきた故郷に〝裁き〟を下したのかもしれません。
故郷を滅ぼしたことは、迫害の考察を打ち消すどころか、イムへの反発の表れだったのかもしれません。
エネルの〝神〟は、イムの真似だったのでしょうか。
エネルだけ過去編が描かれていない
エネルには、もう一つ気になる点があります。
各章のボスの中で、エネルは過去編が描かれていないのです。
ほかのボスは基本、過去編で生い立ちが描かれてきました。
エネルについては、故郷ビルカを滅ぼしたことが語られただけで、そこで何があったのかは描かれていません。
描かれていないこと自体が、何かを隠しているようで怪しい。
エネルの過去編が描かれるとき、ビルカと月とイムのつながりが明かされるのでしょうか。
ブルックは〝神の騎士団〟を知っていた
場面は、舟の上に戻ります。
『我々とてもっと簡単に拉致したいが このデカさ…』『自ら歩いて貰う他ない…』
巨人族の子どもたちは、体が大きすぎて運べない。
だから、眠らせたまま自分の足で歩かせていたのです。
同じころ、謎の建物の近くでは、フランキーがMMA「かみなり」を吹き飛ばしていました。
リプリーに連れられたボニーとリリスも大はしゃぎ。
『しかるべきルートで〝聖地〟へ連行する』
『聖地!? マリージョア!?』
行き先は、世界政府の聖地マリージョアでした。
『まさかお前さん〝天竜人〟か!!』
『えー!? あの腹立つ… あ…!!』『おれらが知ってんのとイメージ違う!!』
ウソップの知る天竜人とは、どうも様子が違います。
そこで口を開いたのが、ブルックでした。
『──おそらく その〝上〟ですね 〝神の騎士団〟』

軍子は、あっさりと認めます。
『いかにも』
天竜人の〝上〟にいる、〝神の騎士団〟。
ブルックは、その名前を知っていたのです。
なぜブルックが知っている?
ブルックは、ルンバー海賊団の仲間たちを亡くしてから、およそ50年をひとりで生き長らえてきた男です(459話)。
1144話では、軍子がブルックの曲〝NEW WORLD〟を好んで聴いていました。
【ブルックが神の騎士団を知っていた理由】
- 過去に、神の騎士団と関わりがあった?
- ブルックの経歴と関係がある?
- 単に、生きてきた年数が長いから?
軍子とブルックの間には、まだ描かれていない何かがあるのかもしれません。
世界は「ある日突然消える筈だった」
軍子の正体を知ったウソップが、たずねます。
『じゃあ連れてかれるチビ達は 奴隷にされるって事か!?』
その足元に、しゅるる……と矢印が忍び寄ります。
『うわ!! え!? 何だこの矢印!!』『わー 何だ何だ ついて来るっ!! 離れろ!!』
1137話で明かされた、軍子の〝アロアロの実〟の矢印です。
『そんな事させない!!』『ゼウス!!』
ナミの呼びかけに、雷雲のゼウスが現れます。
『呼んだ──? ナミ〜』

『〝電光鮫(サンダーシャーク)〟…』『〝テンポ〟!!!』
サメの形になったゼウスが、軍子めがけて飛んでいきます。
ところが、軍子が矢印を向けると、ゼウスはぐりんと向きを変え……ナミの方へ。
『え〜〜!?』
軍子は、静かに語り始めます。
『世界は…… ある日 突然 消える……!!』『筈だった!!』
『逃げてナミ〜!!』
『きゃあああ〜〜!!!』『ごめ〜〜〜ん!!!』

雷が落ちた先にいたのは……黒こげのブルックでした。
『私です』
『お前かよ!!』
とっさにナミをかばったのは、ブルックでした。
『だが』『一部の〝人間族〟がそれに気づき』『世界に知らしめた…!!』
コマに描かれたのは、ベガパンク、ニコ・オルビア、クローバー博士の顔。
3人とも、世界政府が隠してきた世界の秘密に迫った学者です。
1113話でベガパンクが世界中に配信したのは、こんな結末でした。
『この世界は……』『海に沈む!!!』
世界が消えることに気づき、世界に知らせた者たち。
軍子の言う〝一部の人間族〟とは、彼らのことでしょう。
それにしても、「筈だった」。
軍子にとって、世界が消えることは予定だったかのような口ぶりです。
軍子は不死身
ここで、ウソップが反撃に出ます。
『おれ達が天竜人にビビると思うな コノヤロー!!』

放たれた一撃は、ドクロの形の大爆発に。
煙が晴れると、軍子の上半身がなくなっていました。
『ギャー ひどい ウソップ それはやりすぎ!!!』
『上半身なくなったァ!! ごめ〜〜〜ん!!!』
ウソップは、思わず謝ります。
ところが……。

パキ、パキと、軍子の体が元に戻っていきます。
『え〜〜〜!!? かわいそうだったけど 復活は気持ち悪い〜〜〜!!』
上半身を吹き飛ばされても再生する。
軍子は、不死身だったのです。
『こうなると…』『もう止まらぬ…』
『もう誰にも止められぬ……!!!』
ほかの神の騎士団も不死身?
思い返せば1104話、エッグヘッドでは五老星のサターン聖も、折れた角と腕を再生させていました。

1111話でも、ルフィが打ち返した猛毒で爆発に巻き込まれた五老星の黒い体が、元の形に戻っていきました。
『不死身なんだ!!!』
軍子と五老星に共通する、不死身の体。
ほかの神の騎士団も、おそらく同じように不死身なのでしょう。
世界中を巻き込む〝巨大な戦い〟
軍子が跳びます。
矢印は、まだウソップを追い続けています。
『わー!! やっぱこの矢印 攻撃目標的なやつだよな』
『もう〝秒読み〟なのだ』
ジンベエたちが、ウソップを守ろうと前に出ます。
『任せとけウソップ!!』
『予言通り攻撃をくらうなど 愚の骨頂』
そして軍子は、これから起きることを告げます。
『世界中を巻き込む』『〝巨大な戦い〟が始まる!!!』

見開きに広がるのは、グレート・エイリーク号の戦い。
ドリーとブロギーたち巨兵海賊団が、MMAの群れとぶつかり合っています。
『その時… 〝巨人族〟が 誰につくかは』『戦況を大きく変える 問題といえる』
来たる〝巨大な戦い〟で、巨人族は勝敗を左右する重要な要素なのです。
『世界中が戦争!? なるわけないじゃない!!』
『そ… それに備え エルバフを支配下に おこうとしとるのか!!』
『子供を人質に使って!? 卑劣なり』
ジンベエが見抜いたのは、そんな世界政府のねらいでした。
『任務ゆえやるが… 無駄かもしれぬ…』『子供数名の命など ゴミ同然…』『〝人質〟の概念が 私にはわからぬ』
『頭のネジ飛んでんの!? アンタ!!』
【〝巨大な戦い〟という言葉】
1115話でベガパンクは、自分が読んだ歴史の本文(ポーネグリフ)について、こう語りました。
『そこに記されていたのは とてつもなく「巨大な戦い」の記録であった』

97巻のSBSでも尾田先生は、ルフィが無事にワノ国を出航した後の物語について、こう答えています。
『OP(ワンピース)史上〝最も巨大な戦い〟を描く事になります』
空白の100年に起きた「巨大な戦い」と、軍子の言う〝巨大な戦い〟。
歴史がくり返されようとしているのかもしれません。
軍子の技〝矢印緑(アロエ)〟
『こんにゃろ──!!!』
怒ったコロンが、軍子に飛びかかります。
ところが、矢印がコロンの首に巻きつきます。
『ぐわぁ!!』『ゲホ オエ!!』
『コロン!!』
すかさず、ジンベエとブルックが軍子に攻めかかります。
『〝五千枚瓦〟…!!』
『〝革命舞曲(ガボット)〟…』
ジンベエの拳とブルックの剣が、軍子に迫ります。

『〝矢印緑(アロエ)〟』
攻撃の向きがねじ曲げられ、ジンベエとブルックは互いの攻撃をまともにくらいました。
続けてナミが蹴り飛ばされます。
『ナミィ!!!』
『にゃろう!!』
ウソップも撃ち返します。
『ぶげェ!!!』
立ち向かったウソップも、軍子の一撃に沈みました。
空を行く舟から、矢印に首を巻かれたコロンが連れ去られていきます。
コロン海賊団、完敗。
【1146話の軍子まとめ】
【判明したこと】
- 神の騎士団の一人(ブルックが見抜いた)
- 上半身を吹き飛ばされても再生する不死身の体
- 新技〝矢印緑(アロエ)〟:相手の攻撃の向きをねじ曲げ、味方同士でぶつけ合わせる
- 子どもの命を「ゴミ同然」と言い、〝人質〟の概念がわからない
【この回の動き】
- 眠らせた子どもたちを自分の足で歩かせ、聖地マリージョアへ連れて行こうとしている
- コロン海賊団を倒し、コロンを連れ去る
キリンガムの能力〝眠酔化(みんえいか)〟
場面は、セイウチの学校へと移ります。
『──どうだ?』『準備はできたのか キリンガム』
『エルバフは実に…… 情報伝達力が乏しい』
ソマーズの問いに、キリンガムが答えます。
『──まったくだ』『だが 各村々… 要所には 念波ツールはある様だ』
キリンガムは、子どもたちの学校を襲っていました。
『ああ!! キバ校長!!』
校舎が壊され、キバ校長が倒れます。
『カドカド 硬〜い もののカドっと』
『体が…… 動かない……』
アンジェ先生は、意識があるのに体だけが動きません。
『ああ 体だけ 〝眠酔化(みんえいか)〟してあるからな』

キリンガムの能力、〝眠酔化(みんえいか)〟。
1143話で明かされたとおり、キリンガムは〝リュウリュウの実〟モデル麒麟の能力者です。
キリンガムが知らない〝電語虫(デンゴムシ)〟
キリンガムが目をつけたのは、学校に置かれた大きな電伝虫でした。
『このでけェ奴だな? 〝電語虫〟? 聞いた事ねェな…』
1143話で初めて登場した、エルバフの〝電語虫(デンゴムシ)〟です。
名札には「エルバフ国内のみ使用可」とありました。
神の騎士団のキリンガムでさえ、聞いたことがない。
電語虫は、おそらくエルバフ固有の個体と思われます。
キリンガムと並んで描かれたコマを見ると、その大きさは人間族のキリンガムと同じくらいです。
『ソマーズ 〝電伝虫〟で話してみろ』『エルバフ全土に届くハズだ…』
『ああ わかった……!!』
ソマーズの声を、電語虫でエルバフ全土へ。
神の騎士団は、何かを国中に告げようとしています。
ハラルドは政府の手先だった?
ソマーズがいたのは、樹道8号線。
足元には、血まみれでふらつくサウロがいました。
『こいつ オハラで死んだ筈の…』『元海軍中将だ』

ソマーズは、電伝虫の向こうのキリンガムを待たせます。
『だが… 悪い ちょっと待て キリンガム』『もうすぐ 倒れるからよ…』
『子供達を…… 頼むでよ…… 絶対だでよ…!!』
『ギハハハ… 来い!! 前のめりに』
倒れ込むサウロを、ソマーズのトゲが待ち構えていました。
『ホイきたァ〜〜!!』
最後の力をふりしぼって、サウロはささやきます。
『ロビン… チョッパー 出て来たらイカンぞ 後ろ髪に隠れろ』
『サウロ……!!』
サウロは、そのまま力尽きます。
ロビンの目からは、涙があふれていました。
『「学校」…? 「図書館」…?』『平和ボケも たいがいにしろよ… お前らは戦士だ!!』
『かつて世界を震撼させた 凶暴な〝力〟で!!』『お前らは おれ達の〝傭兵〟に なるんだ!! なァハラルド王』
ソマーズにとって、巨人族は世界政府の〝傭兵〟になるべき戦士なのです。
エルバフに学校や図書館があること自体が、ソマーズには気に入らないようです。
『ハラルドの野郎…… しくじりやがって……!!』

1146話は、このソマーズのつぶやきで幕を閉じます。
ロキはエルバフを守るために父を殺した?
「しくじりやがって」。
ソマーズの言い方では、巨人族を〝傭兵〟にするのは、ハラルド王の役目だったかのようです。
ハラルドは、神の騎士団の側だったのでしょうか。
『まさかお前まで おれが本当に殺意をもって 親父を殺したなんて…』『思ってねェよな』
1143話の記事では、「ハラルドは、本当に善人だったのか」という疑問も挙げていました。
もしハラルド王が政府の手先で、エルバフの巨人たちを〝傭兵〟として差し出そうとしていたのなら……。
ロキはエルバフを守るために、父ハラルドを手にかけたのかもしれません。
国中から〝呪いの王子〟と嫌われるロキ。
そう考えると、やはり本当は良いやつなのでしょうか?
扉絵:うるティとページワンがヤマトの子分に
扉絵連載「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」はVol.31。

題は「この御恩、一生忘れない!! あちき、あんたの子分になるでありんす!!」。
壊れた鳥居の下で、傷だらけのうるティがヤマトに抱きつきます。
1145話のVol.30「ぺーたんが生きていた!!」では、うるティが生きていたページワンを抱きしめていました。
今回は、助けてくれたヤマトの子分になると宣言。
そばには、ページワン、港友、お玉の姿もあります。
この回の登場キャラ
コロン海賊団 VS 軍子
謎の建物サイド
グレート・エイリーク号
セイウチの学校
リモシフ・
キリンガム聖
キバ校長
アンジェ
樹道8号線
扉絵
ヤマト
うるティ
ページワン
黒炭玉 (お玉)
港友