【ONEPIECE 1098話〝ボニー誕生〟】ネタバレ・感想・考察！難病”青玉鱗”・”ジュエリー”の真意

1098話で明かされた最新情報・ネタバレ情報などをまとめました！

※ネタバレご注意

2023年11月13日発売　週刊少年ジャンプ2023年50号掲載

【前の話】1097話　【次の話】1099話

【収録されている巻】
ONE PIECE【108巻】〝死んだ方がいい世界〟
ONE PIECE 【巻百八】　

【扉絵リスエスト】原稿あがりませんでした

今回の扉絵は扉絵リクエスト！リクエスト内容は，

「ブルックがデンキウナギの電気を使ったエレキギターでソロを弾いているところ」P.N.のだスカイウォーカー

でした。

今回の注目ポイントは，ブルックの足に書かれた文章「原稿あがりませんでした。ごめんね」ですね！

今回1098話では，ワンピース史上初の「下書き状態」での掲載となりました！

くまの荒々しい心情などが反映されているようにも見えて逆に良いなと感じますが，賛否両論出るところかなーと思います。

ここで休載とせずに，下書き状態で掲載した理由は何なのでしょう。

ここまでくまの過去と共に天竜人の胸糞エピソードが描かれ続けています。そのため，1100話や2023年最後のONE PIECE，2024年最初のONE PIECEでなにか大きなエピソードであったり，超爽快なエピソードを描きたいのではないしょうか。

単行本では下書きではない状態での掲載となると思うので，二度楽しめて個人的にはうれしいです。

ブルック

【天竜人】ジニーが攫われた理由

前回1097話は，ジニーが攫われたところで終わり，今回1098話はそれから2年後の様子が描かれました。

ジニーは天竜人に目を付けられ，天竜人の”妻”にするために政府に攫われたと明かされました。

ジニーはソルベ王国の町でもべっぴんで評判で，革命軍に入ってからもみんなの憧れの存在。その美貌ゆえに天竜人に狙われてしまったのでしょう。

おそらくですが，ジニーは敵の狙いが自分だとわかった後は，自分を売ることで仲間に手を出させないという判断をしたと思います。

【天竜人の初登場時↓】天竜人の代表格であるチャルロス聖が初登場したときには，道で見かけた看護師を妻とすることを独断で決定。それに逆らう婚約者の男性を銃撃するという横暴を働いていました。

【ベロ・ベティ？】
ジニーが攫われたときは，

「天竜人の”妻”にと政府の船で連れ去られました!!! 部隊は思わぬ横やりで全滅・・・!! 申し訳ありません・・・!!」

と，革命軍隊員による報告が入っていました。

現”東軍”軍隊長のベロ・ベティは，この時はジニーに次ぐNo.2のような存在であった可能性も高く，電伝虫で報告をしたのもベロ・ベティである可能性が高いです。

ベロ・ベティは，桃ひげ海賊団に襲われるルルシア王国へ訪れた際に初登場。その時ルルシア王国の国民たちに対し，

「無抵抗のゴミ共」
「ヒーローは他人事か!!? お前かもしれない!!!」
「立ち上がる弱者を・・・私たちは絶対に見捨てない」

と声を掛けました。

この時の言葉は，ジニーが攫われた際に何もできなかったかつての自分に向けた言葉のようにも聞こえます。

チャルロス聖

マリィ

ジュディ

【ゴア王国の裏で】”トゥミ”の反乱で勝利

ジニーが攫われたのは14年前。トゥミの反乱が劣勢となったのはその2年後，つまり現在より12年前。

12年前は，ゴア王国の”不確かな物の終着点グレイ・ターミナル”に火がつけられ，その住民を革命軍が救い，海上で天竜人の狙撃されたサボがドラゴンに救出された年。

その裏で，南の海サウスブルーの国「トゥミ」の反乱が劣勢に。この国は初登場ですね。

ここでトゥミの援軍に向かったのはくま。イワンコフから，

「よしな!!くまヴァナータ無茶しすぎなのよアレ・・以来!!!」

と言われており，ジニーが連れ去られてからくまは自分を追い込むかのように無茶をし続けていた様子。

くまの援軍でトゥミの反乱は勝利を収めるもくまは，

「おれだドラゴン疲れた・・・船で帰るよ」

と，喜んでいるような様子ではありませんでした。

モンキー・D・ドラゴン

バーソロミュー・くま

【真意】ジニーが帰還

ジニーが攫われて約2年が過ぎたころ，電伝虫にジニーからの連絡が入ります。

「おーいくまちー!! 帰ってきたよ!! 下界・・へ!!」

と，ジニーがマリージョアから帰ってきたという旨の連絡が入ります。しかしジニーは続けて，

「病気になっちゃってさ・・・もういらないって捨てられたラッキー♡」

「みんなにまた会いたかったけど・・・これはお別れの通信なんだ」

「ごめんくまちーウチ・・・もう死ぬんだ気持ちは嬉しいけど・・・絶対に会いに来ないで」

「ドラゴン!!アニキ・・・!! 優しすぎるくまちーをよろしくね・・・」

「そしてくまちー・・・!! ずっと・・・!! ずっと大好き」

とセリフを発し，電伝虫は「ガチャ・・ツー・・・ツー・・・」と途切れてしまいます。

くまはジニーの帰る場所は1つしかないと，ソルベ王国へ飛びます。

この際くまはジニーの言葉を最後まで聞くことなく即座にソルベ王国へ飛んでしまったため，ジニーの「ずっと大好き」の言葉を聞いていません。

かなり辛い運命です。

【難病】青玉鱗

ジニーは，”青玉鱗せいぎょくりん”という病気になってしまい，捨てられたのでした。しかしこの時点では，病名や詳細は不明のままです。

自然光を浴びると全身が青く石のように皮膚が固まってしまうということのみわかっており，ジニーはくまにこのような姿を見られたくなくて「会いに来ないで」と言ったのだと思われます。

【忘れ形見】ボニー誕生

ジニーがここまでしてでも海を渡り，ソルベ王国へ向かったのは，子供が生きていけるようにするためでした。

ジニーと(おそらく)天竜人との間に生まれた女の子で，名前はボニー。

もし自分に何があっても子供が生きていけるようにと，命あるうちに海を渡ってソルベ王国へ辿りついたのでした。

くまはそんなジニーの思いをしっかりと引き継ぎ，男手一つでボニーを育て抜くことを誓いました。

ジュエリー・ボニー

【太陽？】教会の十字架

ここで描かれたくまの教会の十字架ですが，中心に「太陽」のようなマークが描かれています。

くまの父も牧師で，くまの教会は代々バッカニア族が牧師を務めてきたと思われます。

そしてバッカニア族に代々語り継がれる戦士”ニカ”は，”太陽の神”として崇められています。

もしかしたらこの教会は”バッカニア族”のための教会であり，それゆえに代々”ニカ”を信仰しているのかもしれません。

【感動】ボニーの成長

男手一つでボニーを育てることとなったくま。近隣の老人たちの助けも借り，ミルクをあげるのにも苦労するくまでしたが，ミルクをグビグビ飲むボニーの姿に，大食いだったジニーの姿が重なり，涙するくま。

ついにはボニーに「おとーさん」と呼ばれ，号泣するくまでした。

くまは革命軍としての活動を両立しながら，家では男手一つでボニーを養うという生活を送ります。

本当に鉄の檻に入れるくま

老人たちのアドバイスを受け，ボニーの子育てに励むくまでしたが，一部の老人からは，

「寝る時は鉄の檻に!! あなたの巨体で潰れたら大変!!」と言われてしまいます。

冗談かなーと思ったら，くまはボニーの寝床に実際に鉄の檻を付けていました。

【同じ症状】ボニーにも”石”

ジニーの死因となった病気ですが，その病気の特徴である”青い石”がボニーにも発現。

急いで医師を呼び診察してもらうも，その珍しい症状を診たことのある医師はおらず，病気を特定することはできませんでした。

これを受けてくまは，どうしていいかわからないものの，ボニーのそばにいるために革命軍をやめることを決定。

これにドラゴンは「よくわかった後悔なく生きろ」と声をかけ，革命軍も世界中の医者を当たってみることを告げました。

【悪ガキ】父想いのボニー

順調に悪ガキとして育ったボニー(5歳)。町の少年たちと喧嘩をします。

このとき，ボニーは太陽光を浴びることができないため，「外に出れねー吸血鬼!!」と煽られてしまい，玄関ギリギリまで行って飛び蹴りを食らわせ，「行ったろか外!!」と，強気な発言をします。

この様子を見たくまは，

くま：「外は勘弁してくれ・・・!! 玄関先もヒヤヒヤするよ」

と心配します。これに対しボニーは，「ビビりだなーお父さん」と言いつつも，

ボニー：「わかったよ・・・お父さんの悲しむ顔見たくないし」

と，父想いな一面を見せます。これにさらにくまも，

くま：「いい子に育ってェ～～」

と，親バカっぷりを見せます。ほほえましい親子ですね。

【宝石】”ジュエリー”の真意

ボニーは，自身の右目下にできている”青い石”を町の子供たちにバカにされてしまい，気にしている様子。

気にするボニーにくまは，

ボニー：「変なのかな・・・仕方ないじゃん病気だもん・・・」

くま：「その”宝石”が？綺麗だから羨ましいんだな!!」

と，ボニーの石を”宝石”と表現し，元気づけます。

【ジュエリーの真意】ボニーはくまの娘と明かされながら，姓は”バーソロミュー”ではなく”ジュエリー”でした。この”ジュエリー”とは，くまがボニーの石を”宝石”と表現したことに由来するようですね。

【くまの代名詞】”旅行するならどこへ行きたい？”

くまの代名詞でもある「旅行するならどこへ行きたい？」

これは，病気を患ったボニーに言っていたセリフでした。

ボニーは病気のため自然光を浴びることができず，ずっと教会内に閉じこもっている生活を送っていました。そこでくまとボニーは，病気が治ったときのことをよく話していました。

この時くまはボニーへ，「病気が治って旅行するならどこへ行きたい？」と聞いていました。

このセリフは，初登場したスリラーバークでペローナに言っていたり，シャボンディ諸島にて麦わらの一味にも言っていましたね。

【本で見た】ボニーの生きたい場所！

「病気が治って旅行するならどこへ行きたい？」とくまに聞かれたボニーは，

ボニー：「空島」知ってる？
くま：空に島があるのか？
ボニー：そうだよ!! あたし本で見たもん
くま：空は大冒険だな!! ボニーが20歳になってからにするか!! 19歳はどこだっけ？
ボニー：魚人島!!

と，嬉々として答えます。

ボニーは「空島」の存在を本で知り，さらに魚人島の存在も知っていたようです。

【魚人島は行った？】ボニー海賊団は新世界へ進出しているので，魚人島は経由していると思われます。空島は行ったかどうかまだ不明です。

【余談】ここでくまが，「空に島があるのか？」と聞いていることから，くまは空島の存在を知らない様子。

【父の憧れ】太陽に近いからニカがいるかも!!

ボニーは本で見たという空島について，

ボニー：太陽に近いから「ニカ」がいるかも!! そしたらお父さんも楽しみだね

くま：ドンドットット♪ドンドットット♪

と，答えます。

”太陽の神”というワードが初めて登場したのは空島スカイピア編。約400年前のジャヤでの儀式で初めて登場しました。

なので場所でいうと現在の空島に当たりますが，太陽との距離は関係あるのかは不明です。

さらにこの儀式を行っていた時は，まだジャヤは地上にあったため，空島ではありません。

ニカに関する新たな伏線でしょうか。

【残酷】ボニーの寿命

ある日，くまはとある医師から，ボニーの症状は”青玉鱗せいぎょくりん”という難病であると告げられます。

医師によると，”青玉鱗せいぎょくりん”は近年まれに聞く病気だそうで，特徴としては

日光・月光など全ての自然の光で石は広がる
自然光を完璧に防いでも，時間による進行は止められない

さらに治療方法は今(7年前)のところ治療方法はなし。

ボニーの命は持ってあと”5年”。10歳の誕生日を迎えることはないと，残酷は診断結果を告げられます。

とても元気に育っているボニーを見ていたくまは，この宣告を受け入れられません。

ボニーは，医師とくまの会話をこっそり聞いていました。

ボニーには「10歳」というワードが聞こえていたようで，

ボニー：聞いちゃったぞー!! 10さいって？
くま：10歳!? 何が？
ボニー：「10さい」って聞こえたよ!! あれ？少し泣いてる？あたしの話？
くま：ああ・・・10歳・・・10歳で・・・!! お前の病気だがボニー・・・!! あの医者め10歳になるまでは治らないっていうんだ!!
ボニー：え？
くま：そんなにかかるのかって・・・!! 私は落ち込んでた所だ!!
ボニー：あたし!! 10さいになったら治るの!? お父さんといっしょに旅行に行ける!?
くま：(しまったどうする・・・!!!)も・・・勿論だ!! 病気は10歳で治るぞー!!
ボニー：やったー!!
くま：(どうする・・・!!)

と，純粋な希望に満ちた目でくまを見つめます。

とっさに嘘をついてしまったことで，ボニーは10歳になったら治ると信じ込んでしまいます。

これからくまはボニーに真実を話すのかどうか，どのように伝えるのか，とても悩ましい状況になってしまいました。

【悪夢再来】ソルベ王国を襲う悪政

ボニーの病名が判明してから1年後，現在より6年前。

ソルベ王国に再び悪夢が襲い掛かります。

これより16年前(現在より22年前)，ベコリ王は，天上金の支払いに貢献できないソルベ王国南部を切り離し，「南部の人々を自由に使ってよい」という法律を制定。

しかし，当時はまだ自勇軍だったドラゴンとイワンコフの介入により国王は折れ，「奴隷政策」は破棄されました。

これでベコリ王は懲りたかと思えたが，その16年後に再び悪政を実施。

国の足手まといを燃やし，人を大量に殺し始めました。

愛するジニーとの別れ・死，娘ボニーの残酷な運命，故郷を虐げる悪政。様々な面からくまへの悲劇が降り注いでいます。

くまとボニーには，ジニーの分まで絶対に幸せになってほしいと思います。

1098話まとめは以上です！ご覧頂きありがとうございました

これからも「ONE PIECE なんでも一覧」をよろしくお願いします。

【ONEPIECE 1098話〝ボニー誕生〟】ネタバレ・感想・考察！難病”青玉鱗”・”ジュエリー”の真意

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