※コミックス派・アニメ派ネタバレ注意
ワンピース(ONE PIECE)第1145話〝樹道8号線第2樹林区火災〟のネタバレ・あらすじ・考察です。
[週刊少年ジャンプ 2025年19号・エルバフ編]
【この記事について】
この回が掲載された当時、当サイトは最新話考察の更新をしていませんでした。
この記事は、2026年10月にあとから書いたものです。
1145話まとめ!
- ゴールドバーグの盾「ナッシュ」の正体は、ビッグ・マムに命を吹き込まれたホーミーズ
- ロキの回想。幼いころに憧れた海賊に「ガキ」だと突き放されていた
- 樹道8号線の火事を、ジンベエが〝海雲(うみぐも) 一本背負い〟で消し止める
- 子どもたちを助けに向かうコロン海賊団の舟に、軍子が現れる
- 【考察】ロキが憧れた海賊はロックス。ルフィにとってのシャンクスのような存在?
- 【考察】ロキが口にする「世界の王」は、憧れたロックスの野望と同じ
ゴールドバーグの盾の名前は「ナッシュ」
1145話は、エルバフの「冥界」の森から始まります。
1143話で、傷だらけのロキの手当てはゲルズが引き受けることになりました。
そのあいだに、新巨兵海賊団のゴールドバーグと、ゾロ、サンジの3人は狩りの真っ最中。
3人の前に、巨大な恐竜が立ちはだかります。
『来るでしゅ「ナッシュ」!!』

ゴールドバーグが呼んだのは、いつも持ち歩いている盾の名前でした。
『え!?』
顔のついた盾が、ぐい──んと大きくなって恐竜の前へ飛び出します。
『待って待って待って──!!!』
悲鳴を上げながらも、盾は恐竜の牙をがっちりと受け止めます。
『今だア──!!!』
『〝空軍(アルメ・ド・レール)〟…』『〝パワーシュート〟!!!』

サンジがゾロを空へ蹴り上げ、ゾロが恐竜の首を斬り落としました。
『グロッキーザウルスは美味でしゅよ〜〜〜!!』
仕留めた恐竜はグロッキーザウルス。
コックのゴールドバーグは、さっそく料理の算段です。
『「狩人小屋」に料理道具一式あるので 香草探しつつ戻ろうでしゅ!!』
「顔のついた盾」の正体はホーミーズ
ここで、ゾロが盾を見てたずねます。
『それよりコイツ どういう仕組みだ? 「悪魔の実」か?』
『それはおいらの父ちゃんが ビッグマム討伐に行った時に 命を吹き込まれちゃったんでしゅよ』
盾の正体は、ビッグ・マムに命を吹き込まれたホーミーズだったのです。
ゴールドバーグの父がビッグ・マムを討ちに行ったとき、この盾に命が宿りました。
【ホーミーズとは】
ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)の〝ソルソルの実〟の能力で、「魂(ソウル)」と呼ばれる寿命を与えられ、人格を持った動植物や物のこと。
ホールケーキアイランド編では、しゃべる木や花など、数多くのホーミーズが登場しました。
思い返せば899話、ゴールドバーグは扉絵連載「押し掛け麦わら大船団物語」で初めて描かれました。

Vol.31 ハイルディン編の題は「BD脱走者リスト 新巨兵海賊団 コック・ゴールドバーグ」。
そのときから、手には舌を出した顔のついた盾がありました。
以来、この盾が何者なのかは、ずっと謎のままでした。
【1145話で判明したゴールドバーグの盾の情報まとめ】
- 名前:ナッシュ
- 正体:ホーミーズ
- 仕組み:ゴールドバーグの父がビッグ・マム討伐に行ったとき、命を吹き込まれた
- 特徴:顔があってしゃべる。大きくなって恐竜の牙も受け止める
- 初登場:899話の扉絵(押し掛け麦わら大船団物語 Vol.31)
ゼウスは「ホーミーズの最高幹部」
ホーミーズと聞いて、ゾロが思い出したのは、あの雷雲です。
『何だ「ゼウス」みたいなもんか』
『えー!? お前らゼウスさん知ってんのか ホーミーズの最高幹部だぜ!?』
ナッシュは、ゼウスを「さん」付けで呼びました。
ナッシュにとってゼウスはホーミーズの最高幹部で、ホーミーズ界隈の憧れの存在のようです。
ところが、サンジの答えはこうでした。
『今はウチの航海士の下僕だ』
『え〜〜!!』
憧れのゼウスは今、麦わらの一味の航海士ナミのもとにいるのです。
ロキを襲ったのは〝神の騎士団〟
場面は、同じ冥界のロキのもとへ。
ロキが、ハイルディンたちに自分を襲った相手を明かしていました。
『〝神の騎士団〟?』
『ああ そうだ… ここに現れた…』
1137話で、鎖につながれたロキを矢印の能力で痛めつけていたのは、神の騎士団の軍子でした。
『世界政府の人間がァ!?』
ハイルディンは、ロキの昔の行いを疑います。
『海外で暴れてた時期に恨みでも買ったんだろ』
『……バカいえ…!!』『あんな奴らに遭遇する程進撃してたら…』『おれァもう「世界の王」になってる!! ハァ…』
息も絶え絶えなのに、口から出るのは「世界の王」という言葉でした。
『世界政府の…騎士…?』
ルフィも、初めて聞く名前に首をかしげます。
火傷が増えるロキ
そこへ、狩りに出ていた3人が戻ってきました。
『獲ってきたぞ──!!!』
『おれが仕留めた』
『見事だったぜ!! 華麗に空を舞うブロッコリーかと思った』
焼き上がった肉を、ルフィはさっそくロキの口へ。
『ロキ!! 食え』
焼きたての肉が、ジュワ〜っとロキの口元に押しつけられます。

『熱ィ〜〜〜!!!』『殺す気かてめェ!!!』
『とにかくお前!! 食わなきゃ治らねェぞ』
寝たままでは飲み込めないとむせるロキのために、ルフィは今度はスープを運びます。
『グツグツ言ってんぞ!!!』『来るなア〜〜』
煮えたぎるスープは、そのままロキの上にぶちまけられました。
『火傷が増えたわね』
『あいつをどっか遠くに連れてけェ!!!』
それを見たゲルズは、笑顔で親指を立てます。

『ゲルズちゃんまで!?』
『何をしたらこんなに巨人族に恨まれるんだ…』
ロキは、1136話で語られたとおり、エルバフの国中に嫌われる〝呪いの王子〟なのです。
手当てをしてもらっても、巨人たちの扱いは手厳しいままです。
ロキが憧れた海賊……まさかのロックス
食事の席で、ゾロがロキに詰め寄ります。
『じゃあルフィとの約束もやっぱウソか…』
1136話の回想で、ロキはルフィにこう持ちかけていました。
『おれの知ってる事全部教えてやる!! 赤髪が今居る場所もなァ〜!!』
ルフィが会いたがっているシャンクスの居場所です。
『〝赤髪〟か…今の居場所…』『残念ながらウソじゃねェ……』
ゾロは、すぐには信じません。
『じゃ言ってみろよ』
『そっちが錠を解くって約束果たしてねェのにか?』
1141話で、ゾロはロキの片足の海楼石の錠だけを残していました。
ロキは、すべての錠が外れるまで話さないつもりです。
それでも、ロキはルフィの気持ちだけはわかると言います。
『そんなに〝赤髪〟に会いてェとは…』『ガキの頃に会った海賊に……』『憧れる気持ちはまァわかる』
『お前にもいるみてェな言い種だな』
『…ああ いたさ』
『てめェがまだガキだった事が悔やまれる………!!』
ロキにも、子どものころに憧れた海賊がいたのです。
そのとき自分がまだ子どもだったことを、ロキは今も悔やんでいます。
物語は、ロキの過去へ。
『連れてってくれよ!!』

角の兜をかぶった幼いロキが、ある大男に頼み込んでいます。
『おれはお前みてェなガキに会いに来たんじゃねェ』『何度言わせんだ!!』
黒い影で描かれる大男。
『じゃあ勝負しろ!!!』
『あァ!?』

影の中で、大男の目がギロリと光ります。
次のコマでは、幼いロキが地面に倒れていました。

『チビ助相手に刃物はねェだろ』
『黙れニューゲート!!』
大男をいさめたもう1人の影は、「ニューゲート」と呼ばれていました。
回想が終わり、ロキは悔しそうにつぶやきます。
『おれァ生まれて来る時代を』『間違えた………!!!』

影の男はロックス?
影の大男の名前は、最後まで出てきません。
手がかりは、そばにいた「ニューゲート」。
エドワード・ニューゲートといえば、のちの四皇白ひげです。
そして若き日の白ひげが属していたのが、伝説の「ロックス海賊団」。
シルエットの感じに加えて、そばに白ひげがいたこと。
影の大男は、ロックスで確定と思われます。
【シルエットの比較】
【左】957話、センゴクが語ったロックスの影
【右】1145話、ロキの回想の影の大男


(ロキが憧れた海賊が、まさかのロックスとは)
ロキの「世界の王」は、ロックスの野望
この回のロキの言葉を、もう一度振り返ります。
神の騎士団に恨みを買ったのだろうと言われたとき、ロキはこう言い返していました。
『あんな奴らに遭遇する程進撃してたら…』『おれァもう「世界の王」になってる!! ハァ…』

ロキが口にしたのは、「世界の王」。
957話で語られたロックスの野望も、同じ「世界の王」になることでした。
ロキが「世界の王」を目指すのは、子どものころに憧れたロックスの夢を、今も追いかけているからなのかもしれません。
ロキにとってのロックスは、ルフィにとってのシャンクス
子どものころに会った海賊に憧れる。
ロキのこの言葉は、ルフィにもそのまま当てはまります。
思い返せば1話、幼いルフィも酒場でシャンクスに頼み込んでいました。
『おれはケガだってぜんぜん恐くないんだ!! 連れてってくれよ 次の航海!!』

ロキとまったく同じ『連れてってくれよ』。
シャンクスの答えは、こうでした。
『要するにお前はガキすぎるんだ』『せめてあと10歳年とったら考えてやるよ』
ロキもルフィも、憧れの海賊に「ガキ」だと突き放されていたのです。
【左】1話、ルフィを突き放すシャンクス
【右】1145話、ロキを突き放す影の大男


【ロキとルフィ】
- 憧れた海賊:ロキは影の大男(ロックス?)、ルフィはシャンクス
- 出会い:どちらも子どものころ
- 頼んだこと:ロキもルフィも『連れてってくれよ』(1話・1145話)
- 返事:ロキは『おれはお前みてェなガキに会いに来たんじゃねェ』、ルフィは『要するにお前はガキすぎるんだ』(1話)
ロキにとってのロックスは、ルフィにとってのシャンクスのような存在だったのかもしれません。
MMAのロキは本物とまったく似ていない
場面は、陽界へ。
1144話で参戦したドリーとブロギーが、グレート・エイリーク号の上でMMAを迎え撃っています。
『〝火死人(ドラウグル)〟が兵隊みてェに!!』
『ガバババ ゴーストも多いな 子供らしい!!』
そこへ、巨大なハンマーを振り上げた化け物が現れます。
『うわ!! 〝ロキ〟か!? こいつ!!』
子どもたちの「こわいもの」のひとつ、ロキのMMAです。

1142話の授業でも、子どもが『ロキは大きなトンカチを持ってて 世界をこわすのよ!!』と話していました。
角のついた兜をかぶり、毛皮をまとった巨人の姿。
冥界にいる本物のロキとは、まったく似ていません。
エルバフの子どもたちは、本物のロキを見たことがないのかもしれません。
『任せろ!!』
飛びかかったのは、ギャバン。
ロキのMMAを、ひと太刀で斬り伏せました。
『子供のイメージで良かった』『実物を知ってたらもっと強くなんのか!?』『勘弁して欲しいぜ そりゃ ギャバハハ!!』
子どもの想像のロキだったからこそ、この強さで済んだようです。
『──やはり増えたな…3つ……』『隠しきれねェ異常な〝声〟が伝わってくる』

ギャバンが感じ取ったのは、3つの異常な〝声〟。
エルバフに入り込んだ神の騎士団も、ちょうど3人です。
『エルバフが安全じゃなくなったら…』『世も末だぜ……』
〝樹道8号線第2樹林区〟の火災
一方、樹道8号線。
眠ったまま歩く子どもたちの行く手では、1142話でロキが落とした雷の火事が燃え広がっていました。
エルバフの消防チームが、火を消しにかかります。

『〝海雲(うみぐも)〟放水〜〜!!!』
『消えるか!? 火がデカすぎる…!!』
サウロがしれっと「ふぇんりる」を撃破
『消防隊!! 来てくれて感謝するでよ!!』『だがもっと急いでくれ!!!』
声の主は、サウロ。
その足元には、黒い巨大な狼が倒れています。

1144話の最後に現れた、MMAの「ふぇんりる」です。
戦いの場面は描かれないまま、サウロがしれっと撃破していました。
『子供らが炎に到達してしまうでよォ!!』
それでも、子どもたちの歩みは止まりません。
少し離れた場所では、ソマーズと軍子がその様子を眺めていました。
『見ろ軍子!! ガキ共が焼け死ぬぞ!!』『この場合ガキ共は起きるのか?』
軍子は、淡々と答えます。
『熱さで目を覚まし 悲痛の表情で両親を呼び』『炎に包まれ骨になるだろう』
『オイ… 感動じゃねェか!!』
子どもたちが焼け死ぬのを、ソマーズは楽しみに待っています。
ジンベエの技〝海雲(うみぐも) 一本背負い〟
『消防隊どうした!?』『消えてねェぞ!!』
放水は、火の勢いに追いつきません。
そのとき、海雲が渦を巻いて持ち上がりました。
『〝海雲(うみぐも)〟……』

『〝一本背負い〟!!!』
ジンベエが海雲を投げ飛ばし、炎の上に叩きつけます!
ジンベエの技〝海雲(うみぐも) 一本背負い〟。
消防チームの放水では消えなかった火を、ひと息に消し止めました。
【海雲(うみぐも)とは】
宝樹アダムの枝の上にある、船が浮かぶ雲の海(1133話)。
1143話で軍子は、子どもたちの行き先をこう話していました。
『そこをまっすぐに歩かせ 村の〝海雲〟に到達する』
消防チームが放水していたのも、この海雲です。
『よし終わりじゃ!!』『間におうたか!?』
ジンベエはすぐさま、コロンの舟へ飛び戻ります。
『さっすがジンベエ!!♡』
『シビレますね〜〜♪』
『〝樹道8号線第2樹林区〟の火災は』『鎮火しました!!』
章題の〝樹道8号線第2樹林区火災〟は、こうして鎮火。
『子供達は火の手は逃れましたが』『依然として行進は止まず!!』
火からは逃れたものの、子どもたちはぬれた地面をチャプチャプと歩き続けています。
グレート・エイリーク号の巨兵海賊団からは、消防隊へ大歓声が上がります。
『よくやった消防隊〜〜!!』『エルバフの守り神〜〜』
『いや…違うんだが…』
手柄は、なぜか消防隊のものになってしまいました。
『ロビン今の!!』
『近くにいるのねジンベエが…』
コロン海賊団の前に、軍子登場
コロンの舟の上では、コロンが大はしゃぎ。
『かっこいいなー ジンベエかっこいいなー』
そして、ぽつりと打ち明けます。
『おれ学校の奴らにキラわれてるけど…』『あいつらのこと友達だと思ってんだ…!!』
(コロンいい子…)
眠ったまま歩かされているのは、コロンと同じセイウチの学校の子どもたちです。
『いいじゃない!! 必ず助けましょ!!』
『うん!!』
ナミの言葉に、コロンは力強くうなずきます。
その時……。
舟の先に、ひとつの影が降り立ちました。

『学校の外にもいたのか』『活きのいい子供』
現れたのは……神の騎士団の軍子!
『え〜〜〜!!? だれ!!?』
学校の子どもたちを歩かせている張本人が、今度はコロンに目をつけたのです。
【1145話の神の騎士団まわりの動き】
- 冥界:ロキが、自分を襲ったのは神の騎士団だと明かす
- グレート・エイリーク号:ギャバンが、3つの異常な〝声〟を感じ取る
- 樹道8号線:ソマーズと軍子が、子どもたちが火に向かうのを眺める
- コロン海賊団の舟:軍子が現れ、コロンに目をつける
扉絵:ぺーたんが生きていた!!
扉絵連載「鬼の子ヤマトの金稲荷代参」は、Vol.30「ぺーたんが生きていた!!」。

1141話の扉絵では、縛られたうるティの目の前で、弟のページワンが血を流して倒れていました。
今回、そのうるティが座り込んで抱きかかえているのは、包帯を巻いたページワン。
ページワンは無事でした。
その後ろには、金棒をかついだヤマトが立っています。
この回の登場キャラ
冥界
回想
グレート・エイリーク号
樹道8号線
コロン海賊団
扉絵連載
ヤマト
うるティ
ページワン
